9月21日 (金)
GIIIオールレディース 江戸川女王決定戦 KIRIN CUP

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G3オールレディース 江戸川女王決定戦 KIRIN CUP / 9月18日〜9月23日

節全体の展望・注目の選手

レディースたちの“波乗り”バトル!

“7代目江戸川女王”の座は誰の手に!?




4502
遠 藤  エ ミ

3611
岩 崎  芳 美

3900
香 川  素 子

4443
津 田  裕 絵

4286
平 田  さやか

4758
富 樫  麗 加


今年も女子レーサーの祭典がやってきた。ボートレース江戸川では9月18日から「G3オールレディース 江戸川女王決定戦 KIRIN CUP」が開催される。12年にスタートしたこの大会も今回で7回目。新田芳美、浜田亜理沙、田口節子、中里優子、長嶋万記、佐々木裕美に続く“7代目江戸川女王”の座につくのは果たして誰だ!?

断然のV候補筆頭は遠藤エミ(滋賀)だろう。通算22Vの実績はもちろんだが、江戸川での強さも別格だ。15年の男女ダブル戦で当地初出場していきなりオール3連対Vを飾ると、今年5月の当地一般戦でも並み居る男子レーサーたちをなぎ倒して優勝。江戸川は2節走って2優出2Vと負けなしだ。今節は無傷の江戸川3連覇を目指す遠藤がV争いを引っ張ること間違いなしだろう。

対抗一番手に名乗りを上げるのは岩崎芳美(徳島)か。江戸川では13年の男女ダブル戦で優勝するなど通算4優出1Vの実績。昨年の江戸川女王決定戦でも開幕3連勝でV争いをけん引して優出3着とさすがの波乗り巧者ぶりを見せていた。5月の平和島オールレディースで優勝するなど近況リズムも上々。遠藤の独走に待ったをかけたい。

そのほかでは江戸川2優出の実績がある香川素子(滋賀)をはじめ、8月のレディースチャンピオンで準優出の活躍を見せた津田裕絵(山口)、江戸川2節連続優出中の原田佑実(大阪)、F2による長期欠場から戻ってくる大豆生田蒼(埼玉)、昨年の江戸川ヴィーナスシリーズで優出2着に入るなど当地2優出を誇る若狭奈美子(岡山)、13年の江戸川女王決定戦で旋風を巻き起こして優勝戦1号艇に乗った鈴木成美(静岡)らが楽しみな存在。また、樋口由加里(岡山)はF2を抱えて苦しい状況だが、さばきのうまさで上位進出してくる可能性十分だろう。

地元の東京支部からは宮本紀美田村美和栢場優子内田亜希子石井裕美平田さやか古川舞富樫麗加西舘果里寺島美里渡邉真奈美梅内夕貴奈中村かなえの13人が参戦予定。まだ東京勢は江戸川女王のタイトルを取れていないだけに初戴冠へ期待が高まる。

エース格の平田は現在B1級だが、5月からの今期2優出と調子を取り戻してきただけに楽しみなところ。大ベテランの宮本は今節出場メンバーで最多の江戸川6優出を誇る。若手の富樫も江戸川で通算1着12本と結果を残しているだけに見逃せない存在だ。

(データはすべて8月25日現在。カッコ内の表記は支部)

開催日別 展望
9月22日(土)

5日目
遠藤エミ&大豆生田蒼が準優戦の1号艇を獲得!

昨日の4日目(予選最終日)は「5m/s」前後のホーム「向かい風」が吹いた。なお、降雨の影響もあって、想定より「上げ潮」は流入してこなかったものの、微妙な「うねり」が発生。よって、水面状況が若干悪くなった6R以降は、安定板を装着してレースが行われた。

そして、2つの準優勝戦が行われる本日の5日目も、北寄りの「向かい風」が吹く見込みだが、風速は強まりそうにない。その一方、潮回りは引き続き逆目の「上げ」基調ということに加えて、4日目に比べると潮位差が若干大きくなる。従って、安定板が着くかは微妙なところだが、風速次第ではポチャ波が立つ水面コンディションになる可能性もある。

さて、唯一「オール2連対」の快走で得点率のトップをひた走っていた遠藤エミは、予選ラストの昨12Rも逃げ切って貫禄の1位通過を決めた他、前日2位だった大豆生田蒼も昨8Rで2着に入線して、2位通過が確定。この2者が順当に準優戦の1号艇を獲得した!

