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2024/02/07
創刊55周年第23回夕刊フジ杯

【優勝】片岡雅裕(4459・香川)



2月7日(水)「創刊55周年 第23回夕刊フジ杯」(4日間開催・得点率制)の優勝戦が行われた。
昨年「チャレンジカップ」を制し2年連続でSGウィナーの称号を得た片岡雅。すっかり最高峰の舞台でもおなじみの存在となっていたが、この優勝戦では当地初Vはおろか、関東の場においても初タイトルが懸かる一戦だった。
江戸川でも指折の良エンジンの一つ、10号機が今節の相棒となった片岡雅は初日の気配から軽快。「江戸川選抜」の6号艇から3着を奪取し、質の良いスリット足と安定した回り足で道中の強さを見せた。
そこからは予選を怒涛の3連勝で突破。開催2日目が降雪による視界不良で中止・打ち切りとなり予定していた「記者選抜戦」の1号艇が幻に。それでも予選最終日に決めたピンピンで得点率トップへ。
10号機の特色は出足だが、何と言っても質の良い伸び足も呼び込める事が優良機たる所以。片岡雅も節が進むにつれ、高いレベルでバランスが取れた脚質に仕上げて来た。
その足と腕でファイナルの1号艇に構えた片岡雅だが、脅威は何と言ってもエース機・11号駆る酒見の存在。今節はダッシュ戦から捲り2本と超抜機の伸び気配は抜群で、S展スロー枠からでもやはり優位に映った伸び足。
そんな酒見の一手から荒れる展開も予想されたわけだが、SGタイトルを2年連続で手にした男は違った。本番Sをコンマ12のトップタイミングで決めると、僅差で2番手Sだった酒見が2枠の山田に半艇身程出る形で艇を寄せた。
コツンと艇が接触して不利な隊形になった山田がすぐさま引き、片岡雅にとっては壁が手薄に。酒見が捲り差しの恰好で切り込もうとしたが、SGウィナーは全く動じなかった。
1Mで先手打つとあっという間に後続艇を引き離して独走状態に持ち込んだ。まざまざと格の違いを見せ付ける旋回力で一気に突き放した片岡雅は残りの周回も一人旅。
後続は1周1Mですかさず握って、引き波のない所を走った加藤。1周2Mで酒見を差し返して片岡雅の後ろを陣取り、唯一地元勢でファイナルまで駒を進めた加藤が意地の2着確保。追いすがる津久井・三嶌から酒見が3着を守って結果1−3−4(21.2倍・8番人気)で4日間の短期決戦は幕を閉じた。
当地初V&関東の場での初タイトルとなった片岡雅。これで月末に参戦する当地「68周年」大会へも大きな弾みを付ける事になったが、その前に2月11日から地元・丸亀での地区選を控えている。実力処の同志達によって争われるが、当然SG覇者として優勝候補筆頭に推される大会。自身2つ目となる「G1」タイトルを目指し、まずはホームでの奮闘に期待したい。そして再度戻ってくる江戸川水面で輝く走りを見せて欲しい。





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