5月11日 (火)
男女W優勝戦 第45回サンケイスポーツ杯
本日の発売はありません

ホーム/総展望

男女W優勝戦・第45回サンケイスポーツ杯 / 5月8日〜5月13日

節全体の展望・注目の選手

江戸川の鬼・遠藤を筆頭に女子主力級は充実の布陣!

男子は実力上位の吉田安達に地元・杉山がV候補!




4502
遠 藤  エ ミ

4556
竹 井  奈 美

4589
塩 崎  桐 加

4166
吉 田  拡 郎

4069
山 本  修 一

4134
杉 山  貴 博


「新モーター」・「新ボート」・「新プロペラ」の2節目となる次節は、5月8日(土)に開幕する「男女W優勝戦・第45回サンケイスポーツ杯」の6日間開催。なお、当地では、級別の新期(※5月1日から)1節目となるシリーズ。従って、前期の「F休み」を消化していない者を除けば、選手たちはフレッシュな状態で江戸川の水面に乗り込んで来る。

ちなみに、前節まで装着されていたキャブレター凍結防止用の「温水パイプ」が当節より取り外される。よって、実質的には当シリーズが新モーターの「スタートライン」と言っても良く、改めて各モーターの動きを注視したいところだ。

なお、当節は男女別に予選を4日間戦った上で、5日目に各2組の準優勝戦(男子9R&11R、女子10R&12R)を行う。そして、最終日の優勝戦は男子が11R、女子が12Rにそれぞれ実施される。

さて、まず女子の出場メンバーを見渡すと、なかなか豪華な布陣。中でも、「横綱格」の主役は遠藤エミを置いて他にいない。女子版グランプリの「クイーンズクライマックス」において現在「5連続」でファイナリストに名を連ねている遠藤は、2017年の大村大会を制して頂点に立った。その後の活躍ぶりも周知のとおりで、男子の主力級と対戦しても互角に戦える「攻撃力」は強烈な「破壊力」を秘めている!

その遠藤は、江戸川水面での強さも神懸っている。初出場だった2015年9月の同タイトル戦(男女W優勝戦)から「当地3連覇」を達成すると、前回戦(2019年6月のヴィーナスシリーズ)でも6強入りと、一度も優出を外していない。しかも、当地過去4節の3連対率は「93.9%」と、ここまで「33走」して舟券に絡めなかったはたったの「2回」だけだ。よって、当節も「異次元」の乗りっぷりを披露して、Vロードを突き進むはずだ!

そして、塩崎桐加浜田亜理沙の両者も水面実績は十分。塩崎は2015年11月の「江戸川ヴィーナスシリーズ」が自身の初優勝。その後も出場機会は多くないが、ハイレベルな「男女混合戦」でファイナル進出を果たすなど水面相性は良好。攻めっぷりが抜群にいい塩崎は荒水面にも強く、確実に覇権争いに食い込んでくるはずだ。

一方、2013年6月の「江戸川女王決定戦」を制している浜田は、遠藤に次ぐ「当地巧者」と言っても過言ではない。自身自ら「江戸川は好き!」と公言しているように、難易度の高い水面をいつもスイスイと乗りこなしている印象。

「攻め」の塩崎に対し、浜田は典型的な「技巧派」で、テクニックは一級品。その反面、やや安定味に欠ける「スタート」が課題とも言えるが、道中の捌き合いに持ち込めれば無類の強さを発揮する。前期は「5優出」と好調で、A1級返り咲きが確定的。よって、最強・遠藤の「対抗馬」には、この浜田を指名したい!

さらに、竹井奈美細川裕子池田浩美と、まだまだ実力者が顔を並べる。中でも、2月の「芦屋レディースオールスター」でファイナル進出を果たした竹井は、続く戸田で「V」を飾るなど、年明けから現在に至るまで快ペースで突っ走っている。いつも「あと一押し」が足りなかった当地でも、前回戦(昨年11月のヴィーナスシリーズ)で初優出。殻を破った感もあるだけに、当節も持ち前の「弾丸攻撃」を繰り出してシリーズを盛り上げる!