その他、前日の得点率上位組の多くが、そのままベスト12入りを果たしたが、外枠戦で「6着・5着」とポイントを下げてしまった前日3位の西岡育未は予選敗退に…。また、10位タイに付けていた岩崎芳美は、前半戦(昨6R)で転覆。後半戦(昨10R)は意地で逃げ切って見せたが、負傷のため無念の途中帰郷となった。

そして迎える本日の準優戦だが、予選6走を「4勝&2着2本」の遠藤が「12R」の1号艇にエントリー。本人は安定板が着いた際の調整を課題に挙げていたが、昨日のレースを見る限り「ターン回り」は安定していた。

その遠藤は「直線は(他に)いい人がいますね」とは言うものの、インから互角の「S」を行ければ、極端に伸びられることはない。よって、完璧な逃げで他艇を封じて、V戦のポールポジションを掴み獲る可能性は限りなく高く、少し気は早いが“当地3連覇”はもう目前だ!

従って、この「12R」は遠藤の“相手探し”が焦点になってくるが、順当なら、スロー枠に収まった渡邉優美(2枠)と関野文(3枠)の次位争いになってきそうだ。

「全体に良くて上位ありますね」と自信満々なのは渡邉優だが、昨6Rを大外一気の「捲り」で制して勝負駆けを成功させた関野に勢いを感じる。「回り足系」の仕上がりも万全で、果敢に握れている関野の方を遠藤の“対抗格”に指名したい。

一方、ダッシュ枠の3者では、若狭奈美子(4枠)も調整が合った状態なら足のバランスは取れており「連入」のチャンスはありそうだが、その若狭が「差しタイプ」とあって、外枠の薮内瑞希(5枠)と原田佑実(6枠)に好展開が到来する可能性は低いかも…!?

そして、予選を2位で通過した大豆生田は「11R」の1号艇で登場する。相棒の「57号機」は強烈に噴いており、本人も「回った後の足は、今までの江戸川で一番いいかも!」とパワーを絶賛している。

その大豆生田は前期に「F2」を犯したことで、課題は「S」の一点に尽きる。「Sは10台の後半くらい行ければ…」と話しており、勝負どころの準優戦でも過度なスタート勝負は封印の構えだが、快速機の後ろ盾を生かして、優出一番乗りを果たしたいところだ。

仮に、大豆生田がインで主導権を奪うレースになれば、昨日の内枠戦で“連勝”して3位通過を決めた津田裕絵(2枠)が相手になってきそう。的確な「差しハンドル」には定評があるし、生命線となる「回り足」の仕上がりも良好だ。

対して“波乱”の使者となり得るのは、中枠を固めた中川りな(3枠)&深川麻奈美(4枠)の“福岡コンビ”だろう。

特に、3日目の12Rにおいてインの大豆生田を「捲り」で撃破している中川は、底力抜群の「27号機」とのタッグで全ての足が強力だ。準優でも大豆生田が仕掛けで躊躇するようだと、中川の「強捲り一発」は十分にありそうで、ズバリ“単穴”として推奨しておきたい!

さらには、その中川が積極果敢に仕掛ければ、カド戦の深川に加えて、しぶといレースを展開している中田夕貴(5枠)にも浮上の余地が出てくる。この2者はともに「出足系」の仕上がりが良く、混戦になればなるほど侮れぬ存在になってくる。
9月21日(金)

4日目
トップ独走の遠藤エミは1位通過が確定的!

昨日の3日目は、スタンド側右斜め前方からの北東風(向かい風)が吹いた。それに対して、潮回りは逆目の「上げ」基調ではあったが、風速は常時「4m/s」以下と穏やかで、航行船通過直後のレースを除けば、水面コンディションは良好だった。

その3日目は、1号艇が半数の「6勝」を挙げた他、2号艇と3号艇がそれぞれ「3勝ずつ」とスロー勢が全てのレースで勝利。2日目に続いて、ダッシュ勢は苦戦を強いられた一日だった。

なお、本日の4日目(予選最終日)はホーム「向かい風」が若干強まる予報で、潮回りは逆目の「上げ」基調。さらには、シリーズ序盤に比べると潮位差も大きく、風が強まるようだと波が出る可能性もある。

さて、初日から“3連勝”で昨日の3日目を迎えた遠藤エミは、ダッシュ枠からの2走も「2着・2着」にまとめて、唯一人「オール2連対」を守るとともに、得点率のトップを独走している。

