4月24日 (水)
自転車のまち稲城杯 第48回サンケイスポーツ杯

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江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯

2023年9月24日〜2023年9月29日
優勝者:4504 前田 将太(福岡)

5日間の「得点率制」で争われる予定だった「第21回日本モーターボート選手会会長賞」は、最終日の開催(2/28火)の6R以後が強風高波浪のため中止・打ち切りとなり、6日目の3月1日(水)に仕切り直して、ファイナルの優勝戦が行われた。 なお、「シリーズ3強」と召された前田将太・茅原悠紀・魚谷智之の内、茅原が得点率8位、魚谷も7位(次点)でまさかの優出漏れに…。その一方、初日の選抜戦を制した前田は、「オール2連対」の快進撃を演じて、V戦のポールポジションを掴んだ! その他、3日目から「3連勝」と勢い加速の山本寛久に、「節イチ」の出足を生かして「オール3連対」にまとめた津久井拓也もベスト6入り。さらに、前田と同じ福岡支部の奈須啓太&松尾昂明に、「伸び型」の調整がズバッと嵌った酒見峻介もV戦に名乗りを上げた。 ちなみに、最終日の開催は、やや強めの「追い風」と逆目の「下げ潮」が対峙したため、全レースで安定板が使用された他、波が高まった7R以降は周回も2周に短縮された。ただし、V戦の時刻は風速が「6m/S」とやや風が弱まって、まずまずの水面コンディションとなった。 そして迎えたレースの方は、スロー枠の3者と松尾昂明(5号艇)の計4人が「ゼロ台」で飛び出す「スリット合戦」に。中でも激熱のトップS(0.03)を決めてきたイン前田が当然の如く、1Mを先マイしたが、旋回初動で僅かに舟が跳ねて、甘くなった懐に山本(2号艇)の「差し」 が入ってきた。 なお、バック線は内に山本、外に前田でこの両者の「一騎打ち」となったが、脚勢優勢だったのは外々を伸びた前田で、続く2Mは山本を内に抱き込む形で「全速ターン」を敢行。ここで山本を振り切った前田は、ホームストレッチでも軽快に足を伸ばした。そして、2周1Mを先取りした次点で前田の「V」が確定的となった! 後続は、前田に後一歩届かなかった山本が、そのまま2着に入線。そして、1Mをブン回った津久井(3号艇)が続く2M、内を突いた奈須(4号艇)を外マイで交わして3着に入った。 さて、前節の「G1関東地区選手権」で石渡鉄兵が優勝した「46号機」を得た時点で活躍は必至と思われた前田。その期待通りの快走でシリーズを牽引して、ラストは「辛勝」だったものの、圧倒的な「1番人気」に応えて、「王道V」を飾った! その前田、これで1月のG1戦(67周年記念)からの「江戸川2連覇」を達成。予選終了後のインタビューで「周年も今回も良いエンジンが引けたし、結果も出ている。流れがいいですね!」との言葉通り、施した調整と言えばチルトの上げ下げ程度で終始、ピット内でもリラックスムードだった。 ちなみに、「ペラは前回や普段僕が乗る形よりピッチが強い。でも、(前操の)石渡(鉄兵)さんのペラを次の人に見てもらうためにも、ペラは触りません」とも話していた前田。なお、石渡のペラは江戸川の「プロ仕様」で乗りこなせない選手も多いのだが、足の良さを生かしつつペラにフィットした前田は、「さすが」と言っていいだろう。 最後に、「自分は1節1節、モチベーションを持って走るタイプ」の前田だが、この後はまるがめ一般戦を走った後、春の平和島決戦(SGボートレースクラシック)が控えている。これで直近は「4連続優出&V2」と絶好調の前田は、最高のリズムで悲願の「SG初制覇」を目指し、平和島に乗り込んで来る!




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