7月1日 (金)

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G3第31回アサヒビールカップ / 7月9日〜7月14日

節全体の展望・注目の選手

番長・福来を筆頭に、地元の江戸川巧者が主力形成!

遠征組では権藤濱崎の大阪勢が実績水面で好気合!




4095
福 来    剛

4430
永 田  秀 二

4610
佐 藤  大 佑

3888
山 本  英 志

4832
権 藤  俊 光

4082
濱 崎    誠


次節は7月9日(土)に始まる「G3第31回アサヒビールカップ」の6日間シリーズ(2準優制)。例年、当地では夏場に行われるお馴染みの「G3企業杯」だが、今年のメンバーを見渡すと「主力クラス」の力量が拮抗しているため、準優ベスト12入りを懸けた4日間の予選は「混戦」が予測される。また、モーター抽選の結果如何では、意外な「伏兵」が台頭する可能性もありそうだ。

さて、当シリーズの「主力組」では、地元の東京支部勢が(遠征勢に対して)質量ともに勝っている印象。中でも、衆目一致の「主役」は福来剛を置いて他にいない。2年前に「3代目江戸川番長」を襲名した福来は、先月の開催で「5代目番長」の称号を獲得。どんなに水面が荒れても臆することのない「度胸」と、段違いの「波乗りテク」は圧倒的。さらに、記念戦線でも互角に渡り合える「旋回力」はハイレベルで、静水面での「スピード勝負」にも滅法強い!

その福来、この直後に大一番のSG戦(尼崎・オーシャンカップ)が控えているが、前回の番長戦で優勝した後に「次のG3でいいレースをして、SGに弾みを付けたい!」と話していた通り、常に目の前のレースに「一走入魂」で挑むタイプ。よって、SG戦の前であっても緩みなく「江戸川連覇」だけを目指して、初日から目一杯の走りを見せるはずだ!

そして、福来に続く地元の東京支部勢は、永田秀二佐藤大佑山本英志の3者。まず、2年前のG1戦(戸田・関東地区選手権)を制している永田は、一般戦を走れば高い確率で優出争いに絡んでくる実力者。思い切りのいい「スピードターン」は破壊力も十分で、好調時には中外コースからもダイナミックなレースを連発する。

ただ、江戸川では2年以上も優出から遠ざかっている永田。さらに、昨年は当地を「6節」走って一度も予選突破を果たせなかったが、ようやく前回戦(5月のゴールデンカップ)で準優戦に進出。ファイナルには勝ち上がることができなかったものの、現行モーターを経験して調整の方向性はある程度掴めているはずで、久々の6強入りを期待したい。

この7月(※2022年後期適用)から晴れてA1級復帰を果たす佐藤は、昨年の江戸川で「5優出&1V」と活躍。今年もすでに当地を3節走って、前々回(3月の関東日刊紙BR記者クラブ杯)にファイナル進出と、優出に届かなかったシリーズを含めても大崩れすることがなくなり「安定感」が出てきた。

なお、先月の「5代目江戸川番長決定戦」では、現在使用されている新モーターのクセを掴むのに苦労していたが、最終日に「やっと回転の上げ方が分かった!」と自信を見せていた。「捲り屋」の佐藤にとって、ホーム「追い風」が強まる夏場の江戸川は攻めにくい季節ではあるが、機が仕上がれば怒涛の「捲り連発」でシリーズを席巻する可能性はある。

続いて、山本英は確実性の高い「機出し」と安定して速い「スタート」が武器で、モーターがある程度出ていればコース不問で舟券への貢献度は高い。しかし、当地は過去に計7度の「準V」があるものの、優勝には後一歩届いておらず、何とか「銀メダル」を返上したいところ。序盤の段階で良い流れに乗ることができれば「Vチャンス」は十分にあるはずだ。

さらに東京支部勢には、佐藤と同じ「106期」の加藤政彦荒井翔伍に加えて、桑原将光山田亮太という「江戸川常連組」が揃っている。中でも、初めて「A1級」の立場で江戸川に参戦してくる加藤だが、現在は「絶好調」だった前期の反動が出たのか、少し調子を落としている。それでも、先月の「5代目江戸川番長決定戦」では随所に彼らしい「巧捌き」を見せた。当節も生命線である「出足系」が整えば優出は十分狙えるし、勝率も稼ぎたい6日間になってくる。

続いて荒井は、前回の番長戦では「勝負駆け」の予選ラストで転覆を喫したが、前々回(3月の日本MR選手会会長賞)で通算「3回目」となる江戸川Vを達成。気合が空回りすると自滅もあるタイプだが、熱い闘志を制御できれば得意の「コーナー戦」を織り交ぜて手堅くまとめてくるし、最低でも準優入り(ベスト12)は外せない。

そして、桑原も先月の番長戦を走っているが、その前回は深刻な「伸び不足」で苦戦を強いられた。普段は「出足型」に仕上げて柔軟に立ち回るレーススタイルで、伸び自体は持つ程度であれば問題ないのだが、スリット後に下がってはさすがに厳しい。よって、当節は直線も多少意識しつつ、足のバランスを取った調整で挑みたい。

山田は、その番長決定戦で予選2位通過。堂々のファイナル進出を果たしたし、今期勝率(※5月1日以降)は現在「6.39」と好ペース。本人も「最近は大きく調整を外すことがなくなった」と、江戸川に限らず安定して機を仕上げられている様子。ちなみに、当地ではダッシュ戦の成績が良好で、得意とする「4カド戦」の時は迷わず「買い」の一手だ!