細川は、今年の3月(富士通フロンテック杯)に当地を走ったばかり。その前回は「男女混合戦」だったが、節間を「オール3連対」にまとめて「江戸川初優出」を達成。さらに、近況は「優出ラッシュ」と「確変モード」に突入している。機の仕上がり次第では、優出は勿論のこと「当地初V」まで視界に入ってきそうだ。

また、池田は好不調の波が大きいタイプだが、好調時の「爆発力」は凄まじく、前節の地元戦(浜名湖)では節間「8勝」を挙げる荒稼ぎで「王道V」を飾っている。当地はポールポジションを掴んだ前回(昨年6月の江戸川女王決定戦)のV戦が、荒天のため中止・打ち切りとなる不運に見舞われた…。それ以前も、当地は「3連続優出」と好相性で、今回は「幻の優勝戦」になった前回の憂さを晴らす快走を期待したい。

さらに、初の「A1級昇格」を確定させている西橋奈未も楽しみな存在。その西橋の前期は、出場した14節中、男女混合戦が「8節」を占めており、その実力のほどが窺い知れるが、実際に「差し」が非常に巧く、道中も的確に捌けるタイプ。前回の当地戦(3月の夕刊フジ杯)でも素質の片鱗を覗かせていたおり、「台風の目」になり得る存在だ!

その他、「速攻派」の宇野弥生佐々木裕美に、粘り強い「連下型」の喜多須杏奈・中川りなも、モーターの仕上がり次第では、一躍ベスト12(準優)圏内に突入してきそうだが、特に「江戸川は大好き!」と話している喜多須は「当地3割増し」の水面巧者だ。

地元の東京支部勢では、富樫麗加渡邉真奈美中村かなえの「新旧フレッシュルーキートリオ」に注目したいところ。中では、やはり「最格上」の富樫の奮闘に期待。過去には「F3」を犯して大ピンチだったが、その苦境から這い上がり、今はA級レーサー。しぶとく捌き上げて「波乗り女子」の存在を誇示したいところだ。

対する男子は、計「6名」のA1級が参戦を予定しているが、まず注目したいのは吉田拡郎山本修一末永由楽を擁する岡山勢。特に、SGタイトルホルダーの吉田は断トツの「格上」で、バリバリの記念常連。電光石火の「捲り差し」は鋭い切れ味を誇り、決して好調とは言えなかった前期も、G1戦で「2優出」をマークしている。

ただ、吉田は今回が約4年半ぶりの江戸川参戦。過去にG1戦で1度優出はしているものの、以前から出場機会は少なく、荒水面も苦にするタイプ。よって、まずはいち早く当地水面にフィットしたいところだが、水面が極端に荒れると減点材料になってくる…。

山本・末永の両者は、来期(※2021年後期)のA2級陥落が確定的な状況だが、ともに江戸川との水面相性は良好。中でも「当地常連」の一人である山本は、波乗り手腕も絶品。「機出し」に安定感がなく、当地では優出から遠ざかっているが、機力さえまともなら「コース不問」で好勝負は確約だ。

末永の方は、当地で「2連続優出中」とモーターをかなり出せている。先輩格に当たる江戸川の鬼・平尾崇典直伝の調整で、パンチの利いた「伸び足」を引き出せている印象。そのため、新機2節目でプロペラも新しい当節は意のままに調整ができるはず。それがバシッと嵌ると、パワー攻勢が火を噴くかも!?

