12月19日 (水)
月兎ソースカップ

ホーム/総展望

月兎(ゲット)ソースカップ / 12月15日〜12月19日

節全体の展望・注目の選手

当地戦で勝負強い黒崎竜也一宮稔弘に注目!

安定感十分の松本勝也天野晶夫もVを争う!




3931
黒 崎  竜 也

3788
一 宮  稔 弘

3621
天 野  晶 夫

3529
松 本  勝 也

3582
吉 川  昭 男

4445
宮 地  元 輝


次回開催は“得点率制”の5日間シリーズで争われる「月兎(ゲット)ソースカップ」。12月15日(土)に初日を迎え、優勝戦は19日(水)に行われるが、その最終日には、いよいよボートレース住之江において「グランプリシリーズ」も開幕する。

さて、計「7名」が参戦を予定しているA1レーサーの力量は拮抗しているが、まず“V候補”として名前を挙げておきたいのは、当地通算「V3」の黒崎竜也と、「V4」の実績を残している一宮稔弘の2選手だ!

まず黒崎は、「自力タイプ」の“捲り屋”でスタートも速い部類に属するが、パワーでなぎ倒す“快速戦”が最大の武器。「整備」+「調整」は非常に熱心で、その引き出しも多く、上位機を引ければ“鬼足”は確約。仮に中堅モーターを引いても、上位に近い足を引き出してくることも多い。

その黒崎は、前走地の三国で手痛いフライング。それでも、「F」を1本抱えた程度で怯むタイプではないし、荒水面も全く苦にしない。よって、事故なく走り抜ければ、シリーズリーダーの座を争うのは必至だろう。

一方の一宮は、根っからの“速攻派”で過去1年間の平均STが「0.14」と優秀なことに加えて、爽快な「捲り」を基本に角度の付いた「捲り差し」も威力十分。勢いに乗ると1着を量産してくる。

江戸川では直近の2節こそ低調機を引いて大苦戦を強いられてしまったが、年1回ペースの参戦の割に“V確率”は高く水面相性は良好。冬場に強烈な追い風が吹いて波が出ることの多い鳴門育ちとあって、荒水面にもしっかり対応してくる。近況も前節の多摩川で優勝を飾っており、絶好のリズムで乗り込んでくる。

そして、愛知支部の天野晶夫は、昨年3月の「日刊紙BR記者クラブ杯」以来、1年9ヶ月ぶりの参戦だが、その前回戦では「オール3連対」の快走で予選トップ通過を果たすと、ラストのV戦も横綱相撲の「イン速攻」で圧勝して“当地初優勝”を飾った。

なお、快速率は決して高くない天野だが、低調なモーターを引いた場合でも、粘り強い調整で最低限の足は引き出してくることが多い。硬軟自在なハンドルワークを駆使して、今シリーズもV圏内に食い込んでくる可能性は高い。

兵庫支部からは“技巧派”の松本勝也を筆頭に、来期のA1級復帰が確定している向所浩二、そして、当地では毎回気合十分のレース運びで好勝負を演じている重木輝彦の3者が参戦してくる。

まず松本は、実に47期(22年間)にわたってA1級の地位を守り続けている“安定感の塊”。派手に捲って行くシーンは少ないものの、展開の読みに秀でた“捌き巧者”で3連対率は常に高く、舟券への貢献度は絶大だ!

よって、戦法的には「伸び」より「回り足」が生命線となる松本だが、当地は参戦機会があまり多くない中でも「5優出」を記録しており、江戸川通算勝率(6.95)も今回の出場選手の中でトップだ。意のままに舟をコントロールできる状態にあれば、堅実にポイントをまとめて、ベスト6入りまでは堅いはずだ。

松本とは対照的に、向所は“1M一発回答”のレーススタイル。求める部分も「行き足」+「伸び」で、4カドは「差し」がセオリーになりつつある現在でも、カドから豪快な「絞り捲り」を放てる剛腕の持ち主だ。当地は約3年ぶりとブランクが長いものの、過去にはV実績もあり、極端に水面が荒れない限り、戦力ダウンはないだろう。