その遠藤は「出て行くことはないけど、(調整が)合えば舟が向くし、出足の方がいいですね」と抜群ではなくても、舟足にはある程度納得している様子。なお、本日は12Rのイン戦1回乗り。ここで「3着以内」なら予選1位通過が決定するが、他のメンバーを見渡す限り「伸び自慢」は不在。よって、予選ラストもビシッと逃げて締め括るはずだ。

首位の遠藤とは得点率の差がかなりあるが、大豆生田蒼(2位)と伏兵の西岡育未(3位)も「オール3連対」と好走中。西岡は展開に“ツキ”があるが、機力面も下降線を辿っていた「31号機」を考えると、それなりのレベル。本日は厳しい外枠2走(3R5枠&8R6枠)が控えているだけに、まずは前半の5枠戦が勝負どころになってくる。

一方の大豆生田は、昨日も「3着・2着」にまとめたものの、取りこぼした感は否めない…。その前後半ともに「Sを放った。(前期F2の)後遺症がありますね」と苦笑い。それでも、「エンジンはいい。落として回っても、握った時と同じくらい押してます」と言うほどに、機は間違いなく噴いている!

よって、(Sが課題の)大豆生田にとっては「差し一本」に照準を絞れる本日の2枠戦(8R※1回乗り)は好都合だろう。冷静にターンできれば、「57号機」のパワーで突き抜ける可能性は高い。

さらには、得点率4位を並走している渡邉優美(10R5枠※1回乗り)と深川麻奈美(4R3枠&8R1枠)も、モーターはかなり出ている。特に「伸び寄りでバランスも取れて上位。自分の好きな感じですね!」と自信満々の渡邉優は“完調”と思える快速仕立てだ!

そして、単独6位の原田佑実(5R5枠&9R2枠)と、8位タイの滝川真由子(3R4枠&12R2枠)も「ターン回り」の力強さがグッと増してきた。この両者は捌きがしっかりしているだけに、ともに予選突破へ視界は良好だ。

なお、初日選抜メンバーの津田裕絵(4R2枠&9R1枠)と岩崎芳美(6R4枠&10R1枠)は、ボーダー付近の10位タイを並走。「乗り心地の部分で合わせ切れてないけど、エンジンはいいですね」と言う津田は、随所に「実戦足の良さ」を感じさせる。内枠2走残しということを考慮すれば、こちらも準優進出(ベスト12入り)は安泰だろう。

一方の岩崎は、イン戦だった昨11Rでエンスト失格(選手責任外)を喫した。スリットで立ち遅れて、真子奈津実(2枠)の「ジカ捲り」を浴びるという散々なレースを振り返り、本人は「起こしが全然ついてこなかった…」と神妙な表情だった。

「乗り心地も安定しないし、しっかり合わせないとダメですね」とも言う岩崎だが、本日は調整に策を練る一日となりそう。なお、タッグを組む「32号機」は出足型の良機で、調整のゾーンにさえ入れば、シリーズ序盤で手応えを感じていた「回り足」は復活するはずだ。

その他、中川りな・中田夕貴・若狭奈美子・平田さやかが、ボーダー上の「12位」に並んでいる。

この4者では、昨12Rを3コースから捲り、1周2Mの逆転で制した中川の気配が特に目立つ。中川自身も「レースがしやすいし、全体に中堅上位。調整も合ってましたね」と話していたが、見た目にはそれ以上にモーターは出ている。本日は内枠2走残し(2R1枠&6R2枠)ということで、さらに気合を入れて“連勝”での突破を目指したい。

対して、ボーダー下(13位以下)から逆転進出が狙えそうなのは、香川素子(19位)と福島陽子(20位タイ)の両者。香川(5R3枠&11R1枠)の機力レベルは中堅級だが、福島(4R1枠&10R2枠)は「18号機」が相棒で快速。予選ラストは、ともにスロー枠2走から“メイチ態勢”で臨む。
9月20日(木)

3日目
“別格”の走りで遠藤エミが無傷の3連勝! 

