11月14日 (水)
ういちの江戸川ナイスぅ〜っ!カップ

ホーム/総展望

ういちの江戸川ナイスぅ〜っ!カップ / 11月12日〜11月15日

節全体の展望・注目の選手

“ダービー王”守田俊介が絶対的な主役!

旋回力S級笠原亮萩原秀人もVを争う!




3721
守 田  俊 介

4019
笠 原    亮

4061
萩 原  秀 人

4278
藤 岡  俊 介

4739
中 村  晃 朋

4496
内 堀    学


新期2節目となる次回は、11月12日(月)に開幕する「ういちの江戸川ナイスぅ〜っ!カップ」の4日間シリーズ(得点率制)。なお、A1級は計「6名」と、数の上では少数だが、あっと驚く“ビッグネーム”も含まれており、熱気溢れる短期決戦になりそうだ。

そのビッグネームは、先月に蒲郡で行われた「ボートレースダービー」を横綱相撲の逃げで制して、見事“ダービー2冠”を達成した守田俊介だ。その前の9月には地元の「G1びわこ66周年」でも優勝するなど、今まさに“確変状態”に突入。過去に超一流の証である「8点勝率」を5度も記録している“希代の天才”が再び大ブレイクしている!

現在のところ賞金ランク「5位」と年末の「グランプリ」出場も当確の守田。次節には「SGチャレンジカップ(芦屋)」も控えていることから、過度なS勝負は封印してくる可能性が高いが、過去に「V3」の実績がある江戸川水面との相性はまずまず。アクシデントでもない限りベスト6入りは確実だし、シリーズリーダーとして力で捻じ伏せるレースを期待したい。

守田と並ぶ“SG2冠”の笠原亮は調子の上下動が激しいタイプだが、今年は3月の「G1徳山64周年」でおよそ2年ぶりの“特別戦V”を飾ると、8月の「SGボートレースメモリアル(丸亀)」では“準V”。そして、先月行われた「G1戸田62周年」では今年2回目となる“G1V”を達成するなどコンスタントに稼いで、現在の賞金ランキングは「8位」と、こちらも「グランプリ」出場を確定させている。

この笠原は、守田をも上回る“波乗りテク”を装備しており、江戸川も通算で「10優出&1V」と実績は十分。ただ、丁度5年前の当地戦(東京中日スポーツ杯)で節間「2本のF」を切り、即日帰郷の憂き目に…。よって、ここも「S」が課題になってきそうが、類稀なる「旋回能力」を誇るだけに優出は安泰だろう。

そして、萩原秀人藤岡俊介の2者も、一般戦を走れば明らかに“力量上位”と言える存在。萩原は福井支部の「スピードスター」とも言える存在で、その“攻撃力”は同支部でも屈指。前述した守田と同じく典型的な「1着タイプ」で、好調時はコース関係なしの鋭い攻めを繰り出してくる!

その萩原の弱点を挙げれば、荒水面を苦にする点で、自慢のスピードが削がれる「波」や「うねり」が出ると戦力が半減してしまう…。従って、当シリーズも額面通りの力を発揮できるか否かは、水面の状況次第になってくるが、幸いにも節間の潮回りは「下げ」基調で、同一方向の「向かい風」が卓越する今の時期であれば波が出る可能性は低く、過度の心配は無用だろう。

一方の藤岡は“速攻肌”で、所属する兵庫支部においても「S力」はトップクラス。戦法的には、やはり「行き足」+「伸び」の仕上がりがポイントになってくるが、モーターの特性に合わせて柔軟に立ち回れる“器用さ”も兼備しており、機力が多少劣勢であっても大崩れすることは少ない。

その藤岡は、当地への出場機会も多く、今年は今回が「3度目」の参戦。前回8月の「G3アサヒビールカップ」では準優で敗退してしまったが、通算では「4優出&1V」とそれなりに結果を残している。加えて「伸び型」の良機を引き当てるようなら、V戦線を多いに盛り上げてくれるはずだ。

そして、岡山支部からは、山地正樹長谷川雅和の両A1レーサーが参戦。まず山地は、ズバ抜けてスタートが速いタイプではない反面「F」が少なく、安定した仕掛けから自在な立ち回りを見せてくる。

ただ、近年は江戸川への参戦機会が著しく減少している山地。前回戦(昨年11月のまねきの湯カップ)も2日目で途中帰郷の憂き目に遭っているが、過去に遡るとG1戦(2010年10月の55周年)でも優出経験があるように、当地との相性は決して悪くなかった。リズム良く走れれば、ベスト6圏内に食い込んできても何ら驚けない。