そして、最大の“注目株”はA2級の重木。「江戸川は得意水面です!」と自信満々に言い切るだけに、当地では自身“初優出”を果たした他、現在も“2連続優出中”としっかり結果を残している。ただ、前回戦(10月のメルマガ会員ご招待カップ)では、V戦の1号艇を獲得して千載一遇のチャンスだったが、1周1Mで無念の転覆失格に終わっている…。

よって、重木にとっては、すぐに廻って来た絶好の雪辱戦。当地の調整は手の内に入れており「伸び」を引き出す手腕に長けている。悲願の“初V”へ初日から全力で開幕ダッシュを狙い、V戦の好枠を目指したい5日間になってくる!

前記した向所と同期(70期)の吉川昭男も、一般戦が舞台なら“格上”と言える実力者。当地は通算「10優出」を記録しているが、今回は約2年ぶりの参戦。以前に比べると波は乗れなくなったものの、“昔取った杵柄”で水面自体は無難に乗りこなしてくる。ただ、普段は「スロー水域」を主戦場としているため、枠なり進入が基本の当地では、ダッシュ位置からの「S」が課題になってきそうだ。

佐賀支部の宮地元輝も、波に乗ると“無双モード”に突入する強攻派で、10月以降は前期末の桐生に続いて、2節前の福岡でも優勝した他、近況は“優出ラッシュ”と絶好調。最近の当地戦の成績は一息だが、本来はV経験もある得意水面の1つ。調整の方向さえ見誤らなければ好勝負が期待できるし、波が出ても豪快に乗りこなしてくる。

そして、宮地に続く九州勢では、福岡支部の出畑孝典新開航がスタンバイ。出畑は現在4期連続でA2級だが、G1ウィナーであるとともに、SG戦でも優出経験のある実力者。近年は往時の切れ味を失っている印象を受けるが、まだまだ老け込む年ではない。江戸川の水面とも相性は良く、モーターがある程度の域に仕上がれば上位争いをしても何ら驚けない。

118期生の新開は、デビュー4期目にA2級へ駆け上がった期待の星で、今年は1月の芦屋で“初V”を達成すると、先月の福岡で2回目の優勝を果たした。当地は過去に2節走り、ともに難水面に翻弄されてしまったが、成長を遂げた今なら期待十分だろう。

その他、SGウィナーの中村有裕や、波水面になっても臆せず握って回れる川上聡介も、好モーターの後押しがあるようだと一気に優出戦線へ浮上してくる。年が明けるとA1級に復帰する中村は、全盛期のパワフルターンが徐々に復活。直近の桐生で「F」を付けてしまったが、今シリーズも鋭い攻めで存分に魅せてくれるはずだ。

また、地元の東京支部からは、当地常連のベテラン・渡辺豊と、「出足系」が仕上がると差し主体にポイントをまとめてくる加藤政彦の2者に期待したい。さらには、来期もB1級と低迷している村田敦も、近況は復調傾向の兆しを見せている。大敗もある反面、強烈な「捲り」に魅力がある村田の果敢戦にも注目したい一節だ!

(※出場予定選手・データは、すべて12月12日現在。)

開催日別 展望
12月19日(水)

最終日
1枠の松本を筆頭に実力者集結のV決戦!

昨日の4日目(予選最終日)は「向かい風」+「上げ潮」からのスタートで、水面は若干荒れ気味。そのため、オープニングの1Rから安定板が装着された。その後、水面コンディションが回復した時間帯もあったが、風向きが不安定だったため、万全を期して安定板は終日装着されたままだった。

その4日目は、1号艇が7勝&2着2本の計「9連対」だった他、スロー勢(1〜3号艇)が計「11勝」と、3日目に続き、内コースが圧倒的に優勢な一日だった。

なお、本日の最終日は南寄りの「追い風」が卓越して、気温もグッと上昇する見込みだが、午後に入ると徐々に風速が強まってきそう。従って、順目の「上げ潮」が止まる9Rまでは、まずまずの水面になりそうだが、逆目の「下げ潮」が流入する10R以降は、風速如何では、波が出る可能性もありそうだ…。

さて、昨日注目された優出争いだが、まず前日の時点で得点率のトップに立っていた松本勝也は、6枠戦だった昨9Rも2着に入線。その結果、「オール2連対」をガッチリキープした松本が自力でV戦のポールポジションを獲得した!

