4月19日 (金)
自転車のまち稲城杯 第48回サンケイスポーツ杯

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誰が勝ってもデビュー初優勝!月兎ソースカップ

2017年11月17日〜2017年11月20日
優勝者:4535北山 康介(東京)

4日間の得点率制で争われた「誰が勝ってもデビュー初優勝!月兎(げっと)ソースカップ」は、20日(月)に優出6名全員が“初V”に挑戦するラストバトルが行われた。 その最終日の開催は真冬並みに気温が低下したが、風の方は非常に穏やかな一日。優勝戦の時間帯もホーム追い風が「2m/s」に対して、順目の上げ潮が「40cm/s」という絶好の条件だったが、レース直前に大型の航行船が通過。それによって、微妙に「うねり」が残存する水面でのレース開始となった。 そして迎えたレースだが、大外発進の重木輝彦(6号艇)が“激熱”のトップS(コンマ02)で飛び出したが、渡部悟(2号艇)を除いた4人も「ゼロ台」の鋭発を決めてきた。 そして、1周1Mは遮二無二捲って出た重木に対し、インの小坂宗司が応戦気味に先マイを果たした。しかし、スリット後に伸びて好隊形を築けていた北山康介(3号艇)が鮮やかな「捲り差し」一閃! うねりが残るバックストレッチを豪快に伏せ込むと、2番手追走の小坂との差を広げ、続く2Mをミスなく回した時点で“初V”が確定した! 2着には、そのまま小坂が入線したが、3番手だった重木は2Mでボートが暴れて、内をすくった渡部が浮上。しかし、機力に勝る重木は2周目のホームストレッチで渡部に迫ると、次の2周1Mで渾身の「差し」を捻じ込み、渡部を再逆転して3着に入った。 なお、重木の“弾丸ショット”によってスリット後に絞られた後藤隼之(5号艇)と小羽正作(4号艇)の2者は、1周1Mで後方に置かれて出番がなかった…。 さて、自己通算「17回目」のファイナル進出にして、念願の初Vを勝ち獲った北山は、今開催唯一人の「A1レーサー」。しかも舞台が“地元水面”ということで、絶対的な主役候補として、戦前から大きな期待を背負うシリーズだった。 優勝戦前日のインタビューでは「上位あるし、今節はいけるかも!」と、軽妙な口調で自信を口にしていた北山。「地元の中で一番相性がいいですね」と言う当地は今回が「7回目」の優出で、初めて優勝戦に乗ったのもここ江戸川。彼にとって「聖地」とも言える“ドル箱水面”で見事栄冠を掴んだ! その北山は、来期(1月1日以降)は「A2級」からの出直しを強いられる。前期は「苦しかった。レースも恐々乗ってました」と言う通り、事故点超過による“B2級陥落”のピンチを紙一重のところで耐え凌いだ。「自分は冬場の方が調整も合うし、得意なんですよ」ということで、今の時期はまさに“稼ぎ処”。次回の当地戦(年始の新春金盃)でも活躍は必至だ! 一方、2節連続のV戦1号艇で、またしても無念の“銀メダル”に終わった小坂にとっては、ジカ外の渡部がやや非力で「裸のイン」になったことが痛かった。しかし、大阪支部でも屈指の“速攻肌”で潜在能力も十分。初V奪取は時間の問題だろう。




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