1月26日 (水)
江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯

ホーム/総展望

江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯 / 1月23日〜1月28日

節全体の展望・注目の選手

クイーンズクライマックスVの田口が不動の主役だ!

長嶋海野の実力者に地元水面で倉持も覇権争う!




4050
田 口  節 子

4190
長 嶋  万 記

3618
海 野  ゆかり

4825
倉 持  莉 々

4208
三 浦  永 理

4011
堀之内  紀代子


※更新情報1/22(土)…岩崎芳美選手(3611・徳島)は事前欠場となりました。

6日間の2準優制で争われる「江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯」が1月23日()に開幕する。なお、ヴィーナスシリーズは「登録16年未満」の女子レーサーによるタイトル戦だが、当節は計「13名のヴィーナスOG」も参戦を予定している。

さて、初日メインカード(12R)の「江戸川選抜戦」に出場する6選手は、すでに当レースの特設サイトにおいて発表されているが、そのメンバーは(枠番順に)田口節子三浦永理海野ゆかり長嶋万記堀之内紀代子倉持莉々となっており、6枠の倉持以外は「OG枠」の実力者がエントリーしている。

中でも、当シリーズにおける「不動の主役」は、1号艇に抜擢された田口を置いて他にいない。過去に夏の女王(レディースチャンピオン)に「2度」輝いている銀河系85期の「女傑」は、ついに昨年末の福岡で悲願だった「クイーンズクライマックス」を初制覇。さらに、昨年9月の福岡で女子選手史上初の「24場制覇」を達成した他、「年間6V」&「女子最多勝(117勝)」など、「記憶」にも「記録」にも残る偉業を打ち立てた!

その田口、当地は一昨年11月の当タイトル戦(ヴィーナスシリーズ)以来の参戦だが、直近の江戸川5節で「4優出&1V」と高い確率で好走しており、難易度の高い水面もキッチリ乗りこなしてくる。最近では「伸び足重視」で捲るレースが増加傾向にあるが、当節はモーターと水面に適した柔軟な調整で臨むはずで、断然の「総合力」を発揮してVロードを突き進む。

そして、選抜戦3枠の海野も、昨年は賞金順位「第11位」で「クイーンズクライマックス」に出場。その他にもビッグレースの経験は豊富で、長年に亘り「女子レース」を支えてきたが、今もなお実力は健在。スタートは若干ムラなタイプだが、攻撃のバリエーションに富んでおり、中外コースから繰り出されるターンは機敏かつ精度も高い。

ただ、海野は過去に当地で「1度」しか優出経験がなく、正直なところ「荒水面」をやや苦手にしている。よって、何とか「静水面」で戦いたいところだが、当シリーズの潮回りは「下げ潮」基調。同一方向からの「向かい風」がメインの冬場としては条件が良く、力を発揮できる可能性は高そうだ。

三浦&長嶋の静岡コンビでは、まず、当地で優勝実績(2016年11月のG3江戸川女王決定戦)のある長嶋に注目したいところ。スピードを生かした「全速捲り」に加えて、道中の「追い上げ」も魅力で、リズムを掴んだ時は「爆発力」がある!

また、長嶋は「節イチパワー」を引き出して快進撃を演じていた前回戦(昨年6月のG3江戸川女王決定戦)の予選ラストに痛恨の「F」に散っている…。そのため、当シリーズはその「雪辱戦」になってくるが、現行のモーターを経験している強味を生かして、まずは6強進出を目指したい。

対する三浦も、直近の当地3節で「2優出」と水面相性は決して悪くない。「機出し」に関しては「エンジンなり」という感じで快速に仕上がるシーンは少ないが、攻め手は多彩で硬軟自在に立ち回れるタイプ。従って、良機の援護を得るようだと、一気に「争覇圏内」に食い込んでくる可能性も十分にある。

田口と同じ岡山支部の堀之内は、ワースト機を引いた前回の男女混合戦(昨年9月の報知新聞社杯)こそ散々な結果に終わったが、当地は比較的出場機会が多く、その通算勝率も「6.38」と優秀。以前は徹底先行の「捲り屋」だったが、最近は「捲り差し」が増加して、外コースにおける2連対率も上昇。「F持ち」での参戦ではあるが、「操縦性」重視で手堅くポイントを積み重ねたい。