その他、前日2位の一宮稔弘と、同3位タイに付けていた吉川昭男・森野正弘、さらには6位タイに位置していた天野晶夫のA1レーサーが順当にベスト6入りを果たした。

一方、3位タイだった竹田辰也と、天野とともに6位を並走していた重木輝彦が予選敗退となったのに対し、カド&イン戦の2走で見事“連勝ゴール”の出畑孝典が前日の10位タイから5位へ浮上して、逆転での進出を決めた!

その結果、優勝戦は(枠番順に)松本勝也・吉川昭男・天野晶夫・一宮稔弘・出畑孝典・森野正弘の並びとなり、内枠を占拠した松本・吉川と大外枠の森野の3者が“当地初V”を目指すラストバトルとなった。

さて、隙のないハンドルワークを駆使して、ポイントを重ねた松本は兵庫支部きっての“技巧派”で、連日持ち前のテクニックを存分に発揮して、コースや相手関係、そして水面コンディションも不問で、舟券に貢献し続けた。

その松本の相棒は“ワースト級”の「62号機」だが、「中間整備でピストンが交換されていたし、その前にはクランクシャフトも換わってる。ペラの方も半分賭けで前検日に大きく叩いたら、ターン回りがきてくれましたね」と本体が蘇生したことと、ペラ調整による相乗効果で「出足」+「回り足」は完全に仕上がっている!

「今節は色々と勉強になった」とも話していた松本は、「1号艇ですし、(優出メンバーの中でも)優勝したい気持ちは一番です」と静かに闘志を燃やしている。インで「S」が互角に行ければ、好機を逃さず“当地初V”を達成する可能性は高そうだ。

そして、好枠には実績十分の実力者が並んだが、中でも吉川の上昇度が凄い。前検日には下がり気味だった直線が、今や確実に「上位クラス」と言える域に到達。早い段階からの「整備」+「調整」が着実に実を結んでいる。

その吉川は「2コースからツケマイに行く勇気はないしね。松本さんはしっかり回るし、水面が荒れて欲しいね」と荒水面を希望するとともに、1Mは「差し」に決めている様子。「江戸川勝ちたいね。ここで勝てれば、24場制覇の夢も出てくるしね」と言う吉川も、「2コース向き」の波が出ると“当地初V”の目は十分にありそうだ!

中枠の天野・一宮では、天野の「出足系統」は上位クラス。ただ、「自力枠」ということを考えると、攻め切れるまでの「伸び」が不足している印象。よって、天野が優勝するには、積極策に出た上で、続く2Mで勝負を懸ける必要がありそうだ。

一宮は「優勝戦では僕が一番弱いですね」と苦笑い。実際に気温が上昇してきた3日目以降は、足色が若干落ちている感じ。タッグを組む「47号機」のパワー自体も一息で、「カドなら自力で行きたいけど、2番差しになりそう…」と、完全に“他力本願”の戦いになってきそうだ。

そして、外枠の出畑・森野では、「展開が開くことに期待してます。ただ、メンバー的に開かなそう(苦笑)」と言う森野は完全な「出足型」で、水面が荒れて乱戦にでもならぬ限り、3着が一杯かも…。

逆に、3日目から“3連勝”の出畑は勢い十分。「バランスが取れていい。江戸川は最近事故が続いて流れが悪かったけど、元々好きな水面ですからね」と、機力的にもダッシュ勢の中では一番出ている。よって、穴を狙うなら、波乗りが巧く機動力にも長けている出畑の「捲り差し」を推奨しておきたい!
12月18日(火)

4日目
磐石の取り口で松本勝也がトップ君臨!