昨日の2日目は、オープニングの1Rからホーム「向かい風」が吹いていたが、9Rを境に「追い風」へ変化。ただ、風速は最大でも「4m/s」と穏やかで、一日を通して水面コンディションは良好だった。

その2日目だが、1号艇は「3勝」止まりだったものの、2着7本&3着1本の「計11連対」と舟券には貢献。さらには、2号艇と3号艇がともに「4勝ずつ」を挙げ、スロー勢が計「11勝」とレースの主導権を握った。

なお、本日の3日目も、スタンド側右斜め前方からの「向かい風」が吹く予報が出ているが、昨日と同様に風速は強まらぬ見込み。よって、潮回りは風向きと逆目の「上げ」基調だが、水面が荒れる心配は少ない。

さて、初日の選抜戦をインから圧勝した遠藤エミは、昨日の2走も「捲り」と「差し」で制し、無傷の“3連勝”と貫禄の走りを見せている。しかも、ターン初動のスピードが“別格”に速く、やはり今節のメンバーでは「旋回能力」がズバ抜けている!

その遠藤は「2日目も舟の向きは良かった。それに福島(陽子)さんの方が伸びますけど、そこまではやられませんね」と、舟足も“中上域”には届いている感じ。ダッシュ2走から戦う本日(6R4枠&10R5枠)も“連勝”を伸ばす可能性は高そうだ。

そして、初日選抜戦2着の岩崎芳美が昨日も2連対(2着・1着)で「オール連対」を守れば、同3着の大豆生田蒼も昨8Rを2コースから「差し」で勝利し、順調にポイントを重ねている。

「調整が合えば向きがいいし、行きたいところに行ける。(しっかりと)レースできてるし、上位でしょうね」と言う岩崎(11R1枠※1回乗り)の“実戦足”も良好だが、「ペラは普通の形をしているのにパワーが凄い。エンジンがいいですね!」と目を丸くする大豆生田の相棒(57号機)も猛烈に噴きまくっている!

その大豆生田だが、本日はスロー枠からの2回乗り(5R3枠&12R1枠)。今節は「F2」による長欠明けの2節目だが、本来は課題となる「S」もキッチリ決まっている。よって、本日の2走をきっちり“連勝”して、「無双モード」に突入しつつある遠藤を追撃したいところだ。

そして、昨11Rで大外一気の「捲り」を決めた深川麻奈美は、ここまでの成績も「2着・1着・3着・1着」と好調。「出足系が良くて、前に進んでます!」と自身の機力評価も高く、カド戦(7R4枠※1回乗り)の本日も、積極的に攻めて勝機を見い出したい。

さらには、栢場優子&薮内瑞希の2者が昨日“連勝”と一気に躍進。「回った感じが良くなった。安心して回れるようになったね」と言う栢場は、課題の「回り足」が大幅に改善。タッグを組む「41号機」はパワー十分で、ダッシュ2走の本日(6R5枠&12R4枠)も好勝負を期待していい。

一方、昨12R(3枠)を鮮やかな「捲り差し」で快勝した薮内も「ターンの抜けや、乗り心地が良くなりました」とレース向きの足に仕上がっている。なお、本日の2枠戦(5R※1回乗り)は、ジカ外(3枠)に快速の大豆生田が控えているだけに、何とか先に仕掛けて行きたいところだ。

そして、中田夕貴と平田さやかの両者も、初日に比べると明らかに気配がアップしていた。特に「手前の足や乗り心地が良くなっていますね」と言う中田は「好機」+「好艇」で、さらなる上積みも期待できそう。今の足なら、本日の1枠戦(9R※1回乗り)も勝機十分だろう。

また、初日に大外からの「捲り差し」で快勝していた實森美祐は、昨2Rで不運な転覆(選手責任外)を喫したが、後半の昨6Rでは冷静なハンドルワークで2着に入線。「体も足も大丈夫です。変わらず出足・回り足が良かったです」と笑顔だった。行く末は「頂点」も狙えそうな広島支部の気鋭にとって、本日(2R6枠&7R5枠)は“一日早い”勝負駆けで注目だ!
9月19日(水)

2日目
57号機の大豆生田蒼が早くも超抜モード! 

昨日の初日は、緩やかなホーム「追い風」が吹く一日だった。なお、10R以降は僅かに風向きと逆目の「下げ潮」が入り始めたものの、潮位差の少ない「小潮」ということで、全般に水面コンディションは良好だった。

その初日は、1号艇が7勝&2着1本の計「8連対」だった一方、残る全てのコース(2〜6号艇)もそれぞれ1勝ずつを挙げる江戸川らしい一日に。ただ、8R以降は1号艇に「力量上位」の面々が組まれていた番組が多かったこともあって、1枠勢が“5連勝”と後半戦はイン艇が完全に主導権を握った。

そして本日の2日目だが、初日とは一転して「向かい風」が吹く見込みではあるものの、風速が強まる可能性は低そう。従って、引き続き好コンディションを期待して良さそうだ。

さて、昨日注目された初日メインの12R「江戸川選抜戦」だが、断トツの1番人気に支持された遠藤エミ(1号艇)がトップS(0.08)から一気に逃げ切って圧勝した!