東京支部勢では、尾形栄治も忘れてはならぬ存在。今期突入後は調子を落としているが、モーターが水準級以上に仕上がれば硬軟自在なハンドルワークでポイントを積み重ねてくる。そのため、現在「絶不調」の尾形としては、走り慣れた江戸川で悪い流れをスパッと断ち切りたいところだろう。

一方、遠征勢で「ベスト6圏内」に食い込んできそうなのは、先月の「江戸川番長決定戦」を走っている権藤俊光濱崎誠の大阪支部勢。まず、今期はまだ「優出ゼロ」と波に乗れない権藤だが、A1級を「7期連続」でキープしているように実力は申し分ない。

その権藤、前回の番長戦では惜しくも「優出次点」に終わったが、「伸び寄り」の調整を煮詰めて、最終日には少なくとも「中上クラス」まで機は仕上がっていた。よって、ある程度調整の「ベース」ができている当シリーズは更なる前進が期待できるし、優出までは一気に駆け上がりたい。

対する濱崎は、言わずと知れた初代の「江戸川番長」。自力で攻める足が少し足りなかった前回戦は優出に一歩届かず、最終日は選抜戦回りとなったが、直近3年間の当地勝率は「7.09」と高く、初代番長の名に恥じぬ走りを見せている。そのため、当節も段違いの「波乗り手腕」を発揮してシリーズを盛り上げるとともに、機の仕上がり次第では「Vチャンス」も十分ある。

また、山口支部の武重雄介森永隆は、ともに先月の「スポーツニッポン杯」を走ったばかりだが、武重はその前回戦を含めて当地は「2節連続」で途中帰郷の憂き目に遭っている…。ただ、1号艇で優出(準V)した実績もあり、江戸川が苦手と言う訳ではない。2節前の徳山で「F」を付けたため楽な状況ではないが、捌けるタイプでもあり、ここは「コーナー勝負」でしぶとく着をまとめたい。

一方、現在はA2級でも、過去にA1級を計「3期」経験している森永は、前回の当地戦で堅実にまとめて、最終日は賞典入り。基本的に「差し」の比重がやや高いが、意表を突いた「強捲り」に打って出ることも。常に当地で健闘している森永は「江戸川初優出」も狙えるだろう。

さらに、三苫晃幸三浦洋次朗の両者は、ともに今期が初のA1級。まず、三苫は過去に良い時でも勝率が「5点台半ば」だったが、前期に自己最高の「6.22」をマーク。しかも、半年間を無事故で走り抜いており、充実一途の航跡。当地は2年ぶりと間隔が開いたが、かつては「年2回ペース」で走っていた頃もあり、成績もそれなり。いち早く水面にフィットできれば好勝負に持ち込めそうだ。

対する三浦は、計「5節」当地を走った昨年から急激に参戦機会が増えた。ただ、江戸川での優出は一度もなく、正直なところ「波水面」もやや苦手にしている。しかし、機力不足等で苦しい状況に陥った時でも、諦めることなく頑張り抜いている印象が強い。今期はパッとしないレースが続いているが、少しずつ慣れてきている江戸川で浮上のきっかけを掴みたい。

その他、濱本優一渡部悟松山将吾山本景士郎の4人も、先に触れた「主力クラス」に割って入る可能性を秘めている。中でも、A1経験もある濱本と松山は「旋回レベル」が高い。当地の水面実績は見劣るものの、良コンディションで戦えるようであれば、実力を存分に発揮できそうだ。

一方、渡部と山本景の2人は、ともに江戸川で優出した実績がある。特に、通算「3優出」をマークしている渡部は出場機会も多く、荒水面への対応力も高い。対する山本だが、当地では「伸び重視」で臨むことが多く、その調整がバシッと嵌るようだと「惑星候補」に躍り出る可能性もありそうだ。

最後に、地元の廣瀬真也に、富永正人幸田智裕佐藤謙史朗らの「当地常連組」も、走り慣れた江戸川の水面で「一発」を狙っている。この4者では、現在B1級に落ちている廣瀬と富永が復調ムード。特に、当地通算「18優出&2V」の富永は波乗りも果敢で、良機の援護を得ると期待度が高まる。

(※出場予定選手・データは、すべて6月28日現在。)