3月29日(土)「男女W優勝戦 第24回関東日刊紙BR記者クラブ杯」(6日間開催・男女各2準優制)の男子優勝戦が行われた。 これぞSGタイトルホルダーの実力と言った処で、男子V戦絶好枠に構えたのは椎名。約2年振りとなった当地の難水面を巧みに乗りこなして予選首位通過、準優も押し切ってファイナル主役の座を射止めた。 今節の相棒は2節前の優勝エンジン68号。直線系を主体として調整力でもSG覇者の実力発揮。準優ではやや陰りのある気配だったが、ファイナルでは今節一番の足色を引き出して来て死角なし。 優勝戦時は上げ潮60cm・北東の風が約6mと潮風ぶつかり安定板装着の2周戦。2号艇から川原・森野・末永・高野・上野と並びになった中でも、圧倒的な存在感放った展示気配は椎名への信頼感を一層高めた。 そして本番で放ったスタートはコンマ08のトップタイミング。先マイ打った瞬間にあれよあれよと後続艇を突き放して、あっと言う間に頂への独走状態に入った。後続は付け入る隙一切なく次位争いへ。 1周終わる時点では川原がやや優勢も、2周1Mで若干振込気味に。僅差で競っていた末永と森野がその隙逃さず巧旋回。クルッと運んだ末永に、川原の内を差した森野で2周BSは形成逆転。 独壇場となった椎名に末永→森野と続き結果1-4-3(13.6倍・6番人気)で閉幕。椎名は通算29V、当地では2つ目となるタイトル奪取。今年は2月の大村に続き2つ目のVとなった。 椎名が直近に控える大舞台と言えば4月に住之江の69周年、5月に開催される丸亀でのSGボートレースオールスター。堂々の波乗り披露し、人気・実力をまざまざと見せつけた椎名ならば最上級のステージでも躍動必至だ。