11月19日 (日)
誰が勝ってもデビュー初優勝!月兎ソースカップ

ホーム/総展望

誰が勝ってもデビュー初優勝!月兎ソースカップ / 11月17日〜11月20日

節全体の展望・注目の選手

地元A1レーサーの北山康介“初V”へ激走!

遠征勢では当地好走型重木輝彦が注目株!




4535
北 山  康 介

4543
重 木  輝 彦

4593
小 坂  宗 司

4572
渡 部    悟

3683
小 羽  正 作

4676
後 藤  隼 之


新期2節目の次回は、11月17日(金)に始まる「誰が勝ってもデビュー初優勝!月兎ソースカップ」の4日間シリーズ(ポイント制)。なお、当節は予選3日間の得点率上位6人が優勝戦に進出するが、タイトル名の通り、出場を予定している45人全員が“デビュー初V”を懸けて争う短期決戦だ!

ちなみに、昨年行われた同タイトル戦のファイナルでは、内枠の2人(1号艇・宮崎奨&2号艇・相原利章)が痛恨の「F」に散って、差しから繰り上がった4号艇の山口隆史が「恵まれ」ながら無冠返上に成功している。

選手なら誰もが、1度は「V」の美酒に酔いたいもの。よって、当タイトル戦は毎回予選道中から熱いバトルが繰り広げられる注目のシリーズだ。

さて、V経験のない面々による開催だけに、A級選手の比率は低めだが、今節唯一人の「A1レーサー」として期待を背負うのが地元の北山康介だ。見ている者を唸らせる鮮やかなレースをしたかと思えば、思いもよらぬ「ポカ」もあるタイプだが、能力は間違いなく一級品。

「地元の中で一番相性がいい!」と言う当地は、既に「6回」の優出歴があるドル箱水面の北川。無類の“波巧者”でもあり、水面不問で初日からメイチでかっ飛ばす!

その北山の“対抗格”として、まず名を挙げたいのは兵庫支部の重木輝彦だ。「差しタイプ」で自力で攻め切るレースこそ少ないが、3期連続の「A2級」が確定しており、着実に力を付けている印象だ。

そして、江戸川は「初優出」を決めた思い出の地でもあり、水面が多少波立ってもしっかり乗りこなしてくる。短期決戦ということで、この重木も初日からトップギアで「V」を目指す!

来期適用勝率が「6.14」と自己最高を更新した小坂宗司は、現在こそ「B1級」に甘んじているが、強気な攻めが身上でダッシュの利いた質の高い「S」が最大の武器。その代償として「F」もやや多いが、事故が減少すれば、A級に定着可能な攻撃力を装備している。

この小坂、新期一節目の戸田では、予選を「7戦6勝」の快進撃でV戦の1号艇をゲット(得点率制)。しかし結果は、2コースの烏野賢太に差し切られて本当に惜しい銀メダル(準V)だった。当地は約2年半ぶりと久々の参戦だが、今の勢いを持ってすれば悲願の「初V」も十分可能だろう。

同じ大阪支部では、渡部悟も来期で4期連続の「A2級」と成長ぶりが窺える。「捲り屋」の小坂とは対照的に、「差し屋」の渡部は、レースを作るよりも冷静に展開を突いてくるタイプ。

ただ、当地の前回戦(8月のG3アサヒビールカップ)では、3年ぶりのブランクも多分に影響していたが、潮流への対応に苦労していた印象。今節も波が出ると心配な面はあるが、前回時よりは水面慣れが見込めるだけに前進可能なはずだ。

通算で「23回」の優出歴がある山口支部の武重雄介も、優出戦線に絡んできそう。Sは速くない反面、「旋回力」は十分で道中の競り合いもお手の物。モーター抽選に今ひとつ恵まれない当地だが、江戸川の水面自体はソコソコ乗れる方。好機の援護を得るようなら、コース不問で的確に捌いてくる。

そして、福岡支部勢にも初Vを狙えそうな面々が数多く揃っているが、出場選手中最多の通算「36優出」を記録しているのは小羽正作。決して1着を量産するタイプではないが“積極走法”が持ち味で、一般戦クラスなら「S力」も上位と言えるレベルだ。

悲願達成には、好モーターの援護が欲しいところだが、江戸川勝率(5.31)は決して低くないし、水面はそう苦ににしない小羽。前期未消化分の「F休み」を残しているのは痛いが、初日から攻めの走りを貫きたいところだ。

前期に「A1級」の経験がある小林文彦は、とにかく事故が多く、それが出世の妨げになっている。来期(1月1日〜)は事故率超過(0.74)によって、B2級からの出直しを強いられるが、旋回力はしっかりしているだけに“ターン勝負”に活路を開きたい一節だ。

