11月23日 (土)

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パルテノン多摩リニューアル記念

2022年6月24日〜2022年6月29日
優勝者:4802 中田 達也(福岡)

男女混合による6日間シリーズの「パルテノン多摩リニューアル記念」は、連日に亘って強い南風(ホーム追い風)が吹いた。そのため、初日の7R以降と2日目の最終12Rが強風高波浪によって中止・打ち切りとなったが、開催日の順延はなく、日程通りの6月29日(水)に優勝戦が行われた。 なお、予選トップ通過を果たしたのは、福岡支部の江崎一雄。常々「苦手です…」と言う荒水面の中、予選2走目の6枠で「1着」を獲って一気にリズムアップ。また、2位通過を決めたのも同じ福岡の中田達也で、この2者はともに準優1枠から逃げ切って、予選首位の江崎がV戦の絶好枠をゲットした。 そして、地元・東京支部からは、栗城匠とともに「江戸川3連覇中」の大池佑来がベスト6入りした他、石川吉鎬&森貴洋の大阪勢も優出権利を得た。その結果、今節のファイナルは、内枠から「福岡」「東京」「大阪」の各2選手が並ぶ「3支部決戦」となった! ちなみに、最終日の開催もオープニングから夏場特有の南風が強く吹いた。そのため、終日安定板を装着した上で、2周戦にてレースが行われたが、V戦は風が多少収まって、まずまずの水面コンディションとなった。 そして迎えた優勝戦は、インの江崎がST「0.02」という激熱の飛び出しから先マイ。しかし、2コースからスムーズに差し込んだ中田がバック線の内々をグイ伸びして、江崎とラップ状態に…。続く2Mを内有利に先取りした中田が、ホームで江崎との差を広げて「V」が確定的になった! なお、後続は江崎が2番手を航走し、「2番差し」の大池(4号艇)がそれに続く形で、一旦は態勢が決したかに思えた。だが、2周2Mで握り過ぎた江崎はオーバーターンになり、その隙を見逃さなかった大池が逆転の2着。江崎は僅差の3着でゴールした。 さて、絶妙な「2コース差し」でシリーズを制した中田は、昨年9月の芦屋以来となる通算「7回目」の優勝。ただ、今節は予選2度のイン戦でともに「S遅れ」を喫して、痛恨の取りこぼし…。それでも「オール3連対」にまとめて予選を2位で通過した中田は、底力のある相棒(64号機)から「トップクラス」のパワーを引き出すことに成功した! その中田は、通算3回目の優出で初の「江戸川制覇」となったが、強烈な南風が吹き抜ける荒水面でも抜群の「乗りっぷり」を披露。元々、江戸川の水面を乗りこなせる方ではあったが、参戦機会が増加した昨年以降は一気に「安定感」が増した印象で、遂に全国一の「難水面」を完全に攻略した。 最後に、惜しくも「江戸川4連覇」を逃した大池も、今シリーズは節間未勝利ながら、全7走で「2着6本」&「3着1本」という粘りの走りで舟券に貢献した。なお、2節後のG2戦(江戸川634杯)に再登場する大池は、現行モーターの調整もある程度は掴めたはず。よって、「江戸川キング」の石渡鉄兵とともに、G2戦を力強く牽引することだろう。




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