6月24日 (土)
男女W優勝戦 第41回サンケイスポーツ杯

ホーム/総展望

男女W優勝戦・第41回サンケイスポーツ杯 / 6月23日〜6月28日

節全体の展望・注目の選手

当地ドル箱柏野SG常連吉田俊が男子2強!

女子では、江戸川大得意大瀧に主役を期待だ!




3436
柏 野  幸 二

4055
吉 田  俊 彦

3999
大 瀧  明日香

3188
日 高  逸 子

4053
芦 澤    望

3993
永 井  聖 美


次節は、6月23日(金)に開幕する「男女W優勝戦・第41回サンケイスポーツ杯」の6日間シリーズで、男女別に予選を4日間戦い、5日目に各2つの準優勝戦(男子9R&11R、女子10R&12R)を実施。そして最終日の優勝戦は、男子が11R、女子がオーラスの12Rに行われる。

なお、通常なら梅雨本番を迎える6月下旬は、水面状況が安定する時期だが、シリーズ前半の3日間が「大潮」、4日目以降も「中潮」ということで、「潮位差」が大きい6日間となっている。よって、潮流と逆向きの風が強まると波が出て、当地不慣れな選手にとっては難易度の高い水面条件となる可能性もある。

さて、計「5名」が参戦する予定の男子A1級では、当地通算「17優出&4V」の実績を残している柏野幸二が優勝候補の筆頭格だ。江戸川は前回戦(昨年12月の京葉賞)でも、エース機をゲットする“引きの強さ”を見せつけると、センター発進(3枠)となったファイナルの優勝戦では、一気に捲ってVをもぎ取っている。

近況も、2節前の津でVを飾るなど、リズムは悪くない柏野。余程の低調機さえ引かぬ限り、彼らしい積極果敢な攻めっぷりで、V戦線を盛り上げてくれるはずだ!

そして、「G1戦V3」の実績を誇る兵庫支部の強豪・吉田俊彦が3年ぶりに当地参戦。一般戦を走れば“圧倒”できる旋回力の持ち主で、特に「捲り差し」の切れ味は天下一品だ。それ故に、極端に水面が荒れると減点材料になるが、当地は過去に「2度」のV歴があり、相性は決して悪くない。水面慣れが早いようだと“ピンラッシュ”も十分だろう。

杉山裕也坂元浩仁の「愛知コンビ」も好勝負は確実。5期連続で勝率が「7点」を超えている杉山は、充実期を迎えて脂が乗り切っている。“剛と柔”を兼ね備えたハンドリングは安定感十分。当地は約1年半ぶりとなるが、今の充実ぶりなら期待が持てる。

逆に、坂元の方は、昨年4節、今年もすでに3月の「G1ダイヤモンドカップ」に出場するなど、江戸川は出場機会が多い。最近は結果を出せていないが、荒水面に臆することはないタイプで、首尾良く好モーターを引けるようだと、楽しみ倍増の存在だ。

また、現在はA2級だが、来期(7月1日〜)のA1級復帰が確定している橋本久和も、言わずと知れた“江戸川巧者”のひとり。愛弟子の土屋智則が先日行われた「62周年記念」を制したが、橋本自身も当地のG1タイトルホルダーで、江戸川水面との縁は深い。近年は差すレースが増加しているが、根は“捲り屋”だけに豪快な攻めを期待したい。

そして、芦澤望荻野裕介奥平拓也の「地元トリオ」が、手強い遠征勢に立ち向かう。A1級の芦澤は、過去に「1度」しか優出経験がない当地をやや苦手にしているが、昨年の夏頃から江戸川の配分が増えてきた。出場機会が少なかった以前よりは水面に対処できるようになっているし、まずは準優(ベスト12)入りがノルマだろう。

そして、当地「2V」の荻野と、通算「21優出&1V」の奥平の両者は、虎視眈々と優勝を狙っている。荻野はムラ駆け傾向だが、勢いに乗ると突っ走るタイプでもあり、序盤に流れを掴めるかがキーポイントになりそうだ。