その他、安達裕樹中嶋健一郎松尾充という三重支部勢も、地力十分な顔ぶれが揃っており、G2以上の特別戦で「V2」の実績がある安達がその大将格。「調整手腕」に長けている安達にとって、新機2節目という点は強調材料。ただ、前期末の津で切った「F」の休みが未消化で過度なスタート勝負は封印。従って、自在に運ぶべく「レース足重視」の調整で堅実にポイントを積み重ねたい。

中嶋もまた、当節を終えると前期未消化分の「F休み」に入るため、スタートには気を遣う6日間になってきそう。それでも、過去に「4カド捲り」で「当地初V」を飾っている中嶋は、常々「江戸川では伸びが欲しい」と話している。それだけに「伸び足」が付けば、覚悟を決めて「S」を張り込んでくるかも。なお、2枠で優出した前回戦(3月の夕刊フジ杯)は、荒天のためV戦が中止となり消化不良で幕を閉じただけに、当節こそVを目指したい!

そして、松尾の前期は「記念の壁」に跳ね返された半年間と言えそうで、G1戦での苦闘が響いて勝率を大きく落としてしまった…。なお、以前は比較的江戸川の水面を乗りこなせていたが、最近は荒水面に手を焼いている感じ。よって、荒波に負けない「出足」を仕上げた上で、難水面を攻略したい。

また、男子の東京支部勢は計「9名」が参戦を予定しているが、地元の「主砲」として期待を懸けたいのはA1レーサーの杉山貴博。地元きっての「一般戦の強豪」である杉山は攻め手も多彩で、好調時には外コースからでも、好レースを連発する。

なお、当地は「年1回」ペースの参戦頻度だった杉山だが、今回は前回戦(昨年12月の東京スポーツ杯)との間隔があまり開いていない。以前は「(水面を)乗れない…」と嘆くシーンが多かったが、少しずつ当地の調整を掴みつつあるため、レースのしやすい状態に仕上がれば、久々の「当地V」も射程圏に入ってくる。

その杉山に続きたいのは、馬場剛浦田信義鈴木雅希の3者。地元では山田哲也と並び立つ「S巧者」の馬場は、江戸川に対する苦手意識を克服し、好走機会もグッと増えている。また、ベテランの浦田もガッツ溢れる走りは健在。機の仕上がり如何では、準優圏内を盛り上げる存在になってきそうだ。

若手の鈴木も、一歩一歩着実に地力を付けてきた印象。レースぶりに「安定感」が出てきて、来期のA2級昇格も確定的なものにしている。当地も参戦機会の増加に伴い、水面にもフィットしてきただけに、この鈴木が男子の「惑星候補」になり得る存在だ!

(※出場予定選手・データは、すべて4月28日現在。)

開催日別 展望
5月11日(火)

4日目
男子・杉山&女子・浜田が得点率トップ快走!

昨日の3日目は微風の良水面でレースが開始されると、2R以降は南風(追い風)が時間帯によって強く吹いたものの、潮回りが順目の「上げ」基調だったため、水面が極端に波立つことはなかった。

なお、本日の4日目(予選最終日)もホーム「追い風」が吹く見込みだが、昨日ほど強く吹く可能性は低そう。加えて、潮回りも引き続き「上げ」主体のため、絶好の水面コンディションの下で予選ラストの攻防が繰り広げられそうだ。

さて、いよいよ男女別の準優(ベスト12)メンバーが出揃う予選の最終日を迎えるが、まず男子では、昨日の内枠2走をキッチリ「連勝」した杉山貴博が得点率のトップに君臨。相棒の「10号機」は凄まじいパワーを誇り、機力は文句なしの「節イチ」と断言できる!

その杉山にとって、唯一の課題は「S」だったが、昨2走はしっかりと「10台」の好Sを踏み込んでいた。本人も「Sは難しいですけど、エンジンがフォローしてくれますね」とのこと。よって、起こすタイミングを誤らぬ限り、Sは届くはず。予選ラストは自慢の「伸び」が生きる4カド戦(9R※1回乗り)だけに、爽快に捲って1位通過を確定させたい!