後続争いは、5コースから捲り差した大豆生田蒼の内側を、岩崎芳美(6号艇)が鋭く切り込んで2着で、大豆生田は3着入線。一方、Sで後手を踏んだ樋口由加里(4号艇)はターンマークに接触して転覆(選手責任で−5点)。その樋口は、通算の事故点がさらに膨れ上がったことも痛く、準優戦線から大きく後退した…。

なお、貫禄の逃げで“楽勝”した遠藤は「ペラを叩き変えて、舟の向きが良くなりましたね!」と求めていた“操作性”が上向いて、早くも調整に正解を出してきた。ボートを意のままに御せる今の状態をキープできれば、本日の2走(4R3枠&10R2枠)も好勝負は確実だ。

岩崎(3R3枠&9R2枠)も「レースに行ったら、回った感じが良かったですね」と話している通り「回り足系」が良好だが、機力気配が一際目立っていたのは、超抜モーターの「57号機」とタッグを組んでいる大豆生田だ!

その大豆生田は「エンジンがメチャいい。回った後が凄いし、後半(昨12Rの選抜戦)は前半より行き足が良かったです!」と自画自賛。「S」に関しても、モーターが自然と連れて行っている感じだし、本日の2枠戦(8R※1回乗り)も硬軟自在に突破してきそうだ。

また、選抜戦で4着だった香川素子(2号艇)と、同5着の津田裕絵(3号艇)の両者では、津田が「大豆生田さんが伸びてきたし、少し回転不足だったかな。でも、ペラを大幅に叩いて、バランス型になりましたね」と、当初の「伸び型」から脚質転換に成功して手応えは十分。“実戦向き”でしっかり捌ける足に仕上げてきており、本日の1回乗り(6R6枠)も注目だ。

選抜組以外では、当地初出場の實森美祐が初戦(昨4R)を大外から鮮やかな「捲り差し」で突き抜けて快勝。大物感溢れるインパクト絶大なレースで、場内を大いに沸かせた!

その實森(2R5枠&6R4枠)は「たまたま感がありありですね」と言いつつも、「波の上でも押していましたし、エンジンが良さそうです!」と機力気配も上々。現在は「ダッシュ戦1本」で腕を磨いている“広島支部の新星”から目が離せないシリーズとなりそうだ。

さらには、「18号機」が相棒の福島陽子と、初戦(昨5R)を2M逆転(抜き)で制した中川りなの舟足も抜群。「手前はしっくりきてないけど、足は文句ないですね!」と絶賛する福島(4R4枠&8R6枠)の直線パワーは強烈だ。

一方の中川も「体感は重いけど、レースでは進んでいるし、スムーズさが出てきましたね」と言うように、旋回後の“瞬発力”がアップ。それに加えて、旋回の「技術」+「スピード」も上達しており、ダッシュ2走(3R4枠&10R6枠)の本日も奮闘を期待したい。

その他では、深川麻奈美(2着・1着)、滝川真由子(1着・2着)、高田綾(1着・2着)の九州勢3者と、喜多那由夏(2着・2着)が初日「2連対」の好発進を決めている。

この4名では、「バランス型」で上位に近い足を有する滝川(4R6枠&12R5枠)と、完全な「出足型」に仕上がっている深川(6R5枠&11R6枠)の気配が良い。ともに本日は外枠からの戦いが控えており、ここはテクニックの見せ所。冷静に展開を読んだ上で道中勝負も織り交ぜ、舟券に貢献してくれるはずだ!
9月18日(火)

初 日
遠藤エミが主役の江戸川女王決定戦が開幕!