一方の奥平は、江戸川を人一倍多く走っている大きな強味があり、調整面は手の内に入れている。中堅級以上のモーターが引ければ、コース不問の自在な走りを期待して良く、高い確率で舟券に貢献してくれるはずだ。

女子選手に目を移すと、当地でV経験があるのは大瀧明日香谷川里江の両者。特に大瀧は、当地近5節において「4優出&1V」と、輝かしい実績を残していて、滅法得意にしている。やや勝ち味に遅いところもあるが、「コーナー勝負型」で道中の接戦はお手の物。粘り強い走りでポイントを重ね、少なくとも優出(ベスト6)入りまでは堅いだろう。

大瀧に対し、谷川は積極的な攻めを身上としており、自力で仕掛けて行くレースが多い。また、荒水面をしっかり乗りこなしてくるガッツもあり、通算で「8優出&2V」と、現役の女子では屈指の当地実績を誇る。近況も“3連続優出中”と絶好調モードで期待は高まるばかりだ。

そして、50代半ばを迎えた現在でも、トップレーサーとして君臨する日高逸子も当然V争いに食い込んでくる。整備にしてもレースにしても、とにかく粘り強く、特に「差し」の巧さは絶品。参戦機会は限られている当地だが、昨年2月の「G3江戸川女王決定戦」では当地初優出を果たしたばかりか、不利な大外枠から巧い走りを見せて「準V」と好走。生命線の「回り足」がある程度きていれば、確実に好走が見込める。

滋賀支部の水口由紀香川素子も、実力的に準優(ベスト12)入りはまず堅い。水口は「他力タイプ」だが、道中の競り合いでしぶといのに対して、香川は自力で局面を打開できる「スピード旋回」が武器。ともに水面が多少荒れても乗りこなしてくるが、ここが「F2」による長欠(90日間の休み)明けの2節目となる香川は、まず「レース勘」を取り戻しているかがカギとなる。

そして、今期絶好調の永井聖美も覇権を争うひとり。硬軟自在に立ち回れるタイプで、展開を的確に読んだハンドルワークは精度も高い。当地は通算で7節しか走っていないが、現在は“2連続優出中”と、水面にも対応できている。3節前の戸田ファイナル(1枠)で「F」を切ってしまったが、捌き勝負に徹してポイントを積み重ねるはずだ。

(※記載の出場予定選手・データは、2017年6月19日現在のものです。)

開催日別 展望
6月24日(土)

2日目
1号艇の吉田俊&橋本は首位不動!

昨日の初日は、ホーム「追い風」が緩やかに吹いたが、潮回りの方も順目となる「上げ」基調ということで、良好な水面コンディションでの幕開けとなった。

なお、初日の1号艇は、男子2勝&女子3勝の計「5勝」のみで、前節後半からの“イン受難”の流れがまだ続いている感じ。また、昨11Rの男子選抜戦では、当地巧者で有力なV候補だった柏野幸二(1号艇)が「F」に散り、残念ながら戦線を離脱した…。

さて、男女別で予選を4日間戦う今節だが、男子では星野太郎が内枠を生かし切って初日連勝と、開幕ダッシュに成功。「引き波の上でもいい感じだし、レースがしやすいね。ここ何年かの江戸川では一番いい!」と早くも調整に正解が出て、「出足」と「伸び」が万遍なく揃う“最高の足”に仕上がっている。

その星野は、本日の2日目もスロー枠(11R3枠※1回乗り)から戦いで、ポイントアップは必至。ダッシュ枠が回ってくる中盤戦以降に備えて、しっかりと貯金を作っておきたい。

また、前記した通り、柏野が「F」を切った男子選抜戦は、熱いスリット合戦になったが、2コースから順走していた橋本久和が、繰り上がって1着。エース級の「17号機」を引き当てた時点で期待は膨らんだが、実戦後は「どちらかと言えば伸び系だね。ターン回りは前検からあまり良くない…」と、操縦系に課題を残している。

ただ、橋本は「このエンジン、一度も割ってないみたいだし、洗浄して、中を見てみたいね」と上積みに余念がない。1枠1回乗りの本日(7R)は、確勝を期す一番だ!

