10月23日 (月)

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第18回日本財団会長杯 / 10月26日〜10月31日

節全体の展望・注目の選手

当地通算「V5」山下和彦が主役候補の筆頭だ!

地元の桑原将光“自己初のA1級”へ気合入る!




3562
山 下  和 彦

4318
桑 原  将 光

3489
大 場    敏

3944
山 口  裕 二

4152
深 水  慎一郎

4193
郷 原  章 平


次回は、10月26日(木)に始まる「第18回日本財団会長杯」の6日間開催(2準優制)。期末ラストのシリーズということで、「A1級」と「A2級」のボーダーライン付近に位置する選手にとっては最後の追い込み期間となり、一走一走を全身全霊で臨む熱い6日間だ。

まず、出場を予定しているA1級「9名」の中でも、断トツの江戸川実績を誇る山下和彦をV候補の筆頭に推す。当地直近の3節(全てG1戦)では予選突破を果たせていないが、4節前のG2戦(昨年6月の江戸川634杯)では、優勝戦の1号艇から堂々と逃げ切ってVを射止めた他、通算でも「5V」を記録している。

すでに全国“24場制覇”の偉業を達成している山下は、コース不問の取り口で、ダッシュ戦においても勝ち切れる「スピード」と「機動力」を兼備している。着を拾いに行くレースは少なく、1周1Mで「1着」を勝ち獲りに行くスタイルのため、時に大敗もあるが、旋回の切れ味は一級品。余程の低調機を引かぬ限り、ベスト6入りの確率は高い!

その山下に比べると、「決め手」の鋭さでは少し見劣っても、「機出し」と「コーナー捌き」の安定感に勝るのは大場敏山口裕二の両者だ。

ヤング時分に“アウト差し”の名手として鳴らした大場は、50歳を迎えた現在でも「差し」の巧さは健在。生命線の「回り足」が程々に仕上がれば、高い確率で舟券へ貢献する。また、今年すでに「4V」を挙げている大場は、地元・浜名湖での開催となる来春の「SGクラシック」出場へ一歩前進する「5V」達成を目指して、気合十分で臨むはずだ。

一方の山口は、大場より多少スタートは慎重派だが、こちらも「捲り差し」の精度が高く、道中の競り合いには滅法強い。近況は2節前の地元G1戦(大村65周年)でファイナル進出と好調だし、当地も近5節で「3優出」と好走しており、今節も準優(ベスト12)入りまではまず堅いだろう。

地元の東京支部勢では、“当地3割増し”でお馴染みの桑原将光と、当地V経験のある深水慎一郎の2者に大きな期待が懸かる。まず桑原だが、今年6度目の当地ではここまで「3優出&1V」と活躍。今月初旬の「江戸川メルマガ会員ご招待カップ」にも出場して、優出(3着)と奮闘した。

ただ、桑原はその直後に走った福岡の一般戦が乱調で、現勝率(5月1日以降)を「6.31」まで落としてしまった。自身初となる「A1級昇格」へ、今節は今一度気を引き締めて臨むはず。大得意の江戸川だけに苦戦するシーンは考え難いが、ここも攻めの姿勢を貫いて、大願成就を果たして欲しい。

深水は、期初めの桐生で凡走した直後に若松でフライングを切って、今期は歯車が狂ってしまった印象…。現勝率は「5.48」でA1級陥落が決定しているだけでなく、「A2級勝負駆け」に追い込まれている。ここは好機の援護が欲しいところだが、F持ちということもあり、粘り強く走る必要がありそうだ。

そして、郷原章平青木幸太郎の“福岡A1コンビ”では、前走地の尼崎で今年「3回目」となるVを飾った郷原が、勝率的にも「6.15」とA1級死守へ“メイチの勝負”態勢だ。最近は結果が出ていない当地だが、過去「4度」の優出経験があり、水面相性は決して悪くない。Fの“足カセ”もないだけに、攻めの走りで「1着」を量産したい。

一方の青木は好不調の波が激しく、走法的にも“ピンロク型”で「強さ」と「脆さ」が同居するタイプ。よって、序盤戦でリズムを掴めるかがキーポイントになるとともに、好走実績が皆無に等しい当地だけに、何とか好モーターの後押しが欲しいところだ。

また、先月の「東京中日スポーツ杯」を走ったばかりの下出卓矢が、間髪入れずに当地再登場。その前回は準優進出こそ果たしたが、調整に迷いが出て、肝心なところで取りこぼしが目立っていた。今回は自ら「素人」と話す「出足型」は捨てて、自身のパターンである「伸び型」の調整を貫くはず。「直線系」と「乗り心地」がある程度仕上がれば、本来の豪快な攻めを繰り出してくる。

星栄爾の今期前半は優出ラッシュで、7月の丸亀では優勝も飾っているだが、現在はその勢いに多少陰りが見られる。それでも、現在の勝率は「6.97」と自己最高ペースを堅持。「直線的」な攻めが身上だった数年前から、今は“攻守兼備”のオールラウンダーに成長を遂げ、大敗が著しく減少。極端に水面が荒れない限り、準優圏内には食い込んでくるはずだ。

他にも、スピード派の丹下将をはじめ、永井源幸田智裕の“86期コンビ”が控える東海勢は層が厚い。特に、永井(6.12)がA1級、幸田(5.31)はA2級への厳しい勝負駆けとなる熱い6日間。ただ、この2人は大の“江戸川巧者”だけに、節間を通して注目しておきたい存在だ。

そして、群馬支部の上村純一野村誠は、ともに当地ではG2戦(江戸川634杯)で優出した実績がある。強烈な速攻が魅力の上村に対し、接戦に持ち込むと強い野村は、水面が荒れると“5割増し”と言っても過言ではない希代の波乗り巧者だ。

「S」と「機出し」が不安定な野村は「好走」と「凡走」が紙一重だが、仮に好機を引き当てるようだと、“主力級”と同等の走りが期待できる。

地元ヤング勢の佐藤隆太郎杉村賢也も楽しみな存在。中でも、今年「3度」の優出歴がある佐藤は、3月の多摩川で度胸満点の「鋭発カド捲り」を決めて鮮烈なデビュー初Vを達成。順調に成長を遂げる“東都のホープ”は、来期に初の「A2級昇格」も確定的で、惑星候補として推したい。

一方の杉村は、まだまだ荒削りで、アッサリと大敗を喫するレースも多いが、旋回スキルはグングン上昇している。鍛錬を積めば、確実にA級に上がれる器で、名前が売れる前にここで“先物買い”する手もありだ!

(※出場予定選手・データは、すべて10月22日現在。)