昨日の3日目は、終日「3m/s」以下の微風が吹く一日ではあったが、「向かい風」+「上げ潮」でポチャ波が立った2Rに安定板が装着された。その後、水面コンディションが回復した7R以降は、安定板を再び取り外してレースが行われた。

その3日目は、1号艇が6勝&2着2本の計「8連対」と舟券に貢献した他、2号艇が「4勝」、3号艇も「2勝」を挙げて、結果的にスロー勢が全てのレースで勝利。配当面でも、本命サイドの決着が比較的多かった。

なお、本日の4日目(予選最終日)は、「上げ潮」の時間帯(1R〜7R)が「向かい風」で、「下げ潮」に変わる後半戦(9R〜12R)は「追い風」が吹く予報。よって、潮と風が対峙する一日になりそうだが、幸い強い風は吹かない見込みで、水面が大きく荒れる心配はなさそうだ。

さて、予選の3日目が終了して、得点率のトップ(9.60)を快走しているのは松本勝也。唯一「オール2連対」を継続している通り、成績自体も文句の付けようがないが、ハンドルワークに一切ミスがない。

その松本は「スリット付近に上積みが欲しいけど、乗り心地はきているので、レースができますね」とのこと。実際、上位機との比較では行き足の部分で少し差が感じられるが、生命線とも言える「操作性」は抜群で、素性一息の「62号機」を限界まで仕上げ切っている印象だ。

なお、本日の松本(9R6枠※1回乗り)は「無事故完走」で優出は当確だが、大外枠からでもスイスイと捌いてくるはずで、「2着以上」なら自力での1位通過も確定する。

続く2位の一宮稔弘も、松本と同様に低調機とのタッグだが、ここまでの奮闘ぶりが光る。ただ、昨日は「想定以上に回転が上がっていなかったです…」と言う通り、昨10Rのイン戦(2着)はキャビり気味のターンになって、加藤政彦の「2コース差し」を許している。

その一宮(4R3枠&11R2枠)は「完全に出足型ですけど、調整が合えば悪くないです」とも話しており、2日目までの状態に戻るかがキーポイントになってくるが、「枠番」と「力量」を考えればベスト6入りは有望だろう。

さらには、吉川昭男・森野正弘・竹田辰也の3者が、得点率「8.00」で3位を並走中。まず、吉川は「出足を落とすことなく、伸びが付きましたね。◎が付く部分はないけど、バランスは取れてます」とのことで、中堅級の「51号機」を大分直している。しかも、本日はスロー枠からの2走(7R3枠&11R1枠)を残しており、この吉川も予選突破が濃厚だ!

一方、森野(3R6枠&12R3枠)と竹田(6R3枠&11R5枠)の山口勢は、中外枠からの勝負駆けとあって、気の抜けない予選最終日となりそうだ…。

この2者では、森野が「出足型」なのに対して、「異常に伸びました。出足に重さはあるけど、グリップするので、今の足でいい!」と言う竹田の“伸び足”は超強力で、森野も「伸びは竹田さんが節イチでしょう」と太鼓判を押していた。よって、竹田は予選をクリアできれば、明日のV戦でも“台風の目”になり得る存在だ!

そして、ボーダー上の6位タイに並んでいる重木輝彦と天野晶夫の両者では、重木が「エンジンがいい人との差を感じますけど、伸び型で中堅上位はありますよ」と話し、自分好みの足には仕上げられている様子。予選ラストは、その“伸び”を生かせるカド戦(8R4枠※1回乗り)だけに、ここは「S」を目一杯張り込んでくることだろう。

天野の方は、重木と対照的に初日の段階から「出足型」の舟足で、気配も安定している。脚質的には「スロー向き」で、本日の内枠2走(6R2枠&10R1枠)も堅実に運んで、予選突破を果たすはずだ。