そして、2位タイを並走する池田雷太&山本修一も、ここまで「オール3連対」と手堅くポイントを積み重ねてきた。

ちなみに、「最低限の回り足はあって、中堅はいってます」と言う山本(1R6枠&7R3枠)に対して、当地熟練の地元・池田(3R6枠&9R5枠)は、杉山に次ぐパワーレベル。また、前記した上位3者に加えて、6位タイの中嶋健一郎(7R2枠※1回乗り)は、本日「無事故完走」で準優戦進出が「当確」となっている。

さらに、得点率上位の男子では、馬場剛(5位)・鈴木雅希(9位)に、板倉敦史&浮田圭浩(10位タイ)の計4者が、モーターも良いレベルに仕上がっている。

中でも、「伸び系統」がいい馬場(7R6枠&11R3枠)と鈴木(7R5枠※1回乗り)の「勝負駆け」に注目したいところ。特に、地元屈指の「S巧者」として鳴らす馬場は、本日も強烈な「スタート攻勢」に出て、準優好枠を目指すことだろう。

その他、「最格上」の吉田拡郎(※11R)とともに、川上聡介(※1R)の両者は、本日「イン戦一発勝負」が控えている。なお、吉田の舟足はまだ劣勢だが、SGウィナーとして意地を見せたいところ。

一方の女子組は、途中帰郷者が多いことに加えて、竹井奈美・塩崎桐加・喜多須杏奈が「F」に散ったため、準優戦進出のボーダーはかなり低くなりそうだ。

その状況下で、女子の機力2強は、ここまで「オール2連対」の好成績でトップに立っている浜田亜理沙と、僅差の2位に付けている中川りなの両者。まず、「上位宣言」も出た浜田は「江戸川女王」らしく、乗りっぷりが抜群。ダッシュ枠2走(6R5枠&10R4枠)を残しているが、このまま1位通過が十分狙えそうだ。

浜田に対し、本日の中川は内枠2走(2R1枠&10R2枠)からの戦い。よって、逆転でのトップ通過も可能だが、浜田との「直接対決」となる【10R】は、本日一番の注目レースだ!

また、細川裕子(3位)&遠藤エミ(4位)の両実力者も、準優戦進出は安泰。「乗り心地がこない…」と不満気なのは細川(2R4枠&12R1枠)だが、「出足系」は好仕上がりで機力的には何ら不安がない。

一方、「オール3連対」ながら今節未勝利の遠藤は、とにかく1周1Mが乗れていないし、本人も「乗り心地がおかしい…」と首を傾げていた。そのため、直前の「展示気配」を引き続き注視したい。(※本日は4R3枠&12R6枠の2走。)

その他、5位に位置する富樫麗加(4R4枠&10R1枠)は、依然として機力に余裕が感じられない。また、直後の6位に付けている今井裕梨も「伸び足」は強力な反面、本人が「曲がれないですね…」と話しているとおり、「乗りにくさ」が悩みの種。しかも、今井は外枠(6R6枠&12R5枠)を残しているため、厳しい勝負駆けになってきそうだ…。

対照的に、西橋奈未(7位)と石井裕美(8位)は気配がアップ。さらに、9位の藤堂里香も「エンジンにパワーがあるから、前に進んでますね!」と相棒(71号機)を絶賛しており、「レース足」が相当良さそう。相手が骨っぽい本日の2走(2R2枠&6R4枠)だが、好勝負は可能だろう。

最後に、当地「フレッシュルーキー」の中村かなえは、ボーダー付近の11位で、「足はいい。周りの人にもいいと言われた!」と見た目にも気配は上向いている。予選ラストは難敵揃いの2枠戦(12R※1回乗り)だが、機力を信じて冷静に運べれば、予選突破のチャンスは十分にある!
5月10日(月)

3日目
江戸川女王・浜田亜理沙の機力が本格化!

