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2022/12/09
第41回東京スポーツ杯
【優勝】西村拓也(4397・大阪)
得点率制の4日間シリーズ「第41回東京スポーツ杯」は、節間を通して水面コンディションに恵まれ、日程通りの12月9日(金)にファイナルの優勝戦が行われた。
なお、短期決戦を席巻して「シリーズリーダー」の座に君臨したのは、追配で急遽参戦してきた西村拓也。初日メインの「江戸川選抜戦」を気迫満点の「2コース捲り」で制して波に乗ると、その勢いのままV戦のポールポジションを獲得した!
その他、地元の東京支部からは大将格の齊藤仁と、当地「フレッシュルーキー」の金山立樹がベスト6入り。さらに、前節V機のパワーを引き出した松本博昭に、池田雄一&長野道臣の静岡支部勢がファイナルに勝ち残った。
そして、迎えた優勝戦は穏やかな「追い風」に対し、順目の「上げ潮」という好水面でレース開始となり、大外の長野が若干後手を踏んだ以外、他の5名はほぼ横一線でスリット線を通過。なお、1Mはセンターから「全速捲り」を打った松本に対して、インの西村が応戦気味に回ったため、両者とも旋回がやや膨れ気味に…。
その結果、絶好の「差し場」が開いた4カドの池田が差し込んでバック線の半ばで西村とラップ状態に持ち込んだが、西村は続く2Mで鋭角差し一閃。2周目のホームストレッチで池田に艇が掛かった西村が、2周1Mを先取りして先頭に躍り出た!
その後も、西村に対して池田が必死に食い下がったが、西村が2周の2Mをスムーズに先マイした時点で「V」を確定的なものにした。後続は池田がそのまま2着に入り、松本が3着でゴールした。
さて、直前の若松で今年「4回目」の優勝を飾って江戸川に乗り込んで来た西村は、前検日の時点から「今節は何が何でも優勝するつもりで来た!」と決意表明。実際、予選での「集中力」は非常に高く、レースぶりにも一切隙がなかった。なお、自身の機力評価は「中堅上位」という程度だったが、最終的には「回り足系統」を万全の状態に仕上げた。
その西村、これで当地は「G1戦&G2戦」を含めて「6連続優出」と無類の「安定感」を誇る。「一昨年(2020年)の江戸川があまり良くなかったので、ヘルメットのデザインを波模様に変えたんですよ」と縁起を担ぐと、リズムが一気に好転。「波乗り」が実に達者で、当地の「走り方」も心得ているため、今後も江戸川での活躍は続くはずだ。
なお、「有言実行」の勝利で今年の優勝回数を「5」に伸ばした西村は、来春の「SGボートレースクラシック」出場へ大きく前進。この先は同SGへの出場が「当確」となる「V6」を目指して、年内の残り2節(唐津・蒲郡)も突き進む構えだ!
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