そして、デビューから7年目にして、初の「A1級昇格」を果たした倉持が、地元の東京支部から唯一選抜戦にエントリー。デビュー当初は決して目立つ存在ではなかったが、頭角を現し始めたのは3年目辺りから。年を追うごとに攻めっぷりに迫力を増し、今や女子戦線での「準主力級」に位置付けられるレベルに成長を遂げた。

ちなみに、倉持は一昨年1月の「G3江戸川女王決定戦」以来、2年ぶりの当地参戦。それでも、かつて「フレッシュルーキー」に選ばれていた江戸川の水面は走り慣れているし、通算で「2優出」をマーク。この倉持も「F持ち」は減点材料だが、地元の代表として臨む当節は、気合を入れて悲願の「初V」を狙いたい!

一方、選抜組の6人以外では、豊富な「経験値」を誇る岩崎芳美(当地通算5優出&1V)・谷川里江(同9優出&2V)の水面実績が上位。まず、A1級に返り咲いた岩崎は、同期の海野と同様、衰えとは無縁。仕掛けは安定して速く、現在も「攻撃的」な姿勢を貫いている。ここ一番の「勝負度胸」も満点で、江戸川の荒水面も気合で乗りこなす!

対する谷川は、整備熱心で「調整面」の引き出しも広いため、上手く噛み合うと「快速仕立て」のパワー戦が猛威を振るう。戦法的にも「捲り主体」で、大ベテランの域に達した今も、気っ風のいい攻めを繰り出してくる。そのため、ツボに嵌れば豪快な「捲り」を連発して、当シリーズもV戦線を沸かすことだろう。

さらに、谷川と同じ愛知支部の宇野弥生出口舞有子も、モーターの仕上がり如何ではシリーズを大いに盛り上げる存在。まず、直近1年間の平均STが「0.13」の宇野は女子レーサー指折りの「S巧者」で「先行力」は破格。その反面、大敗もやや多いが、典型的な「逃げ」&「捲り」の「1着タイプ」で舟券的には取捨が容易。機が出ていれば「ピンラッシュ」も十分に可能だ!

一方、昨年4月の常滑で「モーターの整備不良」による「出遅れ返還(L)」を犯したため、計「3か月間」の長期欠場を余儀なくされた出口は、「出走回数不足」が響いて今期はB2級に陥落。それでも、すでに「2V」をマークしている通り「旋回スキル」は高く、今期はA級復帰へ向けて順調な足取り。以前に「江戸川は楽しいし、好き!」とも話していた出口は、ガッツ溢れる走りで「当地初優出」も十二分に狙えるはずだ!

その他の遠征組では、当地でV経験(2017年7月のヴィーナスシリーズ)がある山下友貴に、大豆生田蒼清埜翔子の埼玉支部勢、さらに、五反田忍高憧四季の大阪支部勢にも注目したいところ。

この5者では、現在「A1級ペース」と好調な走りが続いている山下の地力が一枚上だが、大豆生田&清埜の同県同期コンビは当地を走る機会が比較的多い。滅多に捲らない「差し屋」の大豆生田に対し、清埜は「逃げ」&「捲り」が主戦法と「真逆」のタイプだが、いずれも水面経験の豊富さを生かして上位争いに持ち込みたい。

そして、高橋淳美とともに「浪花女子」を牽引してきた五反田に対して、新進気鋭の高憧も「一発力」を秘めている。なお、五反田の武器は豪快な「弾丸捲り」だが、暮れの「クイーンズクライマックス・シリーズ戦」で、うねりのある福岡の1Mを臆することなく握れていた高憧も、そろそろ江戸川の「難水面」を攻略してくるかもしれない。

さらに、長崎支部の滝川真由子中北涼も、今期に入ってから一気にリズムアップ。特に、昨年5月の唐津で産休から復帰した滝川は、2015年8月の「丸亀レディースチャンピオン」で女王に輝いた実力者。よって、約2年半ぶりとなる江戸川の水面にフィットできれば、選抜組の主力陣と相対しても好勝負に持ち込める。

そして、選抜戦に出場する倉持を含め、地元の東京支部からは大挙「11名」が参戦を予定しているが、その中でも、地元きっての「波乗り女子」として鳴らす富樫麗加清水沙樹の2人は、気合がパンパンに入っているはずだ!