対するボーダー下(7位以下)の面々だが、一様に進出条件が厳しいことから、逆転での優出はかなりの“狭き門”と言える状況だ…。

それでも、8位タイに付けている松尾基成と、昨7Rをインから逃げ切って一縷の望みを繋いだ出畑孝典(10位タイ)の福岡勢には、逆転突破の可能性を感じる。

松尾(3R2枠&11R4枠)は「3日目は重くて何もなかったけど、エンジンはいいからね。元の状態に戻れば、全体にいい足」と“好足復活”を目指しており、直前の展示気配を注視したいところ。その望み通りに相棒(39号機)のパワーを引き出せればチャンスは膨らむ。

そして、出畑は「出足が上向いて実戦向きになってきましたね」と調整に正解を出してきた。カド&インからの2回乗り(2R4枠&8R1枠)を“連勝条件”という厳しい戦いだが、まずは前半戦に大注目だ!
12月17日(月)

3日目
快速戦士・黒崎がカド&インで“連勝”を目指す!

昨日の2日目は、前日の気象予報(午後に追い風が吹く)とは裏腹に、一日を通して緩やかなホーム「向かい風」の好コンディションの下でレースが行われた。

その2日目は、1号艇が半数の「6勝」を挙げた一方で、中外勢(3〜6号艇)も「4勝」をマークし、決まり手もバラエティに富んでいた。なお、機力の裏付けがないイン艇はあっさりと捲られるシーンも多かった。

さて、予選の2日目が終了して「オール2連対」を継続しているのは、初日選抜メンバーの松本勝也に加え、松尾基成&柴田直哉の福岡両者。

まず、松本は2連対率が「19.1%」と低い「62号機」とのタッグだが、「出ることも下がることもないけど、ゾーンは外していないし、レースはできてますね」と細心の調整を重ねて、同機のMAXパワーを引き出せている様子だ。

それでも“機力上位”の面々とはパワー差が多少感じられる松本。本日は中外枠からの2回乗り(3R3枠&11R5枠)でもあり楽観視はできないが、持ち前のテクニックを駆使して堅実にポイントを重ねてくることだろう。

そして、松尾&柴田の福岡勢では、やはり前節のVモーター(操者:谷村一哉)を駆る松尾の動きが良い。昨日は「伸びを求めたら、ターン回りが重くなった」と再調整を示唆していたが、「調整に反応するし、いいエンジンです!」と手応えは十分。本日の2走(5R6枠&9R2枠)も初日の“好出足”が戻れば、捌いて好勝負に持ち込めるはずだ。

そして、前記した松本と同様に、低調機とタッグを組む黒崎竜也(5R4枠&12R1枠)・吉川昭男(6R2枠※1回乗り)・一宮稔弘(10R1枠※1回乗り)の3者も、「これぞA1レーサー!」という調整手腕を存分に発揮している。

特に「今(昨9R)は良かったです。スローの中では自分が出て行ったし、乗り心地も良かった!」と言う黒崎の舟足は“中堅上位”には到達している感じ。よって、昨日の行き足を維持できれば、カド&イン戦の本日2走はズバリ“連勝”が有力だ!

その他では、先手捲りに出た昨6Rで、一旦は松本に差されたものの、1周2Mで差し返して「1着」をもぎ獲った井手良太と、昨7Rで光る動きを見せていた後藤隼之の両者も足色は絶好だ!