田中京介鶴田勇雄の両ヤングも「A2級」に定着しつつあって、今回のメンバー構成であれば「V」が十分狙える。「調整面」&「レース」ともにガムシャラな田中に対し、鶴田の方は比較的冷静に立ち回る方。水面適性は、ガッツを前面に出す田中に分があるが、ともに優出(ベスト6入り)のチャンスは十分だろう

冒頭で取り上げた北山以外の東京支部勢では、A2級の後藤隼之をはじめ、森作雄大板倉敦史の両者も、地元水面で“大仕事”を目論んでいる。

特に、ピカイチの“ダッシュ力”を誇る後藤は、当地初優出を決めた前々回(2月のBR研究ファン感謝祭)のように「伸び型」の好モーターを引き当てると、自慢の攻撃力が倍加。「江戸川は苦手な方ですね」と話しているように、荒水面は歓迎できないが、静水でレースができれば面白い存になってくる。

また、2年前の当タイトル戦で弟の広大が「初優出&初V」を達成した森作も、気合満点で臨むはず。そして、勝率を少しずつ上げている板倉も、あらゆる面で成長を遂げている。近況の当地戦では、モーターを出せているし、水面も乗れるようになってきた板倉を“惑星候補”に推奨しておきたい。!

さらに、Sに難はあるが、機出し手腕に定評がある坂井康嗣や、生命線の「回り足」が仕上がってさえいれば、キッチリ展開を突いて浮上してくる浮田圭浩も、初日で流れを掴むようであれば優出圏に絡んでくるのは必至。

加えて、今節の「最年長レーサー」である金澤一洋も波水面は得意で、当地との相性は良好だ(通算勝率5.42&4優出)。器用さは少々欠いても、好調時の攻めは実に積極的。自力で「捲り」に行ける伸び型の好機を手にすると一躍“台風の目”になる!

(※出場予定選手・データは、すべて11月11日現在。)

開催日別 展望
11月19日(日)

3日目
重木輝彦&後藤隼之がメイチの勝負駆け!

昨日の2日目は、季節外れとも言える南寄りのホーム「追い風」が、時間帯によってはやや強めに吹き抜けた。水面状況が悪化した6Rから安定板が装着されたが、レース終盤の10R以降は風も収まり、コンディションが一気に改善した。

なお、予選最終日となる本日の3日目は、「向かい風」が午後に入ると「追い風」に変化する気象予報が出ている。それに対して、潮回りも4Rまでが「下げ潮」で、5Rの「潮止まり」を経て、6R以降は「上げ潮」に変わる“順目”の一日で、良好な水面コンディションを期待して良さそうだ。

さて、初日メインの「江戸川選抜」を制した小羽正作が、ここまで無傷の“3連勝”で、堂々の得点率トップに立っている。「3連勝して上位と言わないと恥ずかしい。伸びがいいし、バランスも取れてますよ!」と言うように、機の仕上がりは申し分ない。

レース内容も、3戦全てが「逃げ」か「捲り」の自力での勝利で「S」もビシビシ決まっている小羽。好枠を全て消化したため、本日の予選ラストは厳しい外枠からの2走(5R6枠&9R5枠)となるが、ここも攻めの姿勢を貫いて、V戦の白カポックを目指す!

その小羽が外枠を残していることにより、北山康介(2位)・鶴田勇雄(3位)・小坂宗司(4位)の3者にも、V戦のポールポジションを獲得するチャンスがありそう。「バランス型」の北山&鶴田に対し、小坂は「出足型」の仕上がりだが、いずれも“上位級”の評価は下せる。

なお、本日の注目レースは「5R」&「7R」で、まず5Rは、鶴田(3枠※後半は10R4枠)VS小羽(6枠)の直接対決。鶴田としては、枠有利に先手を奪いたい一戦だが、大外とは言え「S」が速い小羽との攻防は必見だ。

一方の7Rでは、小坂(1枠※1回乗り)と北山(5枠※1回乗り)が激突する。仮に、小坂が1着で北山が2着だと、得点率「9.40」で並ぶが、「1着本数」で上回る小坂が北山を逆転できる。よって、今節唯一の「A1級」で期待の大きい地元の北山がV戦の1号艇を勝ち獲るには、小坂に先着することが“絶対条件”となる。

以上の4選手は優出(ベスト6入り)が有力だが、続く5位の永井亮次は「足は少し弱いですね…」とコメント。そして、2連対率が20%を割る低調機(37号)とのタッグの6位・渡部悟も「ビックリするくらい行き足がなかった…」と、ともに機力面に不安を抱えている。

なお、渡部はイン戦での一発勝負(9R1枠)だが、同レースの5枠にはシリーズリーダーの小羽がいる…。このまま「行き足」が甘いようだと、楽な戦いは望めないだろう。

従って、残り「2つ」の優出枠を廻る争いは熾烈になりそうだが、ボーダー下(7位以下)からの勝負駆けに挑む面々では、初日選抜メンバーの重木輝彦(12位)&後藤隼之(15位タイ)がやはり注目株だろう。