まず、倉持の前に当地で「フレッシュルーキー」に選ばれていた富樫は、常時不安定な「S」が課題。過去に「F3」を犯して地獄を見た富樫は、前期も「F2」の足かせを背負ったが、それでもA2級に踏み止まったように「粘り強さ」が真骨頂。レーススタイルも「コーナー戦」の比重が高く、生命線の「操縦性」がきてさえいれば、しぶとく舟券に貢献してくれる。

清水の方も、幾度となく「事故率」に苦しんできたが、厳しい状況に陥っても前向きな姿勢で「ピンチ」を乗り切ってきた。なお、「粘り」の富樫に対して、「攻め」の清水はスリット足重視で捲れる足に仕上がるかが好走へのキーポイント。首尾良く直線の「パンチ力」が付くと、大外枠から「初V」を飾った10年前の再現があるかも…!?

さらに、黒澤めぐみ高石梨菜の両者も、良機に恵まれると侮れぬ存在。前期に勝率を「5点台(5.02)」に乗せた黒澤は、数年前を考えると飛躍的にターンが上手くなったし、高石も「差し」はやや不得手だが「捲り一発」の魅力があるタイプ。当地も「3割増し」と言えるほど、近況は好走機会が増加しており「穴候補」として注目しておきたい。

(※出場予定選手・データは、すべて1月12日現在。)

開催日別 展望
1月26日(水)

4日目
崖っぷちの長嶋万記がメイチの勝負駆け!

昨日の3日目は、前日に吹いた強風(向かい風)が沈静化。一日を通して微風の好コンディションでレースが行われた。

なお、本日の4日目(予選最終日)は、ほぼ終日に亘ってホーム「向かい風」が卓越する予報。対する潮回りは、1Rが「上げ止まり」で、2R以後は順目の「下げ潮」のため、絶好の水面コンディションの下で予選のラストバトルが実施される見込みだ。

さて、いよいよ準優戦進出(ベスト12)を懸けた予選の最終日を迎えるが、2日目から「3連勝中」の滝川真由子が堂々の得点率トップに立っている。エース格の「35号機」を手にした時点からある程度の活躍は予測できたが、約3年ぶりの江戸川水面も難なく乗りこなしている。

その滝川は「伸び寄りですけど、ターンする感じも合っています。準優の内枠が欲しいので(4日目も)しっかり走りますよ!」と、気合を入れ直していた。なお、予選ラストの後半戦に6枠(12R※前半は7R3枠)を残しているが、本日の2走を「1着・2着以上」なら、自力での1位通過が確定する!

そして、同率2位で並ぶのは、宇野弥生&谷川里江の愛知支部勢。まず、宇野は(滝川と同様)2日目から「3連勝中」と勢い十分で、機力も「バランス型」で申し分ない状態。「F持ち」であっても、ここ一番はバシッとSを踏み込めるのも、宇野の強味だ!(※本日は10R3枠の1回乗り。)

対する谷川は、初日の時点から「伸び足」が強力だったが、昨日の感じだと多少手前にシフトさせて、足の均整を取ってきた印象。それでも「上位クラス」であることには変わりない。予選ラストは宇野と同じ3枠戦(9R※1回乗り)で、ここも攻めに徹して準優の好枠を目指したい。

地元の東京支部勢では、生田波美音(4位)・倉持莉々(5位)・中澤宏奈(6位タイ)・清水沙樹(9位)の4者がボーダー上の好ポジションに付けている!

中でも、生田(本日2R3枠&9R6枠)と倉持(同6R4枠&11R2枠)は、昨日の気配も抜群だった。生田は「乗りやすくなるペラの形を見付けたので、今節は気合を入れて来た!」とのこと。実際、今回が「5回目」の江戸川参戦だが、かつてないほどに水面を力強く乗れている。

一方、A1級の倉持も「大幅にペラを叩いて3日目が一番。伸び寄りになって、行き足も変わらずいいですよ!」と、現状に満足することなく施した調整で更にレベルアップした様子。

さらに、昨日「2連対」の清水沙も、本日のイン戦一発勝負(11R※1回乗り)に臨む態勢は整った感じ。対照的に「乗れなくて最悪でした…」と、調整を外したのは中澤(5R2枠&12R4枠)だが、ゾーンに入れば伸び寄りで上位の足。よって、レース直前の展示気配で足が戻っているかを、しっかり確認しておきたい。

