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第46回日刊スポーツ杯 | 2022年9月26日〜2022年9月30日 |
優勝者:3940 飯山 泰(東京)
5日間シリーズ(得点率制)の「第46回日刊スポーツ杯」は、風速が多少強まった日もあったが、節間を通して極端に水面コンディションが悪化することはなく、当初の予定通り、9月30日(金)にファイナルの優勝戦が行われた。 なお、得点率トップで予選最終日を迎えたのは、地元大将格の齊藤仁。しかし、その4日目に「5着・4着」と崩れ、齊藤はまさかの優出次点に…。それに対し、同2位に付けていた伯母芳恒は予選ラストの2走も「1着・3着」とポイントを加算。その結果、伯母が1位通過でV戦のポールポジションを掴んだ。 その他、ファイナルには(伯母を含めて)計「5名」の東京支部勢が勝ち残った。また、地元勢が席巻する中にあって、岡山支部の山口達也が意地を見せてベスト6入りを決めた。 迎えた最終日は、北東風(向かい風)が卓越。対する潮回りは順目の「下げ」基調だったが、「下げ止まり」となった10Rに安定板が装着され、V戦は逆目の「上げ潮」が少し強まってきたが、風は弱かったため、ポチャ波程度の水面でレース開始となった。 そして、優勝戦はトップS(ST0.09)を決めた山口が2コースから「ジカ捲り」を敢行。その引き波に乗ったインの伯母は後退して、山口自身も勢い余ってターンが膨れ気味に。その山口の動きを読み切っていたマーク位置の前沢丈史(3号艇)が差し込むと、大外の飯山泰もズバッと「捲り差し」を捻じ込んで、バック線は2者がラップ状態に。 続く2Mは、前沢が内有利に先取りしたが、旋回中期で舳先がターンマークに接触。勢いを失った前沢に対し、同2Mを鋭く差し込んだ飯山がホーム直線で前沢に並び掛けると、次の2周1Mを先マイした時点で飯山の「V」が確定的となった! 後続は、2周1Mにて飯山の引き波で外に流れた前沢を、内々からグリっと回した山口が逆転して2着。前沢は3着で、3連単(6-2-3)は「18,150円」の66番人気という波乱の決着でシリーズが閉幕した。 さて、緑の勝負服で殊勲の「金星」を挙げた飯山は、2021年3月の当地戦(関東日刊紙BR記者クラブ杯)以来、1年半ぶりの美酒。直線系統に限ればV戦メンバーの中でも威張れる仕上がりだったが、そのV戦は「ワンチャン」を狙ってチルトを「1度」にアップ。STこそ「0.22」と平凡だったが、ボートが前を向いた後の足色は力強く、結果的に調整がズバッと嵌った印象だ。 その飯山、V戦前日のインタビューで「最近は優勝戦に乗っても舟券に貢献できていないので、何とか3着でも貢献したい!」と不利な大外からの戦いであっても、気合は相当入っていた。なお、「速攻派」として鳴らす飯山にとって納得の「S」は行けなかったが、「快速」+「旋回力」の「合わせ技」で最高の結果を出した。 最後に、飯山は今回が通算「47回目」のVで、6コースからは初の栄冠。ちなみに「初V」も当地(2001年暮れの京葉賞)で飾っている飯山は、これで江戸川の通算V回数を「9」に伸ばした。今年は当地の正月開催(新春金盃)のレース中に負傷して、約1か月間の戦線離脱を余儀なくされたが、彼の「江戸川愛」は不変。早くも再登場となる来月(※10月20日からの報知新聞社杯)も元気一杯のレースを見せてくれるに違いない!
5日間シリーズ(得点率制)の「第46回日刊スポーツ杯」は、風速が多少強まった日もあったが、節間を通して極端に水面コンディションが悪化することはなく、当初の予定通り、9月30日(金)にファイナルの優勝戦が行われた。 なお、得点率トップで予選最終日を迎えたのは、地元大将格の齊藤仁。しかし、その4日目に「5着・4着」と崩れ、齊藤はまさかの優出次点に…。それに対し、同2位に付けていた伯母芳恒は予選ラストの2走も「1着・3着」とポイントを加算。その結果、伯母が1位通過でV戦のポールポジションを掴んだ。 その他、ファイナルには(伯母を含めて)計「5名」の東京支部勢が勝ち残った。また、地元勢が席巻する中にあって、岡山支部の山口達也が意地を見せてベスト6入りを決めた。 迎えた最終日は、北東風(向かい風)が卓越。対する潮回りは順目の「下げ」基調だったが、「下げ止まり」となった10Rに安定板が装着され、V戦は逆目の「上げ潮」が少し強まってきたが、風は弱かったため、ポチャ波程度の水面でレース開始となった。 そして、優勝戦はトップS(ST0.09)を決めた山口が2コースから「ジカ捲り」を敢行。その引き波に乗ったインの伯母は後退して、山口自身も勢い余ってターンが膨れ気味に。その山口の動きを読み切っていたマーク位置の前沢丈史(3号艇)が差し込むと、大外の飯山泰もズバッと「捲り差し」を捻じ込んで、バック線は2者がラップ状態に。 続く2Mは、前沢が内有利に先取りしたが、旋回中期で舳先がターンマークに接触。勢いを失った前沢に対し、同2Mを鋭く差し込んだ飯山がホーム直線で前沢に並び掛けると、次の2周1Mを先マイした時点で飯山の「V」が確定的となった! 後続は、2周1Mにて飯山の引き波で外に流れた前沢を、内々からグリっと回した山口が逆転して2着。前沢は3着で、3連単(6-2-3)は「18,150円」の66番人気という波乱の決着でシリーズが閉幕した。 さて、緑の勝負服で殊勲の「金星」を挙げた飯山は、2021年3月の当地戦(関東日刊紙BR記者クラブ杯)以来、1年半ぶりの美酒。直線系統に限ればV戦メンバーの中でも威張れる仕上がりだったが、そのV戦は「ワンチャン」を狙ってチルトを「1度」にアップ。STこそ「0.22」と平凡だったが、ボートが前を向いた後の足色は力強く、結果的に調整がズバッと嵌った印象だ。 その飯山、V戦前日のインタビューで「最近は優勝戦に乗っても舟券に貢献できていないので、何とか3着でも貢献したい!」と不利な大外からの戦いであっても、気合は相当入っていた。なお、「速攻派」として鳴らす飯山にとって納得の「S」は行けなかったが、「快速」+「旋回力」の「合わせ技」で最高の結果を出した。 最後に、飯山は今回が通算「47回目」のVで、6コースからは初の栄冠。ちなみに「初V」も当地(2001年暮れの京葉賞)で飾っている飯山は、これで江戸川の通算V回数を「9」に伸ばした。今年は当地の正月開催(新春金盃)のレース中に負傷して、約1か月間の戦線離脱を余儀なくされたが、彼の「江戸川愛」は不変。早くも再登場となる来月(※10月20日からの報知新聞社杯)も元気一杯のレースを見せてくれるに違いない!
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