井手は「出足・回り足系の方がいいですけど、スリットも少し覗きましたね」と笑顔が絶えず、「出走表の全国勝率が2点台なので恥ずかしい。頑張らないとダメですね!」と自らに闘魂を注入。ちなみに、その「2点台」に低迷した理由は“事故パン”で身動きが取れなかったことが大きく、本来は果敢な攻めが身上。ダッシュ2走(4R6枠&12R4枠)の本日も“一発”に警戒しておきたい。

一方の後藤(7R4枠&11R6枠)も「ペラで全体に良くなった。ターン回りも良かったですよ!」と、こちらも潜在パワーの高い「24号機」を“本格化”させている。スタート事故に苦しんだ経験から、速い「S」は封印しているが、現状の舟足をキープできれば「コーナー勝負」でも十分舟券に貢献できそうだ。

さらには、昨日も当欄でピックアップした山口支部の森野正弘(4R4枠&9R5枠)&竹田辰也(3R4枠&9R1枠)の両者も、モーターはいい線に仕上がっている。森野が完全な「出足型」であるのに対して、竹田は「チルト1度で伸びた。エンジンがいいですね!」と話している通り、伸び系が一気に上昇。自力勝負が利く“豪脚”に押し上げてきた。

また、当地の“大看板機”が相棒の岸本雄貴(61号機)&北川太一(18号機)の2者もパワーレベルはトップクラス。岸本(2R1枠&9R3枠)の伸びは“節イチ級”だし、北川(4R3枠&11R2枠)も「伸びていたし、後半レースは回転も合っていた」と全ての足が抜群だ。

最後になるが、昨7Rを大外からの「捲り差し」で制した一宮が「スリット後は宇留田(翔平)君が伸びた。僕も中上はありますけど、彼は上位ですね」と絶賛していた宇留田(3R5枠&7R6枠)のパワーも超強力だ!

宇留田自身も「行き足・伸びが良くて十分上位です。乗っていて楽しい!」と気合十分。よって「S」がビシッと決まれば、今節中に悲願の“水神祭”を飾る可能性もありそう。穴党ファンは注目しておきたい存在だ。
12月16日(日)

2日目
森野&竹田の山口コンビがパワーを実感!

昨日の初日は、冬場特有の北西風(向かい風)が時間帯によってはかなり強く吹いた。それに対して、潮回りは風向きと順目の「下げ」基調ではあったものの、瞬間的には風速が「10m/s」を超えていたため、4R・5Rの2レース以外は安定板が装着された他、波が高まった6R以降は2周戦に短縮してレースが行われた。

その初日は、1号艇が「3勝」と“イン受難”だった一方、中外枠勢(3〜6号艇)が計「6勝」と活躍。また、水面は荒れ気味だったものの、ダッシュ位置からの捲りも「3本」決まるなど、「向かい風」がかなり利いていたことで個々の“機力差”が如実に現れた一日でもあった。

なお、本日の2日目は、序盤戦が「向かい風」で、午後に入ると一転して「追い風」へ変化する気象予報が出ている。強い風は吹かぬ見込みだが、引き続き「下げ潮」基調の一日だけに、追い風が少し強まると、波が出る可能性もありそうだ。

さて、昨日注目された初日メインの「江戸川選抜戦」は、吉川昭男(1号艇)が、センターから渾身の「全速捲り」で攻めた天野晶夫(3号艇)を辛うじて受け止め、インから押し切って勝利。

そして、天野と差した松本勝也(2号艇)・一宮稔弘(4号艇)の3者による次位争いを制した松本が2着。天野は一宮に競り勝って3着に入線した。

まさに“薄氷もの”の勝利だった吉川は「ギリギリやったね」と苦笑いを浮かべるとともに、「前半(昨8R)も、少しSを放ったら行かれたしね。いい人には伸びでやられる…」と、舟足には全く余裕が感じられない。

また、吉川は「もう少し乗りやすくなるように調整します」とも話していたが、本日はダッシュ枠からの2走(4R5枠&8R6枠)が控えている。なお、前半戦は、今節「6コース宣言」をしている4枠の新人・久永祥平が大外へ回るため、吉川は「4カド発進」が濃厚。そして、後半の6枠戦だが、前検日に「6コースでは勝てないし、動くかも…」と前付けの可能性を匂わせていた。よって、本日の8Rは「S展示」から進入の動向に注目しておきたい。