まず重木だが、初日の選抜戦は「6着」スタートだったものの、昨日は「1着・3着」で望みを繋いだ。機力面も「後半レースは乗り心地があったし、行き足と伸びに回る感じも良かった。いい時の江戸川の感触で、上位級ありますね!」と調整に正解を出した。

本日の重木は、カド&イン戦(4R4枠&11R1枠)ということで、「S」も目一杯踏み込んでくるはず。まずは前半戦を勝ち切って、後半の1号艇で勝負を懸けたいところだ。

一方の後藤は、昨日の後半レースで痛恨の6着大敗を喫し、順位を大きく下げた。「回り足」にも多少重さがあったが、機歴を考慮すると「伸び系」の雰囲気は悪くない。期初め早々に「F」を負ったため「S」が課題になるが、スロー枠からの2走(6R3枠&10R1枠)残しなら、“連勝がノルマ”の厳しい勝負駆けでもチャンスは十分ある!
11月18日(土)

2日目
小羽正作&田中京介の福岡コンビが連勝発進!

昨日の初日は、一日を通して微風の吹く絶好の水面コンディションで開幕。なお、1号艇が「7勝」を挙げた一方、ダッシュ勢(4〜6号艇)は未勝利に終わり、終始スロー勢が主導権を握る一日だった。

本日の2日目も、強風は吹かぬ気象予報が出ているが、ホーム「向かい風」に対して、潮回りは逆目となる「上げ潮」基調ということに加えて、「大潮」で潮位差が結構大きい。よって、潮流が強まる時間帯(7R〜10R)は、水面が多少波立つ可能性もある。

さて、昨日注目された初日メインの「江戸川選抜」だが、1号艇の小羽正作が逃げ切って、差した2号艇の北山康介が順走する「出たなり」の決着。前半戦も1着の小羽は初日連勝、北山も2連対(2着・2着)と好発進を決めた。

前検日に「スリット付近の気配が良くないです」と表情を曇らせていた小羽だったが、昨日は「掛かりがいいですし、前検からトータルでかなり良くなってます」と動きが一変。本日の3枠戦(9R※1回乗り)も好勝負必至で、無傷の“3連勝”も十分可能だ!

一方の北山は、初日の前半戦後に「合ってなくて、ターン回りが良くない…」と言うと、すぐにペラ調整室へ駆け込んだが、後半の選抜戦後に話を聞くと「乗り心地が良くなった。伸びもSが全速なら出て行きそうですね!」と一気に良化。本日の2走(6R3枠&12R1枠)は勝負どころで、本人も“連勝”しか眼中にないはずだ。

初日予選組では、小羽と同じ福岡支部の田中京介が“連勝ゴール”を飾った他、渡部悟(1着・2着)、永井亮次(2着・1着)、小坂宗司(2着・2着)の“大阪トリオ”に加えて、西村豪洋(2着・2着)の計「5名」が2連対発進を決めた。

ただ、田中・渡部・永井の3人は、いずれも「低勝率機」とのタッグ。展開を突く「回り足」がきている反面、「伸び」はやや劣勢なのが共通項だ。

それに対して小坂と西村は、レースを見ている限り「中上級」はクリアしている印象。「エンジンは出足型ですね。後半戦は乗りやすくなってました」と話す小坂は“攻め位置”の奇数枠2走(5R5枠&10R3枠)で自慢の「速攻力」を生かしたいところだ。

一方、初日の外枠戦で好走した西村は、短期決戦という点を考慮すると、大きなアドバンテージを得た。「内枠は苦手なんです…」と言う通り、好枠での取りこぼしが多いタイプだが、「伸び系」の仕上がりは上々。本日のイン戦(8R※1回乗り)をしっかり物にして、明日の予選最終日へ貯金を蓄えたい。

さらに、「抜群機」を手にしている面々の中でも“別格”と言える動きを見せ付けたのは、大橋庸志と三野勝重の両者だ!

「出てますよ!どちらかと言えばストレート系がいいけど、後半は乗り心地も良かったですね」とは大橋の談。普段は強気なコメントが少ないタイプだが、今節ばかりはエース機(26号)が相棒とあって自信満々。スロー戦(3R3枠&10R2枠)の本日も好勝負可能だ。

三野(8R2枠&12R6枠)も「乗りやすくはないけど、舟が返ってきたし、悪くはないです」と控え目ながら、旋回後の押しは“超強力”。こちらもコースを問わず、軽視できぬ存在だ。

それに対して、「伸び系」に限ればエース級の「64号機」とタッグを組む桑原啓は「(調整が)ズレていて、力強さがもうひとつ…」と苦笑い。確かに当機本来のパンチ力はまだ感じられないが、好枠デー(1R2枠&5R1枠)の本日は連勝も狙えそうだ。

最後に、初日選抜メンバーの1人である浦田晃嗣も、前記した桑原と同様、本日は内枠からの2回乗り(5R2枠&11R1枠)となるが、ワースト機(40号)とのタッグということで初日から整備に大忙し。ただ、「実戦では少し弱いけど、マシにはなった。もう少し整備しますよ!」と気合は十分。持ち前の「S力」を発揮してポイントアップを目指す。
11月17日(金)

初日
選抜組では北山康介&重木輝彦が合格点!

