1月18日 (木)

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関東地区VS中国・四国地区・第41回デイリースポーツ杯 / 1月21日〜1月26日

節全体の展望・注目の選手

中国・四国地区勢に主力が集結したロングシリーズ!

“江戸川巧者”平尾山下村越が圧倒的な3強だ!




3822
平 尾  崇 典

3562
山 下  和 彦

3907
村 越    篤

4064
原 田  篤 志

3517
高 橋    勲

4645
上 村  純 一


次節は1月21日()に始まる「関東地区VS中国・四国地区・第41回デイリースポーツ杯」の6日間シリーズ(2準優制)。まずは準優ベスト12入りを懸けて予選4日間を戦うが、5日目には2つの準優戦に出場するメンバーが全く同じ枠番でレースをする「準優同枠戦」も実施される。

さて、今開催はサブタイトルに示してある通り、関東地区の「23人」と、中国地区・四国地区から遠征してくる「21人」が鎬を削る「対抗戦」となっているが、次節に「G1関東地区選手権」が控えている関係で関東勢は手薄で、今節「8名」出場するA1級は全て「中四国勢」という圧倒的な構図になっている。

そして、真っ先にV候補として名前が挙がるのは、全国でも有数の“江戸川巧者”としてその名が知れ渡っている平尾崇典山下和彦村越篤の3人だ!

その中でも、江戸川通算100勝超え(116勝)の偉業を達成している平尾は、当地の一般戦に限定すると、2000年1月から現在に至るまで実に「14連続」でベスト6入りを果たしており、これだけの“安定感”を誇る選手は地元東京勢においても類を見ない。

また、昨年も当地は6月のG1「62周年記念」と、直後の7月に行われたG2「江戸川634杯」でともに優勝戦に駒を進めたが、看板モーターの「17号機」とタッグを組んだ6月の周年では、V戦のポールポジションを掴みながら、痛恨のS遅れで千載一遇のV機を逸している。よって、一般戦の今節は「優勝」の二文字しか頭にないはず。硬軟織り交ぜた至高のハンドルを駆使して、初日から全力で飛ばす!

そして、山下(一昨年の江戸川634杯V)と村越(江戸川61周年記念V)の両者は、栄えある当地グレードレースのタイトルホルダーだ。まず当地通算「13優出&6V」と勝負強い山下だが、エース機(26号)を引き当てた前回戦(昨年10月の日本財団会長杯)でも、圧倒的な強さを発揮して“準完全V”を飾っている。

今節も切れ味満点のダイナミックなターンで魅了してくれそうだが、その山下とは対照的に村越は「小技」が巧みで、コーナー勝負における粘り強さが真骨頂。前記した2人に比べると「1着率」は低い反面、捌き上げて「2着・3着」にしぶとく絡んでくる。

昨年は当地を4節走って「1優出」のみと、低調機に泣かされる場面が多かった村越だが、一般戦が舞台なら例え機力が多少不足していても、無難に凌いでくるはず。無論、「中上級」以上のモーターが引けるようであれば、ベスト6入りまでは鉄板だろう。

2015年の「浜名湖ボートレースダービー」でSG優出経験がある山口支部の原田篤志もポテンシャルは高い。「機出し手腕」が的確で、「旋回技術」のクオリティも高い。また、今期(昨年11月1日〜)は出場した4節全てで優出して「1V」を挙げるなど絶好調で“確変モード”に入っている。その勢いに任せて「V」をかっさらう可能性も十分にありそうだ。

眞田英二渡邉和将の2者では、当地通算「9優出&2V」の眞田が実績上位。常にモーターを出してくるタイプではなく、安定感という部分では一息だが、ターンの「破壊力」はかなりのもの。好機の後押しを得るようであれば、V戦線に絡んでくるのは必至だ。

一方の渡邉は、「スピード戦」が売りの眞田とは対照的に、「差し」の比重が高く、堅実に捌いてくるタイプ。展開を読む目も確かで、大敗(5着・6着)が少ない点も彼の特徴だ。ただ、前回戦(2015年12月のデイリースポーツ杯)では優出しているが、当地は約2年ぶりに加えて、トータルで「3節」しか走っていない。よって、早い段階で「江戸川の走法」を思い出したいところだ。

先に触れた山下と同じ広島支部の島川光男山崎裕司も実力は申し分ない。強烈な“速攻戦”を武器に記念常連の時代も長かった島川に対して、山崎の方は「差し主体」で派手さはないが、大崩れすることなくポイントを重ねてくる強味がある。

ただ、この両者は、ともに当地「約4年ぶり」の参戦とブランクが長い。江戸川「2V」の実績がある島川は、持ち味が出る「伸び型」のモーターを手にすると面白い存在になってくる一方、山崎は以前に「波は苦手です…」と話していた通り、一にも二にも水面コンディションがキーポイント。波が出るようだと、割り引きが必要になる。

そして、A1級が不在と劣勢ムードの「関東地区勢」だが、まず“地の利”を生かしたい「東京支部組」では、当地実績最上位の高橋勲を一番手に挙げたい。「勝率」も「事故率」も高い江戸川だが、当地では持ち前の攻撃力と波乗りのテクニックを武器に通算「8V」と稼ぎまくっている。

ただ、最近は異常と言えるほど当地でのモーター抽選運が悪く、「整備」や「調整」に悪戦苦闘するシーンが目に付く。よって、少なくとも「中堅クラス」以上の機を引きたいところだが、好機の後押しがあるようだと、力技で捻じ伏せる本来の走りを期待して良い。

さらには、妥協のない整備と粘り強いハンドル捌きが身上の渡辺豊に、好調時は気っ風のいい攻めを連発する海老澤泰行、そして、ここ1・2年で一気に覚醒した山田亮太にも注目したい。

特に、昨年7月の多摩川において、1号艇の濱野谷憲吾を見事な「4カド捲り」で撃破する大金星で、念願の“初V”を達成した山田は惑星候補だ。「劣等生」だったデビュー当初を考えると、全てにおいて進化を遂げた“地元気鋭”の奮闘に期待だ。

埼玉支部では、速攻派の富永正人関口智久大澤大夢の3者の攻撃力が魅力的。この中では、当地「2V」の実績がある富永がヤング時代から江戸川は大の得意水面。「うねり」にも強く、近況の当地戦も「3連続優出中」と無類の安定感を誇る。「伸び系」が仕上がると戦力倍増で「捲り連発」も十分だ!

最後に群馬支部では、通算「3V」の内、2度が「カド捲り」という“S巧者”の上村純一は、2016年6月のG2「江戸川634杯」を含めて、当地では「2回」のファイナル進出がある。前回戦こそ凡機に手こずったが、Fの足カセがない今節は本領の「S攻勢」で勝負に出る。

そして、平尾や地元の高橋と同等レベルの“波乗り手腕”を装備しているのが長谷川充野村誠の2人。この両者は「速いS」が少なく、「コーナー勝負」の比重が高い点が共通項で、戦法が似通っている。生命線の「回り足」がしっかり仕上がれば、得意水面で大いに舟券に貢献してくれるはずだ。

(※出場予定選手・データは、すべて1月13日現在。)