残る初日選抜組の5選手だが、水面がかなり荒れていた初戦(昨5R)を大外一気の「捲り」で快勝した天野(本日5R4枠※1回乗り)のモーターが出ている。本人も「足は良さそう。伸びは一緒くらいですけど、出足が特長ですね」と、レース後は納得の表情を浮かべていた。

また、低調機が危惧された松本(6R4枠&12R1枠)・一宮(7R6枠&12R5枠)・黒崎竜也(9R2枠※1回乗り)の3者も、揃って機歴を上回るパワーを引き出している。

さらに、初日の選抜戦は「大外不利」が響いて見せ場なく6着に敗退した宮地元輝も「水を掴んでいたし、全部の足が上向いている。ここからペラを煮詰めます!」と言う表情には自信が漲っていた。相棒の「57号機」は元々ポテンシャルが高く、本日の2走(3R4枠&11R5枠)は気合全開で反撃に出るはずだ!

予選組では、前記した天野と同様に、初戦(昨8R)で「大外一気」を決めた岸本雄貴(6R5枠&11R4枠)のパワーが凄い。岸本自身も「エンジン(61号機)のおかげ。伸びは良さそうですね!」と破顔一笑。60kgを超える「重量級」ではあるが、引き続き“一発”に警戒したいところだ。

その他では、「18号機」が相棒の北川太一も機歴なりに“伸び気配”が光っていたが、それ以上に目立っていたのは、森野正弘&竹田辰也の山口コンビだ。まず、昨11Rのイン戦を制した森野(2R3枠&10R2枠)は新ペラ換わりでのスタートだったが、展示航走の時点から動きが軽快で、「出足」+「行き足」がかなり良さそう。

そして、昨10Rで大外枠から2着に入線した竹田も「ホームで少し伸びたし、ターンも流れないで前に押してます」の好バランス仕様で、本日の2走(5R3枠&11R2枠)も堅実にポイントを加算してきそうだ!

さらには、初日唯一の「2連対発進」を決めた松尾基成(2着・2着)と、2走目に気配が“一変”していた出畑孝典の両福岡勢も仕上がりは上々。特に、前節Vの谷村一哉から「39号機」を受け継いだ松尾(8R1枠※1回乗り)は「板が着いても、何があってもこのまま行く!」と全幅の信頼を寄せており、実際に「出足系」は“上位クラス”だ。

また、前回の参戦時と同じ「68号機」と再タッグを組む重木輝彦(3R6枠&8R3枠)は、5コース発進だった昨3Rを豪快な「捲り」で圧勝と絶好の滑り出し。「展示タイムが出ていたし、(足は)まあまあいいですね」とイメージ通りに新ペラを叩けた様子。“伸び系”がある程度きているし、本日以降も強気に攻め抜く構えだ!
12月15日(土)

初 日
佐賀支部の北川太一が18号機を獲得!

今節は「月兎(ゲット)ソースカップ」の5日間シリーズ(得点率制)。なお、昨日の前検日は「向かい風」+「下げ潮」という好条件ではあったものの、瞬間的には「8m/s」に達する強風が吹いたことで、やや波立つ水面コンディションの下で「航走検査」と「S練習」が行われた。

ちなみに、本日の初日もホーム「向かい風」が吹く気象予報が出ているが、前検日ほど風は強まらぬ見込み。それに対して、潮回りも順目の「下げ」基調のため、絶好の水面コンディションを期待して良さそうだ。

さて、初日メインの12R「江戸川選抜戦」には“一般戦の強豪”として認知されている6選手がエントリーしているが、中でも1号艇に組まれたのは吉川昭男(※前半は8R4枠)。手にした「51号機」は前節の笠井広幸が「オール5・6着」と大苦戦を強いられたモーターだが、吉川が「直線は一緒くらいありましたよ」と話している通り、前検の動きは悪くなかった。

その吉川だが、普段は“スロー水域”を主戦場にしているため「4枠の時はスローに向けるかも。それに6枠の時は(前付けに)動くことも考えてます」と、極力スローから起こしたい構え。初日は枠なりになるはずだが、2日目以降は「S展示」から動向に注目しておきたい。

