4月20日 (土)
自転車のまち稲城杯 第48回サンケイスポーツ杯

ホーム/過去データ/過去のレース結果/優勝戦結果

関東地区VS九州地区 第37回東京スポーツ杯

2018年11月21日〜2018年11月26日
優勝者:4061萩原 秀人(福井)

4日間シリーズ(得点率制)の「ういちの江戸川ナイスぅ~っ!カップ」は、節間を通して水面コンディションに恵まれ、日程通りの11月15日(木)に優勝戦が行われた。 なお、シリーズ前から“2強”として大きな期待を集めていた守田俊介・笠原亮の両者はともに予選で敗退…。代わって、“超抜パワー”を誇る「61号機」の後ろ盾を得た萩原秀人が緩みなくポイントを積み重ねて、V戦の1号艇を獲得した。 そして迎えた優勝戦は、緩やかなスタンド側からの東風(右横風)に対して、下げ潮が「20cm/s」という絶好の水面コンディションの下で開始となり、断トツの1番人気に支持された萩原が、インから快心のトップS(0.07)を決めてきた。 加えて、内堀学(2号艇)と長谷川雅和(3号艇)も「好S」で続いたため、「カベ役」がしっかりした最高の隊形になった萩原は、スリット線を越えてからも力強く舟足を伸ばし、1Mを豪快に先取り。そのまま、バック直線で後続を一気に突き放して、早々と「V」を確定させた! 萩原が“圧勝”したため、焦点は「2着・3着争い」に絞られたが、1周バックは一番差しの内堀と、外をツケ回った長谷川でラップ状態に。長谷川に対して「内有利」の形になった内堀は、続く2Mで二番差しから内々を突いて来た藤岡俊介(4号艇)を冷静に捌いて2着を確保。 一方、1周2Mで2艇(藤岡と6号艇の深水慎一郎)を回す形になったことで、一旦は4番手に後退した長谷川だったが、2周1Mで握った藤岡の内を差し込んで3着に入線した。その結果、スロー枠の3者が上位着を独占したことで、3連単の「1-2-3」は「890円」という大本命決着(1番人気)で幕を閉じた。 さて、インから圧勝した萩原は、2月の丸亀・7月の唐津に続いて今回が今年「3回目」の優勝。また、当地では2009年7月(東京中日スポーツ杯)以来「2回目」の“V”で、当地での優出自体も同年10月(ラリーズカップ)以来と超久々だった。 ちなみに、萩原は「風」と「潮流」が対峙した際に生じる江戸川特有の「うねり」を大の苦手としているが、「今節は水面が良くて、本当に助けられました」と1節間を通して静水面でレースができたことで、彼本来の「スピードターン」を存分に繰り出すことができた。 さらには、もう正真正銘の“エース機”と断言してもいい「61号機」も、猛烈に噴きまくっていた。それにより、3周回を軽妙に駆け抜けたV戦では、現行のモーターのレコードタイム(1’49”0)をも更新。当地では夢の「48秒台」に迫るほど、ボートは力強く前へ進んでいた! 今後の萩原は、児島(一般戦)を走った後に、地元・三国のG1戦(65周年記念)が控えている。そして、年末の住之江「グランプリシリーズ」出場も濃厚だ(※現在の賞金ランクは50位)。この先も「高速ターン」を武器とする福井支部の“スピードキング”の走りに注目しておきたい!




レース結果はこちら