一方の長谷川は、初優出が当地で、前々回(昨年12月の日刊スポーツ杯)には念願の“初V”を飾るなど、江戸川は何かと縁がある水面。また、シリーズの序盤戦は苦戦した前回5月の「スカッとさわやか杯」でも、中盤以降は調整に正解を出し、現在も上位機の1つに数えられる「24号機」をキッチリ仕上げてみせた。

その長谷川は、前期にB1級からA1級へ「2段階特進」を果たしたものの、来期(1月1日以降)はA2級への降格が確定している。よって、新期2節目となる今シリーズは“ドル箱水面”で流れを掴んで一気に波に乗りたいところだ!

宇佐見淳平見真彦の“愛知コンビ”にも注目したい。本来は気っ風のいい走りを身上としている宇佐見だが、ここ1年ほどはA2級暮らしが続いており、やや精彩を欠いている。近況は差しに回るシーンが多く、捲りで豪快に勝ち切るレースが減少しているが、新期を迎えたことで何とか悪い流れを断ち切りたい。

平見の方はより深刻で、来期はB1級に陥落…。「捲り差し」のハンドルは機敏で、道中の競り合いにも強いタイプだが、現規格のモーターの調整に苦戦している模様だ。それでも、当地は現在「2連続優出中」で、“超抜”に仕上がった前々回(昨年4月の日刊ゲンダイ杯)は大外からの「捲り差し」で自身“初V”を飾っている。好相性の江戸川水面で浮上への糸口を掴みたいところ。

さらには、年々一歩一歩勝率を上げて、遂に来期は初のA1級に昇格する中村晃朋も楽しみな存在。配分の多い「ルーキーシリーズ」で“荒稼ぎ”している印象は強いものの、確実に「スキルアップ」もしている。また、当地特有の“波水面”も苦にせず乗りこなしてくるだけに、良機の援護を得られると、未だに届いていない“初V”も十分に狙えそうだ。

その他の遠征勢では、当地実績が豊富な岡部哲と、豪快な「捲り」で積極的に攻めて行く前田健太郎井内将太郎の3者も、モーターの仕上がり次第では好勝負が見込める。

特に、過去の当地戦は「F持ち」での参戦が多かった前田だが、今回は「無傷」とあって、本領の“S攻勢”で波乱を呼んで穴党ファンを歓喜させるシーンも十分ありそうだ。

そして、地元の東京支部勢に目を移すと、渡邉睦広内堀学の2者が、前期に好調な走りを見せ、来期はA1級へランクアップを果たす。

ベテランの渡邉は、とにかくツボに嵌ると“快速級”にモーターが噴き上がるように、その調整手腕は一級品。レースぶりも若々しく、スローよりむしろダッシュ位置からの方が、硬軟を織り交ぜた多彩な攻撃で魅せてくれる。当地は「年1回ペース」と参戦機会は少ないが、極端に水面が悪化しない限りは無難に乗りこなしてくる。

内堀は、デビュー以来10年目にして初のA1級昇格を確定させた。度重なる事故が災いして出世がかなり遅れてしまったが、厳しい状況に陥っても耐え凌ぎながら、地道に力を蓄えてきた印象だ。

その内堀は、9月・10月に江戸川を連続で走っており、調整面におけるアドバンテージはかなり大きい。新期1節目のびわこで優出と絶好の滑り出しを切った内堀が、最低ノルマとなる「ベスト6入り」へ向けて、初日から全開で飛ばしてくるのは間違いない!

(※出場予定選手・データは、すべて11月8日現在。)

開催日別 展望
11月14日(水)

3日目
3戦全勝の深水慎一郎がトップ快走!

昨日の2日目は、スタンド側右斜め前方からの北東風(向かい風)に対して、潮回りも風向きと同じ「下げ」基調のため、一日を通して水面コンディションは良好だった。

その2日目は、1号艇が「4勝」とインが受難気味だった一方、計「5勝」を挙げた中外勢(3〜5コース)が活躍。良好な水面の下でスピード感溢れるレースが展開された。

なお、本日の3日目(予選最終日)も、2日目と似通った条件(向かい風+下げ潮)が見込まれており、好コンディションを期待して良さそう。それとともに、引き続き「パワー」+「スピード」勝負の度合いが高くなるだけに、機力の裏付けさえあれば中外コースからでも好勝負が十分見込めるし、優出バトルは熾烈を極めそうだ。

さて、内枠戦だった初日の2走を“連勝”で滑り出した深水慎一郎は、昨9Rも5コースからの「捲り差し」で制して、連勝を“3”に伸ばすとともに、堂々の得点率トップで予選最終日を迎えている!