その他、ボーダー上の面々では6位タイの大豆生田蒼(7R2枠&11R4枠)も着順に比例して、舟足も尻上がりに上昇している。

一方で、初日選抜メンバーの三浦永理(6位タイ)・海野ゆかり(11位)・堀之内紀代子(12位)は、いずれも胸を張れる仕上がりではない。それでも、三浦(9R2枠※1回乗り)と海野(4R5枠&12R1枠)は予選突破が有力だが、現在「F持ち」でSが行けていない堀之内(2R2枠&10R6枠)の方は、厳しい戦いを強いられる可能性も…。

また、ボーダー直後の単独13位に位置する高石梨菜(5R4枠※1回乗り)の機力は中堅が一杯で、最低でも「2着」がノルマとなるシビアな勝負駆け。そして、その直後の14位タイには、山下友貴・出口舞有子・田口節子・薮内瑞希の4者が並んでいる。

まず、山下はイン戦一発勝負(10R※1回乗り)で有利に映るが、同レースでは3枠に快速の宇野が控えている上に、自身の機力も上位陣とは差があり、安閑とはできない。

さらに、実力は断トツの田口も「中堅域」には押し上げてきたが、本日2走の枠番(8R5枠&12R3枠)を考慮すると、今一度気持ちを引き締めて臨む必要がありそうだ。

それに対し、「出足型」の出口(4R2枠&11R3枠)は「中上級」には届いているし、「39号機」の後押しがある薮内(2R4枠&11R6枠)は「上位クラス」のパワーを誇る。ともに条件的には楽ではないものの、逆転突破のチャンスは十分ありそうだ。

最後に、2日目の5Rで選手責任の転覆(−5点)を喫した長嶋万記(21位タイ)は、昨9Rにおいて鬼気迫る「追い上げ」で2着に入線して、準優入りへ望みを繋いだ。「ペラの片面を叩き変えて、出足も伸びも2日目より上向いていますね!」と、機力アップに成功した長嶋の勝負駆け(5R3枠&9R5枠)には「激注目」だ!
1月25日(火)

3日目
パワフルモードの滝川&中澤が2日目連勝!

昨日の2日目は、最大で「10m/s」の強いホーム「向かい風」が吹き抜けた。ただ、全レースが順目の「下げ潮」だったことに加えて、水面に優しいスタンド側右斜め前方からの「北東風」が吹いたため、風速の割に水面コンディションは比較的良好だった。

その2日目は(内コースが強かった初日とは一転して)、1号艇の逃げ決着は「3本」止まりと、イン受難の一日に…。対して、主導権を握ったのは計「7勝」を挙げた中外勢(3〜6号艇)で、初日にゼロだった3連単万舟が昨日は「3本」飛び出した。

なお、本日の3日目も、引き続き北東風(向かい風)が卓越する予報だが、風は弱い見込み。さらに、本日も順目の「下げ潮」のため、絶好の水面コンディションが期待できそうだ。 

さて、昨日「連勝ゴール」と躍進を遂げたのは、中澤宏奈&滝川真由子の両者。特に、中澤は「3枠&6枠」から「捲り」&「捲り差し」での価値ある連勝。「ペラで悪かった出足を改善できた。少し落ちた伸びも良い方ですよ!」と、昨秋から上昇一途の相棒(19号機)を万全の状態に仕上げてきた!(※本日は11R5枠の1回乗り。)

対する滝川がタッグを組んでいるのは、エース格の「35号機」だが、こちらは「逃げ」と「5コース捲り」によるピンピン。後半レースを終えた滝川に話を聞いたところ、「自分のスタイルではないんですけど、伸びて行く。その伸びを生かせましたね!」と満面の笑み。よって、本日の2枠戦(5R※1回乗り)も、パワー全開の「ジカ捲り」で圧倒する可能性が高そうだ。

さらに、大豆生田蒼(1着・2着)、野田彩加(2着・1着)、薮内瑞希(2着・2着)の3者も昨日「2連対」で、ポイントアップに成功。まず、スロー枠から手堅く加点した大豆生田(本日8R6枠※1回乗り)は「乗り心地が大分良くなったし、足も悪くないです」とのことで、「操縦性」を自分好みに整えてきた印象。

