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2018/06/12
男女W優勝戦 第42回サンケイスポーツ杯

【優勝】藤崎小百合(4304・福岡)



「男女W優勝戦・第42回サンケイスポーツ杯」の最終日は、先に行われた男子の優勝戦(11R)に続いて、オーラスの12Rに女子の優勝戦が実施された。なお、水面コンディションは、北寄りのホーム側「向かい風」が「5m/s」前後に対して、順目の「下げ潮」が「20cm/s」という絶好の条件下でスタートが切られた。

レースの方は、トップS(0.13)で飛び出した藤崎小百合(5号艇)と、カド発進だった武藤綾子(4号艇)がいいダッシュを乗せてきた。スリット後に伸びた武藤が捲りで攻めたが、松瀬弘美(2号艇)の抵抗に遭った上に、落合直子(1号艇)も必死の応戦。そのため武藤は大きく飛び、インから先に回った落合の旋回もかなり膨れた。

その激しい競り合いによって1Mは「ガラ空き」となり、武藤マーク位置で“絶好の展開”が到来した藤崎が「捲り差し」から浮上。さらには、いち早く引いて差した寺田千恵(3号艇)も、バックストレッチの内側を伸び上がった。

藤崎は、続く2Mで内へ切り返した寺田を冷静に捌いて先行。最終の3周2Mでターンが漏れ、ゴール前は寺田に肉薄されたが、何とか先頭でゴール。寺田は2着惜敗。松瀬と笠野友紀恵(6枠)による熾烈な3着争いは笠野が制し、3連単の「5-3-6」は万舟決着(14,070円・41番人気)という“波乱”で幕を閉じた。

さて、冷静沈着なレース運びで「V」を飾った藤崎は、当地通算4回目の参戦にして、江戸川「初優出&初V」を達成。機歴的にはややパワー不足と思われた「57号機」を上位級まで押し上げた「調整力」は賞賛に値するとともに、「今節は以前より水面を乗れましたし、イメージが変わりましたね」と、江戸川に対する苦手意識も払拭できた様子だった。

その藤崎は、これで蒲郡・宮島に続く今年「3回目」の優勝。加えて、びわこで3月に開催された「G2レディースオールスター」でも“準V”と、今まさに充実期を迎えている。真夏の祭典(桐生・G1レディースチャンピオン)での活躍も楽しみだし、今の好ペースを保てれば、初の大一番(年末のG1クイーンズクライマックス)の出場も叶うはずだ!





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