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2024/03/11
第23回日刊ゲンダイ杯
【優勝】三角哲男(3256・東京)
3月11日(月)「第23回日刊ゲンダイ杯」(4日間開催・得点率制)の優勝戦が行われた。
今シリーズも1日中止・順延あった為に当初の予定通りの日程とはならなかった短期決戦。得点率制でV戦6枠の座をかけて争われた予選は水面を知る地元勢の躍進が目立ち、ファイナル4つの枠を東京支部の選手達が占めた。
桑原・佐藤の両名が得点率トップタイに並び、勝利数で上回った桑原が1号艇。約3年振り・5度目となる当地Vを目指して選手代表が最後の大仕事に取り掛かったわけだが、あの「鉄人」が黙っていなかった。
良機・10号を獲得して、初日「江戸川選抜」の快速攻劇から今節スタートした三角哲男。前操は地元大池がこの良機を使用したが、日によってムラのある気配。三角も似た様な感じで、初日快速攻決めたとは言え直線気配は甘い方。
しかし2日目には大分足色改善して好気配と言えるものに…。だったが安定板着いた開催3日目の後半はまたしても足落ち感あり。優勝戦ではしっかり調整当てられるかどうかが気がかりだったが、さすがの「哲腕」ぶりを発揮した。
優勝戦の時間帯は風速5m前後の追い風に、流速70cmの上げ潮。風と潮流が同じ方向で安定板はなし。イン水域がかなり有利と言える水面のはずだが、当地実績豊富な三角は展示から一人違う気配。
S展のスリット加速感は良好、周回も1M・2Mともに中々の力感が見えるターン。優勝戦にはバッチリ調整当てて来たと言うのが、しっかりと伝わる展示航走だった。
本番は展示気配ままに、良質なスリット足から.11のトップスタート。イン桑原は.12で続く好発進を決めるも、山崎(3枠)が立ち遅れて三角に圧倒的優位な隊形。桑原は伸び少し犠牲にして乗り心地求めた分か三角の猛攻は止め切れず。
颯爽とカド捲りを決めた三角があっという間に先頭へと躍り出た。捲られながらも意地の1Mからバックで三角を追走の桑原、Sは完全に凹んだ山崎が1周2Mを巧みに抜け出して3着優位に。優勝戦前迄は三角を一つ上回るV数(9回)の山崎がここは技を見せた。
1周目が終わる頃にはおおよそ上位3人は固まり、着順変わることなく残り2周を完走。結果4−1−3(82.5倍・33番人気)で決着して、三角の当地9度目のVで閉幕となった。
ここ最近ムラがある10号に最後の大一番ではしっかりパワーを備えた三角。調整・レース捌きで「哲腕」振りを魅せて通算では94回目の優勝となった。現行エンジン初卸し節以来(23年5月・ゴールデンカップ)の当地V掴んだ三角が控える大舞台は4月の「マスターズチャンピオン」だ。まずは次節の多摩川→三国と続く一般戦を戦い抜く。そして熟練の巧腕が集う「名人戦」でも「哲腕」を発揮で躍動してくれるだろう。
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