さらに、薮内(2R2枠※1回乗り)も「直線が特にいいけど、全体にいい。乗りにくさも改善できました」と調整に正解を出して、快速機(39号機)のパワーを引き出してきた。

また、今節が「当地初出場」の野田彩は内容の濃いレース内容で、ここまで「オール3連対」と快走中。「3着・2着ときたので、次は1着と思ったら獲れた。奇跡ですね!」と、昨8Rは圧巻の「5コース捲り」で田口節子を破る大金星。機力も水準以上のレベルに到達しており、本日の6枠戦(12R※1回乗り)も「チャレンジャー精神」で上位入線を目指す!

さらに「主力組」では、谷川里江・倉持莉々・宇野弥生・出口舞有子らの仕上がりも上々。まず、昨10RはSを行き切れずに自慢の「強パワー」を生かせなかった谷川(5R5枠&11R1枠)だが、依然として「伸び足」は(前記した)中澤・滝川と「3強」を形成している。

そして、倉持(10R2枠)&出口(11R4枠)の両者(※ともに1回乗り)は「実戦タイプ」の舟足に仕上がっているし、宇野(3R5枠&10R1枠)も「足は全体にいいと思う」と話している通り、着々とレベルアップしている。中でも、天才的な「S勘」を有する宇野は「F持ち」の影響を一切感じさせない。

その他、6着に敗れた初日の選抜戦は最悪の状態だった海野ゆかり(6R6枠&10R4枠)も状態は上向き。さらに、「少しずつ良くなっているね。ペラも開かなくなってきた」と手応えを感じていた三浦永理(8R4枠&12R1枠)も新ペラの調整は順調で、舟足は大分まとまってきた感じだ。

また、昨日の前半レースで転覆(※選手責任で−5点)を喫した長嶋万記は、1枠だった後半戦をキッチリ逃げ切って失点を少し挽回。「エンジンもペラも大丈夫。回りやすさがあるし、初日に比べて直線も良くなりました」と、上積みした部分に変調は皆無の様子。よって、本日の2枠戦(9R※1回乗り)も勝って、予選最終日の2走に望みを繋げたいところだ!

最後に、地元気鋭の生田波美音と、滋賀支部の孫崎百世の2人も、元気一杯のレースぶりで着をまとめている。「ペラを調整して、グリップ感が良かったですね」と調整に正解を出している生田は、濃いメンバーが揃った昨12Rで2着と奮闘。それだけに、本日のイン戦(4R※1回乗り)を是が非でも逃げて「貯金」を蓄えておきたい。

そして、昨4Rで痛恨の減点(※1周ホームの押圧による不良航法で−10点)を取られた孫崎だが、成績自体は「3着・1着・1着」と文句なし。本人も「回り足がいい。エンジンのおかげですね」と実戦パワーは強力。予選突破は少し苦しくなったが、本日の2走(3R4枠&11R6枠)も好勝負は十分可能だ!
1月24日(月)

2日目
本領の捲り2発で谷川里江が連勝発進!

昨日の初日は穏やかなホーム「向かい風」に対して、潮回りも順目の「下げ」基調であったため、良好な水面コンディションの下でシリーズの開幕を迎えた。

その初日は1号艇(5勝)+2号艇(5勝)で計「10勝」と、主導権を握ったのは内コース勢。加えて、完全に本命サイドの一日で3連単万舟はゼロ。最高配当は昨11Rの「7,350円」だった。

なお、本日の2日目も終日「向かい風」が卓越する予報だが、初日に比べると風速はやや強まりそう。それに対し、全レースが順目の「下げ潮」で水面が大きく荒れる心配はなさそうだが、真向かいの北風が強まると、ダッシュ勢の攻めも有効となるだけに、「イン受難」の可能性もありそうだ。

さて、昨日注目された初日メインの「江戸川選抜戦」は、インからゼロ台(0.09)のトップSを決めた田口節子が、1M先取りから押し切りに成功。ただ、4カドからブン回った長嶋万記が田口を猛追。田口は首位を死守したが、冷や汗ものの勝利だった。(※後続は長嶋が2着で、倉持莉々(6枠)に競り勝った三浦永理(2枠)が3着に入線した。)

