4月24日 (水)
自転車のまち稲城杯 第48回サンケイスポーツ杯

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第20回スカッとさわやか杯

2020年8月27日〜2020年9月1日
優勝者:4544松田 大志郎(福岡)

男女混合の6日間シリーズ(2準優制)で開催された「第20回スカッとさわやか杯」は、風が多少強まった日もあったが、当初の予定取り9月1日(火)に優勝戦が行われた。 なお、4日間の予選を牽引したのは、初日の「江戸川選抜戦」を5コースからの「差し」で制した松田大志郎。その勝利で波に乗った松田は、「オール3連対」の好成績で予選トップ通過を果たすと、準優戦も「1着」でクリアして、V戦の1号艇を手にした。 さらに、予選2位と奮闘した高橋正男も、準優「1着」でベスト6入り。その他、当地実績満点の柏野幸二&山本寛久の岡山勢に加えて、渋谷明憲と岡祐臣もファイナリストに名を連ねた。ちなみに、高橋と渋谷は今回が江戸川での「初優出」だった。 そして迎えたV戦は、北寄りの「向かい風」が「5m/s」に対して、逆目の「上げ潮」が「30cm/s」という、ポチャ波の立つ水面にてレース開始となったが、スリットの攻防を制したのはスロー枠の3者。中でも、インの松田が会心のトップS「0.09」を決めてきた。 しかし、松田は先マイに出た1Mで、サイドが掛かり過ぎて舳先がターンマークに接触…。何とか態勢を立て直したものの、1周バックはセンターから「全速捲り」で攻めた柏野(3号艇)が松田より前に出た。それでも、松田はバック直線を気合の「フル被り」で、先行する柏野に猛然と肉薄。 続く2Mでは、内々から小回りした松田に対して、柏野は切りシロ不足の状態で回ったため、ターンがかなり膨れた。そして、2周ホームで先行態勢を築いた松田は、次の2周1Mを先回り。その後、柏野との差を広げて、ようやく松田の「V」が確定的となった! さて、予選1位から辛うじて「王道V」を飾った松田は、前日の準優戦も山本の「4カド捲り」を何とか堪えての辛勝だった。「江戸川のインは、スンナリ回るのが難しい…」と準優後に話していた松田。V戦も「向かい風」+「上げ潮」で水面が波立ち、インの旋回が難しい条件だった。実際、1Mで「致命的」になり得るミスが生じたが、最後はシリーズリーダーの意地と気合で「V」を勝ち獲った。 ちなみに、松田は2016年4月の「富士通フロンテック杯」以来、当地では「2回目」の優勝。若手時代から「江戸川大志郎と呼んでもらえるように頑張りたい!」と威勢が良かったが、その通りに結果も出してきた。 これで江戸川は「4連続優出」と無類の安定感を誇るだけでなく、今節終了時点での当地通算勝率は「7.52」。所属する福岡支部では、昨年9月の当地G1戦(64周年)を制した枝尾賢と並び立つ「江戸川巧者」で、波乗りのスキルもピカイチだ。 最後になるが、4年前にプレミアムG1の「常滑ヤングダービー」を制した松田は、その後の2度の「F2」が響いて、大きな飛躍を遂げられなかったが、スタート事故が減少した前期から再びペースアップを果たしている。 また、松田自身は「クラシックに出るとかは関係なく、一走一走積み重ねていきたい」と一走入魂を誓っていたが、来春の「SGボートレースクラシック」は地元(福岡)開催だけに、本音は「何が何でも出場したい」はず。今年のV回数を「4」に伸ばした松田は、クラシック出場が確定的になる「年間6V」を目指して、この先もアクセル全開で突き進むことだろう。




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