新期2節目となる今節は、「誰が勝ってもデビュー初優勝!月兎(げっと)ソースカップ」の4日間シリーズ(得点率制)。出場する全「44選手」が“初V”へ向けて鎬を削る短期決戦だけに穴党ファンの出番が多そうで、混戦ムードが漂う一節だ。

なお、昨日の前検日は、北寄りのホーム「向かい風」に対して、逆目となる「上げ潮」がぶつかり、ポチャ波が立つ水面で「航走検査」と「S練習」が行われた。そのため「足は分からない」と話す選手も多かったが、本日の初日は微風の予報で、好コンディションを期待して良さそうだ。

さて、当地は“連続優出中”で実績ピカイチの地元・北山康介が、V候補の最右翼として大きな期待を背負う今シリーズ。前期は「事故パン」で厳しい戦いが続いたが、「リズムは段々良くなってきてますよ」とのことで、新期一節目の前走地・若松でも好レースを展開していた。

気になる前検気配も、合格点が付けられるレベルだった北山。好位置から臨む初日の2走(8R4枠&12R2枠)を連勝して勢いに乗りたいところだ!

北山と同じ「初日選抜組」で好感触を得ていたのは重木輝彦だ。「前検はずっとペラを叩いてました。特訓では少し出て(伸びて)行きましたね」と、伸び系にOKサインを出した。選抜戦は大外(12R6枠※1回乗り)からの戦いだが、当地水面との相性も良好で一発に警戒したい。

そして、自己通算「37優出」の小羽正作が同選抜戦の1枠(※前半は6R2枠)にエントリー。ただ、「スリット気配が良くないですし、ターン回りも重過ぎ」と渋い表情を浮かべていた。実戦までに調整が間に合うか、直前の展示気配をしっかりチェックしたい。

また、後藤隼之(3枠※1回乗り)と津久井拓也(5枠※1回乗り)の両者も気配的には悪くなかったが、期初めにして早くも「事故点が高いので…」と言う後藤は「S」が課題に。さらに苦しいのは、ワースト機(40号)を引いてしまった浦田晃嗣(4枠※前半は7R3枠)で足色はサッパリ。特訓後は即、整備場へ直行していた。

一方、注目の当地「6大看板機」の行方だが、真の“エース機”と断言していい「26号機」を大橋庸志が引当てた他、小澤学(17号機)・小林祐介(22号機)・桑原啓(64号機)の3者も抽選運の強さを発揮。なお、残りの「55号機」と「70号機」は、今節お蔵入りとなっている。

この中で、出色の気配を見せたのは、やはり「26号機」の大橋。初日はイン&カド戦(2R1枠&7R4枠)だけに、Sを張り込めれば、鬼足を駆使して自ずと結果は付いてきそうだ!

また、「何か普通の感じでしたね」とは言いつつも、笑顔が絶えなかった桑原も、パワーは感じ取っている雰囲気だった。難水面の当地を“ガッツ”で乗りこなすタイプで、過去「2優出」の実績を有する。乗り手不問で伸びが凄い「64号機」とのタッグで、期待せずにはいられない。

その他では、前節に乗った伊達正利が“モロ噴き”だった「67号機」が相棒の三野勝重に加え、「上位の下クラス」のモーターを手にしている瀬川公則&坂井康嗣にも注目しておきたいところ。

特に「(波のある)水面の割に乗れたし、エンジンに力があると思いました」と言う瀬川(4R4枠&11R3枠)と、「行き足が良さそうですね」と直線気配が良かった坂井(4R5枠※1回乗り)は、手応えも◎だ。この2人がダッシュ枠に居並ぶ「4R」は“連動戦”も十分にありそうだ。

最後に、前走地の戸田で惜しくもV戦1号艇から「準V」に終わったものの、予選を「7戦6勝」と“無双状態”だった小坂宗司も当然の如く、優勝を狙える一人。

「スミマセン。足は分かりませんでした」の前検日だったが、小坂自身が得意とする“速攻戦”の破壊力は強烈。タッグを組む「33号機」も中上級には仕上がるモーターだけに、2回乗り(2R2枠&9R4枠)の初日は、持ち前の「S攻勢」で開幕ダッシュを狙う!