昨日の2日目は、南寄りのホーム「追い風」が強く吹いた。そのため、1Rから安定板が装着され、周回も2周に短縮してレースが開始されたが、順目の「上げ潮」が強まり、水面コンディションが改善してきた5R以降は、通常の3周戦にてレースが行われた。

その2日目だが、序盤の4Rまでは中外勢(3〜6号艇)が「4連勝」と活躍して、3連単万舟も「2本」飛び出す波乱の幕開け。しかし、5R以降は一転して、1号艇(5勝)と2号艇(2勝)が優勢となり、「上げ潮」+「追い風」の条件に則した「内枠有利」の流れとなった。

なお、本日の3日目も南風(追い風)が吹いて、午後からは風速も若干強まってくる見込み。ただ、本日も(潮位差の大きい)大潮の「上げ」基調のため、(下げ潮が残る)序盤戦を除けば、水面が極端に波立つ可能性は低そうだ。

さて、昨日は女子主力の一人・竹井奈美が「連勝ゴール」と反撃を開始。さらに、竹井が4着だった初日の「女子選抜戦」を制した富樫麗加も、昨12Rのイン戦をキッチリ物にしてポイントアップに成功した。

しかし、この両者は(結果とは裏腹に)ともに表情が冴えなかった。「伸びが少し弱かったかも。今の状態は良くないですね…」と辛口だったのは竹井だが、昨日の前半戦を大外枠からの「捲り差し」で勝利。見た目には「操作性」や「回り足」がある程度きているし、本日のイン戦(12R※1回乗り)も、Sさえ互角なら逃げ切りが有力だ。

一方、「直線は普通くらい。ただ、回転の上がりが重くて、ターンの出口でグラっとする…」と不安気な富樫は、実際のところ、舟足に余裕が感じられない。よって、中外戦(4R3枠&10R6枠)が控えている本日もポイントアップを図るには、生命線である「回り足」を整えておく必要がありそうだ。

さらに、注目の遠藤エミ(本日8R2枠※1回乗り)は、ここまで「2着・2着・3着」と凌いでいるが、勝負処の1周1Mを攻め切れていない。本人も「握ってみたけど、全然合ってない…」とぼやき節。実際に「掛かり」が甘そうで、調整を更に煮詰める必要がある。

対して、女子で「機力上位」と言えるのは、3走して「オール2着」の浜田亜理沙(8R1枠※1回乗り)を筆頭に、中川りな(6R2枠&12R6枠)と今井裕梨(10R2枠※1回乗り)の3者だ。

特に、浜田は「今(昨12R)が今節の中で一番。ターン回りが良かったし、伸びも悪くないです!」と言う表情にも自信が漲っており、本格化の気配。前節の大池佑来でも出ていた相棒(50号機)のポテンシャルはかなり高そうだ!

そして、男子組に目を転じると、ここまで「オール2連対」と快進撃を演じている池田雷太を初め、馬場剛・杉山貴博という地元「東京支部勢」の仕上がりが絶好だ。まず、「行き足が良くて乗りやすいね!」と言う池田は、レースを重ねる度に足色が上昇。本日の2枠戦(11R※1回乗り)も好勝負は必至で、明日(4日目)の予選ラストへ向けて、貯金を蓄えておきたい。

また、「伸びは結構いいですよ」と言う馬場(9R5枠※1回乗り)も間違いなく「上位クラス」の舟足だが、男子の機力「節イチ」は杉山で確定的だ!

その杉山は、すでに初日の時点で異次元とも言える「伸び足」を誇っていたが、「今はバランスが取れて、好きな感じになりましたね」と、重め感のあった「回り足」も底上げして、死角が一切ない状態に仕上がった印象。従って、本日の好枠デー(5R2枠&9R1枠)はズバリ「連勝」が濃厚だ!