その深水だが「このエンジン(28号機)は、スリット付近がいい。それにターン入口の反応も良くなってますね」と機力の方も“完調域”に到達している様子。本日は安閑とはできない中外枠からの2走(3R6枠&11R4枠)を残しているものの、ポイントアップは十分可能。ちなみに、本日「1着・2着」以上なら、自力での1位通過が確定する。

そして、深水を微差の2位で追撃している萩原秀人も、ここまでの3走を「1着・1着・2着」と快走中。「足はいいです。(S時に)しっかり握って行ければ出て行きますね」と実質的な“エース機”とも言える相棒の「61号機」は唸るほど噴きまくっている!

「チルトの上げ下げだけで、ペラは全く触ってません」と言う萩原秀の予選はあと1走(9R3枠※1回乗り)。苦手としている波が出る可能性は限りなく低いことから、ここを「1着」で突破する確率は高く、逆転での1位通過も十分にありそうだ。

さらには、長谷川雅和(3位)・福田理(4位)の“岡山コンビ”も、前述した2者とともに「オール2連対」を継続。「18号機」とタッグを組む長谷川は、若干出足が重いものの、「伸び系統」はトップクラス。本日は前半戦に6枠戦(5R※後半は10R2枠)が控えているが、ベスト6入りは安泰と見る。

一方の福田も「行き足」が良好で、今節は活発なレースを連発している。ただ、本日は中外枠からの2回乗り(4R3枠&11R6枠)とあって、センター発進となる前半戦で少なくとも「2着以上」でクリアして、大外枠の後半戦に臨みたいところだ。

以下、実力者の藤岡俊介が5位、地元水面で奮闘中の松浦博人が6位に付けているが、ボーダー上に位置する松浦の得点率は「8.67」と、今節の優出を廻る攻防は実にハイレベルだ!

この両者では、機力こそ「中堅クラス」でも、内枠戦(7R2枠※1回乗り)を残している藤岡は予選突破を果たす可能性が高いのに対して、ダッシュ枠(6R6枠&10R4枠)から戦う松浦にとっては試練の2走。「出足がないことが分かったし、本体を整備した」とのことで、展示航走の気配を注視したいところ。

そして、ボーダー下(7位以下)の面々では、モーターが出ているとは言え、外枠戦(2R6枠&12R5枠)を残している染川直哉(7位)にとっては、かなり厳しい勝負駆けになってきそう…。

その一方で、内堀学(8位)と平見真彦(9位)の2者にとっては、実力的にも注目度の高い“激熱”の勝負駆けと言って良さそうだ。

まず内堀は、昨12Rで「18号機」の長谷川(1号艇)を「2コース差し」で打ち破ったように、「出足系」に関してはかなり強力。なお、本日はカド&インからの2走(5R4枠&11R1枠)で、前半戦は比較的組し易い相手関係。逆に、後半戦は「カド」に伸びる深水が控えていることから、絶対に“先マイ”を果たしたい一番になる。

そして、平見の方は、スロー枠2走(7R3枠&12R1枠)からの勝負駆け。「足は全体に数字(2連対率36.4%)くらい。ただ、ターンで流れていたし、調整をやり直します」と、レース後はペラ室へ直行。得意水面で近況の不振打破へ燃える平見は“当地3連続優出”へ気合満々だ!

最後に、平見と同じ愛知支部の宇佐見淳(11位タイ)も、本日“連勝”がノルマの厳しい立場だが、逆転進出の可能性は残している。現状は「出足型」で「直線系」に不満を残しているが、相棒の「34号機」は“看板機”の1つ。従って、良化の余地は残しており、気合の入る予選ラスト2走(3R4枠&10R1枠)に注目しておきたい。
11月13日(火)

2日目
地元の深水慎一郎&松浦博人が連勝発進!