なお、選抜組でオレンジプレート(2連対率40%以上)のモーターを手にしたのは、天野晶夫(3枠※前半は5R6枠)と宮地元輝(6枠※1回乗り)の2者。ただ、ともに良く言えば「出足型」の脚勢だが、良かった頃の勢いは感じられない。

それでも、宮地は「このエンジンは、新ペラに換わって走れるゾーンに叩かれていない。本体はいいと思うし、良くなる余地はかなりあります!」と自信を見せた。確かに、相棒の「57号機」は前々回の落合純がエンストし、プロペラとギヤケースが交換されて以降、気配が悪い。よって一変の可能性も秘めており、良くなれば選抜戦でも“宮地の一発”があるかも…!?

他の選抜組では、低勝率機と組む一宮稔弘(4枠※前半は7R2枠)と黒崎竜也(5枠※前半は6R3枠)の両者も悪くない手応えだった。いずれも当地実績は豊富で、水面相性もいいし、黒崎は「F持ちですけど、怯まず行きますよ!」と気合も入っている。

対照的に、若干不安なのは2枠の松本勝也(※1回乗り)。「色々考えて調整をしたいけど、エンジンがエンジンやからね…」と苦笑い。現状は少し直線気配が弱く、このまま上積みがないと厳しそうだが、調整の“引き出し”が多い選手で、直前の展示気配を注視したいところだ。

選抜組以外では、2連対率も勝率も断トツの「18号機」を佐賀支部の北川太一が引き当てた。S特訓の直後に話を聞いたところ、「手前は少し重いんですけど、伸びはかなり良かったです!」と“ストレート系”の良さを実感している様子だった。

その北川は、当地初出場だった前回戦(昨年2月のルーキーシリーズ)の最終日に手痛い「F」を切っている。そのため、本人も「とにかくSに集中して、エンジンに頼りながら頑張ります」とのこと。やはりシリーズの序盤は“スタート”が課題になってきそうだが、それでも1枠の初戦(2R※1回乗り)は機パワーでの押し切りに期待したい。

さらには、“伸び系統”が凄い「61号機」を岸本雄貴、前節のV機(39号機)を松尾基成がそれぞれ獲得している。

「伸びは良さそうですけど、(チルトが)1.5度になっていて一撃仕様ですね。枠番に応じてチルトは考えたいです」と言う岸本は、超重量級(63kg)ながら、前検2番時計(6.36)を計測。初戦(8R6枠※1回乗り)で「好S」を張り込めれば、いきなりの“大外一撃”まで考えられる伸び足だ!

一方の松尾は、やや機出しにムラのあるタイプだが、「スリットで覗くし、余裕がある。楽しみなエンジンですよ」と満面の笑みを浮かべていた。初日は中外枠からの2走(5R3枠&11R5枠)が控えているが、上位入線のチャンスは十分にありそうだ。

加えて、高岡竜也(65号機)と中村有裕(35号機)も期待できる好モーターを掴んでいるが、前検1番時計(6.35)を叩き出した加藤政彦とともに、後藤隼之の地元両者も上々の脚勢を披露した。

加藤(5R4枠&9R5枠)が「体感や乗った感じが良かった」と言えば、後藤(3R1枠&11R3枠)も「直線が少し良かったです」と脚質こそ少々異なるが、それぞれが手応えを感じている。特に、初日好枠戦の後藤は「S」がビシッと決まると“連勝”の目もありそうだ!

最後に、V戦1号艇を手にした前回戦(10月のメルマガ会員ご招待カップ)において、無念の転覆失格で“初V”の大チャンスを逃した重木輝彦(3R5枠※1回乗り)だが、奇遇にもその時と同じ「68号機」を引き当てている。本人は「新ペラになってる。ざっと叩いたけど、普通です…」との前検ジャッジだったが、調整のツボに嵌ると、前回同様に強烈な「伸び」を引き出す可能性を秘めている。