そして、「江戸川巧者」の山本修一(7R5枠※1回乗り)も「オール3連対」にまとめているが、イン戦だった昨11R(3着)はSで後手を踏んで、馬場の「ジカ捲り」に屈している。なお、本人は「回転を止め過ぎた。ただ、安定板が外れて気圧が上がれば…」と話しており、条件が整えば良化の余地はありそうだ。

その他、男子組で足色がいいのは、松尾充(3R3枠※1回乗り)・土性雅也(7R1枠※1回乗り)の三重勢に、地元の若武者・鈴木雅希(1R6枠&7R3枠)の計3者。中でも、鈴木は「伸びがいい。ダッシュからの方が面白い足ですね!」と気合十分。本日の2走も質の高いSを踏み込めれば、前後半ともに「一発」があり得る!

また、「実力最上位」の吉田拡郎だが、予選の2日目を終えて「3着・5着・5着」と大苦戦。「意外と水面を乗れる割に進んでいない。それに今(昨7R)は両サイドに伸びられてましたね…」と、機力的にも厳しい様子。それでも、「ペラもですけど、本体も見てみますよ」と前を向いていた。この先「SG覇者」が意地を見せるのか!?本日2走(7R2枠&11R4枠)の直前気配に注目したい。
5月9日(日)

2日目
伸び凄い杉山と鈴木・中川の機力は絶好!

昨日の初日はホーム「追い風」が卓越。対する潮回りは順目の「上げ」基調で、水面コンディションは概ね良好だったが、その上げ潮が止まった11R以降は、万全を期して安定板が装着された。ちなみに、初日は1号艇(5勝)+2号艇(6勝)で計「11勝」と、内コースが圧倒的に強かった。

なお、本日の2日目も「追い風」予報だが、風速は少し強まりそう。ただ、引き続き順目の「上げ潮」が主体で、水面が極端に荒れる可能性は低そうだ。

さて、まずは初日【11R】の「男子選抜戦」だが、インの安達裕樹があっさり逃げ切って勝利。後続は、1Mを差して順走した山本修一(2枠)が、遅れ差しからバック線を伸び上がった杉山貴博(5枠)を2Mで捌いて2着。杉山は3着に入線した。

ちなみに、選抜戦1着の安達は「好S」をキッチリ決められたことが勝因と言えそう。本人は「出足も伸びも戦えるくらいはありますよ」と機力を評価していたが、正味の舟足は、本日のダッシュ枠2走(5R5枠&11R4枠)で明確になるはずだ。

そして、男子の選抜組で「機力気配」がズバ抜けていたのが、3着の杉山だ。初戦(昨5R)で池田雷太との熾烈な首位争いを制した杉山は「二の足・三の足がいい。伸びはエグいですね!」と、自身も周囲の選手も驚嘆するほど「直線系統」が強力。前節に椎名豊が優勝した「10号機」のパワーは本物だ!(※本日は7R6枠の1回乗り。)

さらに、杉山の「鬼足」には見劣るが、松尾充(1R5枠&9R1枠)の機力レベルも高そう。その一方で、山本・中嶋健一郎・吉田拡郎の3者は、いずれも現時点における舟足は並クラス。ただ、山本(3R4枠&11R1枠)に関して言えば「ターン系」が安定しており、堅実に立ち回れそうな雰囲気だ。

また、男子の予選組では、地元の鈴木雅希が「2連対」と好発進(初日1着・2着)。前検での特訓の段階から気配は抜群だったが、本人も「重いけど、思ったより押してる。スリット後の足も、分がいい!」とパワーを実感していた。(※本日は3R2枠の1回乗り。)

さらに、杉山には競り負けた池田雷(1R3枠&5R1枠)も「レース足系」には満足。また、板倉敦史(3R1枠&9R4枠)と馬場剛(1R4枠&11R2枠)の地元・東京支部勢の仕上がりが早そう。特に、初戦(昨1R)で大外枠から「2着」に食い込んだ板倉は相当に気を良くしており、本日の2走が実に楽しみだ!