昨日の初日は、緩やかなホーム「向かい風」に対して、潮回りの方も風向きと順目の「下げ」基調のため、一日を通して絶好の水面コンディションとなった。

その初日は、計「9勝」を挙げたスロー勢(1〜3号艇)が主導権を握るレースが多かったものの、1号艇は「5勝」に止まった。誤魔化しが利きにくい「下げ潮」の静水面で、機力劣勢のイン艇は苦戦を強いられた格好。その一方で、ダッシュ位置(4〜5号艇)から舟足を伸ばす艇も見受けられ、その結果、5号艇も「3勝」を挙げる活躍を見せた。

さて、“SG2冠”の守田俊介(1号艇)・笠原亮(2号艇)が内枠にエントリーした初日メインの「江戸川選抜戦」は、カドから“激熱”のトップS(0.03)で飛び出した長谷川雅和(4号艇)が「絞り捲り」に出たが、マーク位置の萩原秀人(5号艇)がスピード満点の「捲り差し」で突き抜けて快勝した!

その萩原は「展開が良かった。有難いですね!」と自力で攻めた長谷川に敬意を表するとともに、「足がいいと感じる余裕はなかったけど、エンジンはいいと思います」と、詳細は掴みかねているものの、タッグを組む「61号機」の猛パワーは感じ取った様子だった。

実際、展示航走の時点から猛烈な動きを見せていた萩原は、本日の2走(3R2枠&9R4枠)もズバリ“連勝”が濃厚。さらに、今節は「潮回り」が良好で、この先も苦手としている波が出る確率は非常に低い。よって、このまま“無双モード”に突入して「1着」を量産しそうなムードだ!

そして、同選抜戦2着の長谷川も「欲を言えば乗り心地がもう少しですけど、足は全体に良さそうです」と、こちらも相棒の「18号機」が強烈に噴いている。スロー枠からの2回乗り(5R3枠&12R1枠)が控えている本日は、萩原秀と同様に“連勝”が有力だろう。

一方、注目の守田(2着・3着)と笠原(1着・6着)は、悲観する足ではないものの、特長らしい特長が見当たらない。「出足も伸びも普通ですね」と言う守田にとっては、踏ん張りどころの本日2走(4R3枠&10R6枠)になってくる…。

また、藤岡俊介・山地正樹の2者も、特筆すべき部分はなく、機力的には全くの並クラス。「伸びを意識してますし、出足を求めることはないです」と言う藤岡は“先行勝負”を貫く構えで、自力枠の本日2走(6R3枠&11R1枠)は渾身の“S駆け”でポイントアップを目指す。

対して、ダッシュ枠からの2回乗り(2R6枠&7R4枠)が控えている山地だが、6枠時は「前付け」を匂わせている。参考までに過去3年の記録を遡ったところ、一度たりとも「6コース進入」はなかった。よって、本日の前半戦はS展示の時点から、進入の動向に注目しておきたい。

選抜組以外では、深水慎一郎&松浦博人の地元両者が“連勝発進”を決めている。ともに初日は内枠の利を生かした形だが、「エンジンが良さそう。ダッシュの時はもう少し伸びを求めてみます」と言う深水の機力は悠に上位クラス。従って、5枠戦(9R※1回乗り)の本日も好勝負を期待して良さそうだ。

その他、平見真彦(1着・2着)と池田剛規(2着・2着)も幸先良く“2連対”で滑り出したが、特に機力気配が良かったのは平見(6R5枠※1回乗り)で、「最近はずっと不調でした。得意の江戸川で何とかしたいと思ってます」と不振打破へ燃えている。“初V”を飾った当地とあって、乗りっぷりも抜群だ!

そして、「64号機」が相棒の萩原善行(3R4枠&10R2枠)も強烈なパワーを見せ付けた。本人も「無理に回りに行っても、そこから出て行く。ペラも鉄兵(石渡)が乗るような格好をしているし、何もしない」と機力を絶賛するとともに、2節前に使用した石渡の調整に対して全幅の信頼を寄せている。この“鬼足”を誇る萩原善は、主力陣にとっても脅威の存在になってきそうだ。

最後になるが、内堀学(7R5枠&12R2枠)・宇佐見淳(7R2枠※1回乗り)に加えて、初日を「3着・1着」と好走した染川直哉(10R4枠※1回乗り)の3者も、モーターの仕上がりは良好だ。

中でも、染川は「後半レースの方が足は良かったですね」と言う通り、昨8Rは強力な行き足で、守田(2号艇)を相手に堂々とインから逃げ切っている。前述した萩原善とともに、2日目以降も「穴メーカー」としてマークしておきたい存在だ!
11月12日(月)

初 日
選抜組では長谷川&萩原秀が大看板機を獲得!