まず、断トツの「1番人気」に何とか応えた田口だったが、レース後に笑顔はなし。「そのままの状態で行きましたけど、回った後に進んでいませんね…」と、道中で長嶋に追い回された通り、現状は「出足系」に問題を抱えている。

それでも、「周りの人がSを放ってなければですけど、伸びは良いと思う」とも話していた田口。なお、本日は中枠からの2走(8R3枠&12R4枠)が控えているが、本腰を入れて調整に着手しそう。前記した課題を改善できれば「鬼に金棒」だし、まずはレース直前の気配を注視したい。

そして、道中で田口を脅かした長嶋だったが、「Sを全速で行ったのに(直線で)下がり気味でした」と話した後に「乗りやすくて、ターン回りはいいですね」と、現状は「回り足一本」の仕上がり。よって、多少バランスを取りたいところだが、今の状態でも「旋回勝負」は十分に利くし、大きな不安はない。(※本日は5R3枠&12R1枠の2走)

ちなみに、選抜組の中で最も好感触を得たのは、地元の倉持。「大分良くできました。乗り心地と回った後の足は良かったですよ」と、早速調整に正解を出してきた。従って、「F持ち」ではあっても、本日の2走(3R3枠&11R1枠)は着実にポイントアップを図ってくるはずだ!

残る三浦・海野ゆかり・堀之内紀代子の3者は、いずれも「調整途上」で、現時点の機力は並クラス。ただ、初戦から「新プロペラ」で戦っている三浦(本日7R6枠※1回乗り)は、現状でも伸びは悪くないし、調整が煮詰まれば一変もありそうだ。

選抜組以外では、当地で「2V」の実績がある谷川里江が本領の「捲り」を連発して、初日を「連勝」で滑り出した。ちなみに、初戦(昨2R)は「伸び一辺倒」で乗りにくそうだったが、チルトを「−0.5度」に下げた後半戦(昨10R)は、特長の伸びを落とさずにターン回りが安定。よって、本日の3枠戦(10R※1回乗り)も気っ風良く攻めて「3連勝」を狙う!

さらに、初日の2走を「3着・1着」にまとめた孫崎百世は、後半レース(昨11R)を終えると「乗りやすいし、回り足がいい。起こしも安定していますね!」と満面の笑み。実際のところ「レース足」が力強いが、これは前節の濱崎誠が絶賛していた「好ボート(49番)」の恩恵も大きそうだ。(※本日は4R1枠の1回乗り。)

また、1回乗りだった初日に「1着」を獲った出口舞有子・生田波美音の両者も、足色は良好。特に、インから圧勝した昨9Rに、初日一番の上がりタイム(1’49”5)をマークした出口は「中間速」が相当きており、本日の奇数枠2走(7R3枠&12R5枠)から繰り出される攻めに注目しておきたい!

その他、「伸び足」がいい中澤宏奈(6R3枠&10R6枠)に対して、高憧四季(3R1枠&10R5枠)は「出足系」が良好。この両者では、年末の「福岡クイーンズクライマックス・シリーズ戦」で6強入りを果たした高憧が、苦手にしていた「荒水面」も克服しつつあり、初戦の乗りっぷりも上々だった。

伏兵陣では、「F2」の足かせが非常に重い佐藤ほのかだが「レースに行ったら良かった。回って前に追い付きましたね!」と話している通り、やはり相棒(27号機)はパワーがある。そのため、本日(1R5枠&8R4枠)以降も「連穴候補」として注目しておきたい存在だ。

そして、「(昨5Rは)普段と同じターンをしたら、コケてしまった(落水)」と反省していた清水愛海だが、初戦(昨1R)は「当地初出場」とは思えぬ走りで「2着」に入線。「伸び足」も良く、本日の7R(4枠※1回乗り)は「一発」があっても何ら驚けない!
1月23日(日)

初 日
今期絶好調の主役・田口節子が選抜1枠!