一方、初日の【12R】に実施された「女子選抜戦」は、人気一本被りだった遠藤エミ(1枠)の先マイが膨れて、唯一A2級で選抜戦に抜擢された地元の富樫麗加が「2コース差し」で1着。遠藤は2着で、追い上げた細川裕子(3枠)が、2周1Mで竹井奈美(4枠)を交わして3着に入った。

まず、選抜戦で「金星」を挙げた富樫だが「重たいし、足はギリギリ…。もう1周あったら危なかった」とのこと。実際、初戦(昨8R)は道中で競り負けており、足色は今ひとつ。本日は大切なイン戦(12R※1回乗り)が控えているだけに、何とか上積みを図りたいところだ。

また、女子の「主役」である遠藤も「展示から舵が利かなかった…」と調整の失敗を口にしていたが、道中は富樫を猛追。ボートが向けば悪くない足で、「操作性」の部分が整ってくれば、本日の2走(8R4枠&12R5枠)も好勝負は必至だ。

その他の女子選抜組では、初戦(昨4R)に比べて後半の選抜戦は明らかに「回り足気配」が上昇していた細川(10R5枠※1回乗り)も臨戦態勢は整った感じ。また、竹井と塩崎桐加も「中堅級」には到達している様子だが、池田浩美は「ターン回り」が不安定で、調整を煮詰める必要がありそうだ…。

対して、選抜組以外の女子では、中川りな(2着・1着)と藤堂里香(2着・2着)が初日を「2連対」で滑り出した他、西橋奈未も「1着・3着」と手堅くポイントをまとめてきた。

この中では、中川(8R5枠※1回乗り)が「直線系の足ですけど、乗り心地も良かった」と笑顔で、その舟足は確実に上位クラス。そして、藤堂と西橋の「北陸勢」では、西橋の「舟足」&「乗りっぷり」が抜群。来期(※2021年後期)のA1級昇格が確定している西橋(10R6枠※1回乗り)は、江戸川の水面にも完璧にフィットしている!

その他、初戦2着の浜田亜理沙(6R3枠&12R6枠)も「良機の片鱗」が感じられたが、初日に唯一ダッシュ枠(4カド捲り)で白星を挙げた石井裕美や、今井裕梨・笠野友紀恵などの足色も良かった。

特に、今井の「伸び足」は女子屈指だが、本人が話しているとおり「Sがしにくいし、曲がれない…」のが難点。よって、本日の2走(2R1枠&6R4枠)の直前気配は要チェックだが、とりわけイン戦の前半は、S展示での「起こし」を注視しておきたい。
5月8日(土)

初 日
選抜1枠は安達裕樹&遠藤エミの2者!

今節は「男女W優勝戦・第45回サンケイスポーツ杯」の6日間開催(2準優制)。なお、今シリーズは男女別に4日間の予選を行った上で、まずは各々の準優(ベスト12)メンバーを選出する。

そして、5日目に行われる「4つ」の準優勝戦(男子が9R&11R、女子が10R&12R)を経て、最終日の11Rに男子、ラストの12Rに女子の優勝戦が実施される。

さて、今シリーズは「新モーター」・「新ボート」・「新プロペラ」による【2節目】の開催。そのため、前節に使用された機と、今節が初降ろしの機が入り混じっているが、それに加えて、前節まで装着されていた「温水パイプ」が取り外された。従って、改めてモーターの「良し悪し」を念入りに見極めたいところで、普段以上に「直前気配」のチェックは欠かせない。

まず、男子の方は【11R】に主力級が集結した選抜戦が組まれているが、1号艇に抜擢されたのは三重支部の安達裕樹(※初日1回乗り)で、今節手にした「43号機」は、前節に山来和人が「好伸び」を誇ったモーター。機のポテンシャルはそれなりに高そうだし、安達の「調整力」を持ってすれば、「上位級」に仕上がる可能性は高い。