他の男子選抜組では、杉山裕也&坂元浩仁の愛知コンビが明らかに出足劣勢で、上積みが急務な状態。また、同選抜戦で3着の吉田俊彦(初戦の昨5Rは1着)も、「乗り心地が良くないね。直線も芦澤(望)君の方が強い。向こうは20%機で、こっちは40%もあるのにね…」と苦笑い。それでも、旋回テクニックはさすがで、内枠2走(5R1枠&11R2枠)の本日は好勝負が確実だ。

そして、足色がいいのは、吉田俊と同期(86期)の芦澤だ。「試運転で弱いと感じる伸びが、レースではいい。ターン回りもいいですね」と満面の笑みで、「最近は不調だし、乗る方に集中します!」とのこと。本日の1走(9R2枠)も、しっかり立ち回って今節初勝利を目指す。

一方の女子選抜戦は、インの日高逸子と差してきた水口由紀(2枠)・大瀧明日香(6枠)で大接戦となったが、「今の(レース)は気合でした!」と振り返った日高が競り勝って1着。2着には大瀧が入線した。

ただ、勝った日高は「伸びがない。整備したけど、余計に悪くしてる。暗黒の日々が始まるね…」と話す通り、機力は劣勢。本日はダッシュ枠2走(4R4枠&8R6枠)から戦うが、現状では展開をしっかり読んで“捌き勝負”に持ち込むしかないだろう。

また、「2着・2着」と好発進を決めた大瀧も「ターン回りは合格点が付きますけど、伸びが良くない」と、こちらも低調機で直線に不安あり。しかし、日高と同様に、粘り強い走りが身上で、本日の2枠戦(10R※1回乗り)も大崩れは考えられない。

なお、女子選抜組では池田明美と谷川里江の足色が上位だが、その中でも谷川のパワーが超強力だ!

「ペラはある程度叩けたと思うんだけど、舟の向きが悪いね」と操縦系統に改善の余地がある谷川だが、「伸びはいい。(前回の事故で)ピストンが換わってるけど、壊れてないと思う」で、さらなる上積みも見込めそう。好枠デーとなる本日の2走(6R2枠&12R1枠)は、ズバリ“連勝”が濃厚だ。

また、選抜組以外で目立つ動きを見せていたのは、初日を「3着・2着」にまとめた宇野弥生と、確かに展開も向いたが、昨6Rで大外から2着に食い込んだ蜂須瑞生の2人。

「Sの足がもう少しですけど、ターン回りはいいですね」が宇野なら、当地経験が浅い蜂須も「多分ですけど乗りやすい。ちゃんとSが行ければ戦えますね!」と、両者ともに“実戦向き”の足で、着はまとまりそうな機力気配だ。

特に、宇野は現在こそ「B1級」だが、復調すれば「A1級」を張れる実力者で、女子きっての“速攻派”だ。本日は前後半ともに同支部の先輩・谷川との対決(6R3枠&12R5枠)で、谷川に対して枠は不利だが、自慢の攻撃力を発揮できれば互角の勝負も可能だろう。
6月23日(金)

初日
男子・橋本&女子・谷川が強力機をゲット!

今節は、2準優制で争われる「男女W優勝戦・第41回サンケイスポーツ杯」の6日間開催。まずは、男女別に予選を4日間戦い、それぞれの準優(ベスト12)メンバーを選出する。

そして、5日目に行われる「4つ」の準優勝戦(男子9R&11R・女子10R&12R)を経て、最終日の11Rに男子、そしてラストの12Rに女子の優勝戦が行われる。

さて、今節は看板機の一部(64号・70号・22号)が使用されていないが、男子選抜戦(11R)の2枠にエントリーしている橋本久和(※前半は1R4枠)が、メーカー機の1つである「17号」をゲットした!

