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優勝戦結果

2018/11/21〜2018/11/26
関東地区VS九州地区 第37回東京スポーツ杯

台風20号の影響で24日(金)が中止・順延となったため、予定より1日遅れの26日(日)にV賞金「200万円」を懸けた優勝戦が行われた。 なお、初日の2走目(江戸川選抜戦)からの“5連勝”で予選トップ通過を決めていた市川哲也は準優戦(12R1枠)を2着で、V戦は3枠回りになった一方、予選2位通過だった白井友晴は、準優戦(11R1枠)を逃げて快勝。その結果、白井がポールポジションを獲得したが、その他にも江戸川巧者が大挙集結した“激戦必至”のラストバトルとなった! また、今節の2日目以降は全般に南風が強く「波乗り勝負」の度合いが高いシリーズだったが、最終日もその南風が若干強く吹く一日に。そのため、3R以降は安定板が装着されたが、優勝戦は追い風「5m/s」に対して、順目となる「上げ潮」が「40cm/s」というまずまずの水面コンディションだった。 そして迎えたレースの方は、川崎智幸(2号艇)から大外の土屋智則(6号艇)までの5選手が、いずれも「コンマ09~11」の好スタートを決めてきたのに対し、1番人気を背負った白井友晴(1号艇)だけが若干後手を踏む形(コンマ17)となった。 しかし、スリット後は白井が脅威の“伸び返し”を見せた。1Mに到達した時点で他艇より前に躍り出ると、全速捲りで攻めた市川哲也(3号艇)と細川明人(4号艇)を意にすることなく、丁寧に1Mを先取り。的確に差し込んだ川崎もバック線で一気に突き離すと、早々と白井の「V」が確定した! よって、焦点は「2・3着争い」に絞られたが、2番手順走の川崎が、内々を突いてきた植田太一(5号艇)を冷静な「抱きマイ」で交すと、市川も植田をキッチリ捌いて3着を確保。その結果、スロー枠の3者が上位を独占。3連単の「1-2-3」は「1,120円」という本命決着(2番人気)で幕を閉じた。 さて、見事人気に応えてV賞金「200万円」を獲得した白井は、今年2月の福岡以来、通算では「15回目」の美酒。結果的には、予選で“無双状態”の強さを誇っていた市川が準優2着で、1号艇が転がり込む「ツキ」も味方したが、白井自身が「本当に足は素晴らしいです!」と絶賛したモーター(64号機)の噴き上がりは実に強烈だった! その白井は、前回の当地戦(昨年11月・まねきの湯カップ)の予選最終日に非常識なF(+0.05)を犯して、即日帰郷の憂き目に遭っていることから、「前回のことがあるので、Fはしないように…。しっかり(ゾーンに)入るSを行きたいです」と予選道中から「S」には相当気を遣っていた。 それでも、別格の“節イチパワー”を信じた「一走入魂」のレースでポイントを積み重ねると、大一番でも重圧に押し潰されることなく栄冠を勝ち獲って見せた。 なお、当地における優勝は2000年4月以来、18年4ヶ月ぶりと“超久々”の白井だが、自己通算15Vの内、江戸川で「3V」をマークしており、若手時代から当地ではコンスタントに活躍してきた。なお、ここ1・2年は調子を少し落としていたが、今期は現在のところ「A1ペース」と復調ムード。今回の優勝を足がかりに、さらなる飛躍を期待したいところだ。
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