今節は「江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯」の6日間開催(2準優制)。ちなみに、当タイトル戦は元来「登録16年未満の女子選手」によるレースだが、今シリーズの「主力グループ」を形成するのは、キャリアに勝る「OG枠」の面々だ。

なお、昨日の前検日は微風の好水面で「タイム計測」+「S練習」が実施されたが、本日の初日も穏やかな「向かい風」+「下げ潮」の条件が見込まれるため、絶好の水面コンディションでシリーズの開幕を迎えられそうだ。

さて、A1級6選手によって争われる初日メインの12R「江戸川選抜戦」の1枠に抜擢されたのは、昨年末に「福岡クイーンズクライマックス」を制した田口節子(※初日1回乗り)で、昨年は「6優勝」とVを量産した通り、完全に「円熟期」を迎えたと言って良さそうだ。

その田口が手にした「32号機」は、昨年10月の「66周年記念」で西山貴浩が大整備を敢行して、パワーアップしたモーター。肝心の前検気配も及第点を付けられる状態で、スローからの「行き足」も悪くなかった。よって、余程の仕掛けミスを犯さぬ限り、選抜戦はインで主導権を奪えそうだ。

そして、田口以外の選抜メンバーでは、長嶋万記(4枠※1回乗り)・堀之内紀代子(5枠※前半は6R2枠)の2人も、それなりの動きを披露した。「この乗りやすさがあれば、今の状態をベースで行ってもいいかな」と笑顔を見せた長嶋は、手応えも掴んだ様子だった。

対する堀之内は「水面のせいなのか、ペラが原因なのか、乗りにくかったなぁ」と苦笑い。それでも、S特訓における「行き足」はかなり良く映った。従って、現在「F」を1本抱えているものの、主力の一角として十分に力を出し切れるはずだ。

さらに、前走地の徳山で悲願の「初V」を飾った倉持莉々(6枠※1回乗り)は2年ぶりの当地参戦だが、江戸川は以前に「フレッシュルーキー」を務めた思い入れの深い水面。現状は「操縦性」に不安を抱えている様子だが、レース直前の展示気配次第では「連下浮上」の目もあり得る。

対照的に少し心配なのは、「新ペラ」からのスタートになってくる三浦永理(2枠※前半は7R3枠)で、現時点ではスローからの足色が今ひとつ。そのため、今後の調整がカギになってくるが、相棒(60号機)が落ち目という点はやはり気懸かりだ…。

一方の予選組で、まず注目したいのはエース格の「35号機」を引き当てた滝川真由子だ。自身も「スリットから少し伸びましたね!」と直線系統に手応えを感じている。しかも、初日は足の特長を生かせる4カド戦(10R※1回乗り)で、ここは「捲り一気」も十分だろう。

さらに、地元の生田波美音(40号機)と、岡山の薮内瑞希(39号機)も楽しみ。「チルトを0.5度に跳ねたら、回って押していましたね!」と言う生田の初戦(1R2枠※1回乗り)は、相手関係も手頃で好勝負必至だ。

対する薮内も「乗り心地は良さそう。回転の上がりや行き足も悪くなかったです」と好感触。こちらの初陣は攻め枠の3枠戦(8R※1回乗り)で、ジカ内に格上の海野が控えている一番だが、思い切った「捲り攻勢」で1着奪取も期待できる!

また、生田以外にも、佐藤ほのか(27号機)・清水沙樹(63号機)・高石梨菜(47号機)・富樫麗加(29号機)と、地元の東京支部勢に軒並みブループレート(※2連対率が40%以上)のモーターが渡っている。

中でも、当地でV実績のある清水沙は「強気な攻め」が身上。初日は中枠2走(4R4枠&11R3枠)からの戦いで、気合はパンパンに入っているはず。ただ、それ以上に注目したいのは、直近2節の「出足気配」が抜群だった「29号機」とタッグを組む富樫だ!

その富樫は「自分の好きな乗り心地ではなかったですね…」と、まだ納得はしていない感じだが、道中の「追い上げ」が得意な彼女は「出足型」のモーターと手が合う。よって、元祖「波乗り女子」の富樫の初戦(10R3枠※1回乗り)は見逃せないレースの1つだ。

さらに、同じ地元勢では、G2戦(江戸川634杯)のVモーターを手にした中澤宏奈(3R1枠※1回乗り)も気配は良く、初戦はインで「必勝」を期す一戦。また、前検1班で他艇を千切る「伸び足」を見せた谷川里江(2R4枠&10R2枠)は、当地で「V2」の実績。モーターが出ている時の谷川は滅法強く、初日はズバリ「連勝」の期待も十分だ!