前検日のS練習では「行き足」の良さが感じられたが、この「17号機」は調整次第で「出足型」にも「伸び型」にも仕上がる優良モーター。橋本自身も昔から当地を“超ドル箱”にしているだけに、期待は膨らむばかりだ。

他の男子選抜組では、芦澤望(4枠※前半は5R5枠)と坂元浩仁(6枠※前半は7R4枠)が低調機とのタッグ。また、杉山裕也(5枠※1回乗り)も中堅機を引いているが、特訓気配が悪くなかった杉山に限れば、何とか戦えそうなムードだった。

一方、柏野幸二(1枠※前半は3R2枠)と吉田俊彦(3枠※前半は5R4枠)の両者は、まずまずのモーターを手にした。ただ、その2基ともに前操者が転覆を喫している。「壊れてなければいいけど…」とは吉田俊の言葉で、レース直前の気配をしっかりチェックしたいところ。

そして、選抜組以外の男子についてだが、女子と比較すると、好モーターを手にした選手の比率が低いものの、奥平拓也&深澤達徳の地元勢とともに、周年記念で石渡鉄兵が使用した「55号機」を掴んだ星野太郎の3人は、前検で好練習を披露した。

特に注目したいのは地元の2者で、「カマすと伸びるね!」と言う奥平と、「良一君(前操者の山本)が着獲ってますもんね。回転の上がりや体感が良かった」と話してくれた深澤は、ともに手応え十分の様子だった。

奥平は、1枠戦(9R※1回乗り)で“確勝”を期す初日だし、当地に苦手意識がある深澤も、自分でレースを作れるカド&インからの2回乗り(3R4枠&7R1枠)だけに、開幕ダッシュを決めたいところだ。

一方、女子では、初日メイン(12R)の「女子選抜戦」に登場する谷川里江(3枠※前半は4R4枠)が、周年V機(土屋智則)の「26号機」をゲット。ただ、当機は前回に使用した竹村明が5日目に転覆(負傷帰郷)して、ピストンとプロペラが交換されているのは少々気懸かりだ…。

その影響で、前検日はピット内を慌しく駆け回っていた谷川だったが、断トツの前検一番時計(6.44)を叩き出しており(出足に関しては未知数ではあるものの)、26号機本来の「伸び」は維持できている可能性が高い。女子屈指の“当地巧者”として鳴らす谷川だけに、足元さえまともなら好勝負は確約だろう。

また、他の女子選抜組では、日高逸子(1枠※1回乗り)・香川素子(5枠※前半は2R4枠)・大瀧明日香(6枠※前半は8R3枠)の3者は、低調モーターとのタッグ。女子同士の予選で、苦闘するシーンは考え難いが、気の抜けない戦いを強いられそうだ。

そして、水口由紀(2枠※1回乗り)と池田明美(4枠※前半は6R5枠)はソコソコのモーターを手にしており、「チョロチョロ伸びますね。エンジンが出てれば波も気にならない」と話す池田が手応えありの様子。調子の浮き沈みが激しいタイプだけに、初日の戦いがカギだが、リズム良くスタートが切れれば、節間を通して突っ走る可能性もありそうだ。

その他、選抜組以外の女子では、蜂須瑞生・新田有理・横田悠衣の伏兵3者に好モーターが渡っている。なお、当地初出場の新田は勿論のこと、残りの2者も当地経験は浅く、新田と横田は半信半疑の様子だった。

対する蜂須は「いいエンジンなんですよね?」と記者に逆質問するとともに、「乗りにくさがなかった。このままで行けそうですよ!」と明るい表情だった。2節前の浜名湖では優出(4着)と、着実に腕を上げているだけに、初日は6枠1回乗り(6R)だが、“連穴”として注目したい。

また、「伸びは少し弱い気がしたけど、乗りやすかったですよ」の鳥居智恵は、「波は苦手だけど、江戸川勝率は高いし、得意水面かも(笑)」と当地戦は意外にしぶとい。加えて、初日は得意の内枠(2R1枠&10R2枠)に組まれており、粘り強く舟券に貢献してくれそうだ。

そして、地元ベテランの橋谷田佳織(2R5枠&6R3枠)も、「クルクル回れるようならいいですね〜」とリラックスムード。女子の中では当地経験が豊富で、特に「潮位差」の大きい今節は“地の利”が存分に生きるはず。基本は「2着・3着」タイプだが、当地においては展開次第で「差し抜け」もあり、穴党ファンにとっては、今節も目が離せぬ存在になりそうだ。