新期2節目となる今節は「ういちの江戸川ナイスぅ〜っ!カップ」の4日間シリーズ(得点率制)。なお、昨日の前検日はホーム「追い風」に対して、逆目の「下げ潮」が対峙したことで、若干「ポチャ波」が立つ水面の下で「航走検査」と「S練習」が実施された。

そして、本日の初日は、終日「向かい風」が吹く気象予報が出ているが、強い風は吹かぬ見込み。よって、順目の「下げ潮」が止まる10Rまでは好コンディションが期待できるし、逆目の「上げ潮」が入り始める11R以降も極端な波水面になる可能性は低そうだ。

さて、今シリーズは、この直後にSG戦(チャレンジカップ)が控えている守田俊介&笠原亮に熱い視線が注がれる短期決戦。まず、初日メインの12R「江戸川選抜」の1号艇にエントリーしている守田(※前半は8R2枠)だが「起こしはそれなりでしたけど、回り過ぎですね…」と、S練習後は首を傾げていた。

それでも、「行き足」に関しては及第点が付けられるレベルにある守田。常に質の高い「S」を踏み込んでくるし、今年の“ダービー王”が初日を連勝で滑り出す確率はかなり高そうだ!

そして、同選抜2枠の笠原(※前半は7R1枠)も、初日は守田と同様に内枠2走からのスタート。「チルトが1.5度になっていたし、0度に下げて乗りましたけど、足は普通ですね」とこちらも調整途上を匂わせていたが、気配の方は決して悪くなかった。

その笠原にとって、課題となるのは「S」の一点。過去に当地では“節間2本のF”を切った苦い経験があり、その悪夢がトラウマになっている様子。よって、足云々よりも自身の「メンタル面」との戦いになってきそうだ…。

そして、他の選抜組4者では、長谷川雅和(4枠※1回乗り)・萩原秀人(5枠※1回乗り)の両者が、ともに当地の“大看板機”を引き当てている!

まず、2連対率トップの「18号機」が相棒の長谷川は「スリット付近」の脚勢がかなり目立っていた。夏場以降は勢いに陰りが見えた同機だったが、前節にタッグを組んだ杢野誓良が“快速仕様”に仕上げ切って優勝を飾っている。

その前節で装着が開始された「温水パイプ」が、同機に好影響を与えている可能性は高そう。従って“当地巧者”でもある長谷川もポイントをしっかり重ねて、覇権争いに食い込んでくるのは必至だろう。

一方の萩原秀は、直線の“パンチ力”では「18号機」を凌駕する「61号機」が相棒で、実際のところ“前検一番時計”を叩き出している。ただ、前記した守田・笠原とも互角に渡り合える“攻撃力”を装備している萩原秀だが、「風」と「潮流」が対峙した際に生じる当地独特の「うねり」を苦手にしている…。よって、選抜戦も水面状況を考慮した上で、慎重に舟券作戦を組み立てたいところだ。

予選発進組に目を移すと、「61号機」と並び立つ“伸び自慢”の「64号機」を手にした萩原善行が「行き足・伸びがいいし、乗りやすかったね!」と満面の笑み。仕掛けにはムラのある萩原善だが、初戦(4R3枠※1回乗り)から注目したい存在だ。

さらには、三品隆浩(14号機)・内堀学(65号機)・深水慎一郎(28号機)の“地元トリオ”も、飛びっきりの好モーターを獲得している!

この3者では、新期一発目だった前走地(びわこ)でいきなり「V」を飾った内堀のリズムが絶好。「回り過ぎていましたけど、それでも足は悪くない。しっかり合わせたいですね!」とのこと。有り余る機パワーを制御できれば、確実にモーターは噴くはず。初戦はインに笠原が構える3枠戦(7R※1回乗り)だが、渾身の“S攻勢”で虎視眈々と逆転を狙っている。

その内堀と同様に、深水も「回り過ぎで、チルト0.5度のままでは乗れませんね」と調整の余地を残しているが、直線の足色には力強さが感じられた。あとは「回り足」の部分を改善できれば、内枠2走(4R2枠&10R1枠)の初日は連勝も十分に可能だろう。

そして、“準主力クラス”の宇佐見淳(5R5枠&11R6枠)と井内将太郎(4R6枠&11R5枠)の2者も「上位クラス」に分類されるモーターを掴んでいる。

この中では、「ちょっと乗り味は違うんですけど、行き足は良さそうですね」と言う井内のスリット足が良好。「捲り差し」を多用する宇佐見に対し、この井内は典型的な自力タイプで「捲り」が得意。初日もダッシュを乗せた「S」がビシッと決まるようだと、枠は遠くても好勝負に持ち込めるはずだ!