4月17日 (水)

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ゴールデンカップ

2018年4月27日〜2018年5月1日
優勝者:3822平尾 崇典(岡山)

6日間制(2準優・同枠戦採用)の「関東地区VS中国・四国地区・第41回デイリースポーツ杯」は、2日目の最終12Rが降雪による視界不良のため中止・打ち切りとなったが、日程通りの1月26日(金)に優勝戦が行われた。 なお、予選を7戦して「6勝&2着1本」という圧倒的な強さでトップ通過を果たした平尾崇典は、5日目の同枠戦と準優戦も逃げ切って連勝。“準完全Vペース”を保ったままファイナルの1号艇を獲得したが、その平尾を含めて中国・四国勢の優出者は「3名」で、対する関東勢も同数の「3名」がベスト6に進出した。 その最終日は、ホーム「向かい風」がやや強く、5R以降は安定板が装着されたが、全レースが順目の「下げ潮」ということが幸いして、水面が極端に荒れることはなかった。 そして、迎えたレースの方は、全艇のスタートが「コンマ20台」と優勝戦にしては遅めのスリットだったが、チルトを「2度」に跳ね上げて、一か八かの「伸び仕様」で臨んだ渡邉和将(5号艇)が、スリット後にグッと伸びて内を絞りに出た! そのまま渾身の捲りで攻めた渡邉だったが、インの平尾には後一歩のところで届かなかった…。平尾は、渡邉を受け止めて力強く先マイを果たすと、バック線で後続艇を引き離し2Mを悠々と先取り。この時点で平尾の「V」が確定的となった。 なお、平尾に併せられた渡邉の旋回が膨れ気味になったことで、大外から捲り差した山田亮太(6号艇)と、小差しで凌いだ原田篤志(2号艇)による2着争いとなったが、2Mで原田を冷静に捌いた山田が2着。渡邉の追撃を抑えた原田が3着に入線した。 さて、2日目の後半から「7連勝」で“準完全V”を飾った平尾は、前回戦(昨年7月のG2江戸川634杯)で優出(3着)した「31号機」との再タッグだったが、前検日に「その時とはペラの形が全然違ってガッカリですよ…」と苦々しい表情を浮かべていた。 結局、最後まで納得のコメントは聞かれなかったものの、確実に「上位級」の見立てができる舟足には仕上がっていた。そして、何よりも“江戸川の鬼”に相応しい的確なハンドルワークを駆使して、他の選手に付け入る隙を与えなかった。 さらに、江戸川での通算V回数を「5」に伸ばした平尾は、当地の一般戦において「15連続優出」ともなった。「江戸川は地元と思って走ってますからね」と言う通り、平尾にとっては、地元の児島に匹敵する思い入れの深い水面で、力の篭ったレースを毎回見せてくれている。 ただ、昨年6月の当地「62周年」では、エース機「17号」とのタッグでV戦の1号艇を獲得した平尾だが、まさかの「S遅れ」で千載一遇の大チャンスを逃している…。それだけに、2018年度こそ“悲願”とも言える江戸川での特別タイトル奪取を期待したいところだ。




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