11/11(月)

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BOATRACE 江戸川

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優勝戦結果

2018/07/08〜2018/07/13
関東地区VS東海地区 第42回東京中日スポーツ杯

準優同枠戦を採用した2準優制の6日間シリーズだった「第18回日本写真判定杯」は、初日の11Rと12Rが強風高波浪のため中止・打ち切りとなったが、開催日を順延することなく、日程通りの30日(水)に優勝戦が行われた。 なお、予選トップクリアを果たした中田友也は5日目の準優(11R)が2着で、V戦は3枠回りになったのに対し、2位で通過していた岡村仁は、準優(12R)を一気に逃げ切って快勝。その結果、当地周年ウイナーの岡村がV戦の1号艇を獲得。その他、前記した中田とともに、高田明・渡邊裕貴の「107期トリオ」が揃ってラストバトルに名を連ねた。 そして迎えたレース本番は、緩やかなホーム「追い風」に対して、順目となる「上げ潮」が「30cm/s」という絶好の水面コンディションとなったが、トップS(0.11)で飛び出したのは、カド発進だった楠原正剛(4枠)。内枠の岡村(1枠)と高田(2枠)も「1艇身残し」のSを決めてきたが、カド受けの中田(3枠)が多少立ち遅れたため(0.21)、ダッシュが付いていた楠原はスリット後もグイグイ伸ばして行った。 楠原は、そのまま一気に絞って中田と高田を飲み込むと、インの岡村にも抵抗の余地を与えず、快心の「捲り」が炸裂。バック線では後続艇を引き離し、残る5回のターンをしっかり回し切って、先頭でゴール板を駆け抜けた! 一方、楠原をマークする位置にいた渡邊裕(5枠)は、高田に行き場を遮られ、小回り旋回で残した岡村と、ブイ際をズバっと差し込んだ伊藤誠二(6枠)による次位争いになったが、2Mで伊藤を冷静に捌いた岡村が2着。伊藤は3着に入線した。 さて、2008年5月(福岡)のデビューから区切りの10年目にして“初V”を勝ち獲った楠原は、前節(スカッとさわやか杯)で「当地2連続V」を飾った遠藤エミと同じ「102期生」(他に前田将太・上野真之介・山田康二など)。初優出は2012年2月の尼崎だったが、自身「11回目」のファイナル進出にしてついに栄冠を掴んだ! その楠原は、水面コンディションが悪かった初日のダッシュ枠2走(4枠&6枠)で“連勝”して一気に好調の波に乗った。「(1Mにうねりが生じやすい)福岡をいっぱい走らせてもらっているので、波は大丈夫です!」との言葉通り、タフな江戸川水面を豪快に乗りこなし、予選道中からアピール度の高いレースで江戸川のファンを大いに沸かせた。 さらには、スロー枠(1~3号艇)では未勝利だった一方、連勝した初日を含め、V戦までのダッシュ戦(4~6号艇)においては「4戦4勝」と、今節の楠原は“カマシの鬼”だった。モーターが完全に「伸び型」ということもあって、その特性が最大限に生かせるカド枠(4号艇)に収まったことが“最高”の結果を生み出した。 なお、今回がまだ「3回目」の参戦と、ここまで当地の出場機会は少なかったが、「前回もいいモーターが引けましたし、何だか相性はいいみたいですね」とのこと。今後も楠原らしいセンター&アウトからのダイナミックな攻撃を武器に、更なる躍進を期待したいところだ。
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