その安達以上に前検の動きが目立っていたのは、松尾充(選抜戦4枠※1回乗り)と杉山貴博(同5枠※前半は5R2枠)の両者で、ともに特訓では光る「伸び足」を披露。なお、杉山の相棒(10号機)は前節のV機(操者:椎名豊)だが、松尾の「39号機」も廣瀬真也が「節イチ級」のパワーを誇った。よって、この両者の「連動戦」も一考したい一戦だ。

さらに、山本修一(選抜戦2枠※1回乗り)と中嶋健一郎(同3枠※前半は3R6枠)の2者も「合格点」が付けられる足色だった一方、「直線気配」が劣勢に映ったのは、最も格上の吉田拡郎(同6枠※前半は7R3枠)。その吉田は約4年半ぶりの当地参戦で、かつ荒水面をやや苦手としているだけに、機力を「底上げ」できないと厳しい戦いを強いられるかも…。

そして、他の男子で、前節にピカイチの動きを見せたモーターを手にしたのは、鈴木雅希(1R1枠&9R4枠)と池田雷太(5R4枠※1回乗り)の両地元勢だ!

自ら「伸びが良かった!」と本体のパワーに確信を得ていたのは鈴木で、同じ8班で練習した同期の渡邉真奈美も「鈴木の方が断然足がいい…」と脱帽。池田雷の方も「行き足がいいね」との言葉通り、特訓の脚勢は実に力強かった。従って、この両者は「主力級」を相手に回しても、好勝負が見込めそうだ!

一方、初日メインカードの【12R】は、女子による選抜戦。1号艇には予測通り「江戸川最強」の遠藤エミ(※初日1回乗り)がエントリーした。ちなみに、特訓の動きは「平均的」だったが、直近「2連続優勝中」の遠藤はペラ調整に自信を持っている。そのため、着実に舟足の「上積み」が見込めそうだし、選抜のイン戦は「頭鉄板」の一戦だ!

その他、女子の選抜組で気配が目立った選手はいなかったが、細川裕子(選抜戦3枠※前半は4R6枠)・竹井奈美(同4枠※1回乗り)・池田浩美(同6枠※前半は6R3枠)の足色はまずまず。この中では、池田浩が前走地の地元・浜名湖で「V」とリズムは絶好。荒水面も強気に乗りこなすだけに、大外の選抜戦でも軽視できぬ存在だ。

また、唯一A2級で選抜戦に出場する地元の富樫麗加(2枠※前半は8R5枠)の他、塩崎桐加(5枠※前半は2R2枠)も足色は平凡。ただ、ともに有数の「波乗り女子」で、足の上積みが叶えば好勝負は可能だ。

そして、予選組の女子の中で、前節の「注目機」を引き当てたのは、浜田亜理沙(10R2枠※1回乗り)・今井裕梨(8R3枠※1回乗り)・笠野友紀恵(4R1枠&10R4枠)の3者だ!

特に、浜田は「行き足が良さそうですし、乗りやすかったです!」と話しており、自身も過去に「江戸川女王」に輝いた当地巧者。今シリーズにおいても「捌く腕」はトップクラスで、強さ別格の遠藤の「対抗馬」は、この浜田だろう。

今井の方は「スタートで起きない。調整は考えたいけど、足合わせでメチャ伸びてましたね!」と、自らの強烈な「伸び足」に仰天していた。実際、特訓でも初速部分でモタついていたが、課題の「起こし」を改善できれば、攻めっぷりのいい今井が「惑星候補」になってくる。

最後に、地力アップが目覚ましい西橋奈未(6R2枠&10R5枠)と、捌き合いでの「粘り」が身上の喜多須杏奈(2R5枠※1回乗り)も江戸川水面を豪快に乗りこなしてくるが、今節の「穴候補」として注目したいのは、好素材の平川香織(6R5枠※1回乗り)だ。「乗りやすさはある程度きましたね!」なら、初戦から「一発」があるかも…!?