今節は「G3オールレディース・江戸川女王決定戦 KIRIN CUP」の6日間シリーズ(2準優制)。まずは準優(ベスト12)入りを目指して4日間の予選を戦うが、今シリーズは特別戦(G1・G2)並に上位級のモーターが使用されている。よって、快速機とタッグを組む伏兵の“一発”にも十分注意を払いたい一節だ。

なお、本日の初日は南寄りの「追い風」が吹く予報だが、風速は強まらぬ見込み。従って、風向きと順目の「上げ潮」が止まる7Rまでは良水面が期待できるし、「下げ潮」が入り始める8R以降も、潮位差の少ない「小潮」のため、水面が極端に荒れる可能性は低そうだ。

さて、まずは初日メインの12R「江戸川選抜戦」だが、昨年末の「クイーンズクライマックス」を制した遠藤エミが1枠(※初日は1回乗り)に組まれて、圧倒的な1番人気を背負う一戦となる。

その遠藤が手にした「36号機」は、前節に使用した当地巧者の荒井輝年が調整に手こずったモーターだが、遠藤自身の「足は普通ですけど、江戸川は乗りやすければ乗れますからね」と言う表情に焦りは見られなかった。当地は(出走回数こそ少ないものの)2節走って「2V」と“無敵”の強さを誇るだけに、ここもスッキリ逃げて初陣を飾る可能性は高い!

他の選抜組では、大豆生田蒼(5枠※前半は7R4枠)が伸び強力な「57号機」を引き当てた他、香川素子(2枠※1回乗り)・津田裕絵(3枠※前半は8R1枠)・岩崎芳美(6枠※1回乗り)の3者も注目の好モーターを手にしている。

ただ、大豆生田は「休み明け(2節目)で、Sは無理できません」と話している通り、前期「F2」の休み(90日間)を最近消化したばかりで、今期(5月1日以降)の出走回数が少ない。よって、直線のパンチ力が凄い強力モーターを完全に生かし切れるかは微妙なところだ…。

また、前節の使用者(佐藤大佑)から「14号機」を受け継いだ津田は「出足がないですね…」と渋い顔。同機は2節前に上田龍星が「V」を飾ったように、モーターパワーは抜群だが、現状は「伸び偏重型」になっているプロペラの調整が好走へのカギになってくる。

残る選抜組の樋口由加里(4枠※1回乗り)は「F2」の足かせを抱えていることに加えて、舟足的にも「Sして下がり気味でした…」と厳しそう。事故点をこれ以上は絶対に付けられない立場とあって、劇的に機力が上向かない限り、苦しい戦いを強いられそうだ。

予選組に目を移すと、2連対率トップ(60.0%)の「18号機」を福島陽子が手にした他、前回戦で濱崎誠が“超抜仕立て”で優勝した「61号機」を地元の渡邉真奈美が獲得している。

江戸川のフレッシュルーキー・渡邉雄朗を兄に持つ渡邉真(2R4枠&10R6枠)は、純地元戦で気合十分なのは当然だが、福島も「何となくパワーがありそう。スリット手前から少し伸びましたね」と笑顔で、手応えを十二分に感じ取っていた。その福島は「最近(調子が)全然なので、流れを変えたい!」と不振打破へ闘志を燃やしており、初日の2走(6R2枠&11R3枠)から注目しておきたい。

さらには、“真のエース機”との呼び声もある「64号機」を手にした土屋南と、潜在パワーはトップクラスの「41号機」とタッグを組む地元の栢場優子の2者も楽しみな存在。

特に「乗った感じは、江戸川にしては良かった。機がいいみたいですし、伸び型と信じていきます!」と言う土屋は、全速で「S」が行ければ、弾けるように伸びて行く可能性も十分。よって、初日の2戦(2R3枠&8R5枠)から“先物買い”する手もあり。ただ、スロー発進はまだ不慣れで、(3枠の)前半戦はS展示の気配を必ず確認したいところだ。

その他では、約2年の産休期間を経て6月の芦屋で戦列に復帰した滝川真由子も「乗り心地はまだきてませんけど、足合わせで直線が良かったですね」と、足の部分には好感触を得ていた。まだ本調子には戻り切っていないものの、3年前の「丸亀レディースチャンピオン」を制した実力者とあって、初日(3R3枠&11R2枠)から好勝負を演じる可能性はある。

そして、まさかの「F3」による長期欠場から這い上がってきた当地の前フレッシュルーキー・富樫麗加が、昨年7月の「ヴィーナスシリーズ」以来1年2ヶ月ぶりに江戸川へ帰って来た!

前回の当地戦で2本目の「F」を切った富樫だけに、今節は速い「S」を封印せざるを得ないが、「乗り心地」の一点さえきていれば、粘り強いレース運びで舟券に貢献するタイプ。なお、新ペラに換わった「63号機」が相棒で、その調整がキーポイントになるが、初日の外枠戦(7R5枠&11R6枠)でも軽視は禁物だろう。