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東京健康ランドまねきの湯カップ | 2022年11月26日〜2022年12月2日 |
優勝者:4084 杉山 正樹(愛知)
6日間シリーズ(2準優制)の「東京健康ランドまねきの湯カップ」は、11月29日(火)に行われる予定だった予選4日目が強風高波浪のため中止・順延となり、当初の予定より1日遅れの12月2日(金)に優勝戦が行われた。 なお、5日目に行われた2つの準優勝戦は、ともに1号艇の杉山正樹(11R)&石倉洋行(12R)が順当に逃げ切って1着。その結果、予選トップ通過の石倉がV戦のポールポジションを勝ち獲った! その2者以外では、初日の「江戸川選抜戦」を制した佐藤翼と、秦英悟・藤岡俊介の近畿勢がファイナルに進出。さらに、石倉同様、今年「V4」を挙げている濱崎直矢も6強に名乗りを上げ、今シリーズのV戦は「オールA1級」によるラストバトルとなった。 そして、最終日の開催は、当初「向かい風」+「上げ潮」の条件でポチャ波が立ったため、安定板を装着してレース開始に。その後、7Rに「上げ止まり」となり、順目の「下げ潮」が入り始めて水面コンディションが回復した8Rに安定板は取り外された。 迎えた優勝戦は、イン戦の石倉がトップS(0.12)の飛び出し。スリット線通過後の舟足も良好で、逃げ態勢に持ち込めると思われたが、センターから「全速捲り」を敢行した佐藤(3号艇)を張り気味に回った石倉は、旋回の初動でボートが暴れて失速気味に…。 なお、佐藤もターンが若干流れたため、空いたターンマーク際を綺麗に差し込んだ杉山(2枠)が、バック線の内々を先行。BS半ばで先頭に躍り出た杉山は続く2Mも漏らすことなく丁寧に先取りすると、この時点でほぼ「V」が確定的になった! 後続は、佐藤・石倉に加えて、2番差しから台頭してきた秦英悟(4枠)の3者による争いとなったが、2Mで内を突いた秦に対して、差しに構えた石倉はターンマークに追突…。その2Mを外マイした佐藤が2着で、石倉を振り切った秦が3着に入線した。 さて、冷静な「2コース差し」でシリーズを制した杉山は、6月の尼崎、8月の蒲郡に続く今年3回目の美酒(※通算41回目)。今節は序盤の「伸び型」から、準優日(5日目)に「出足型」へシフト。機歴的にも上位に近い相棒(46号機)は施す調整に良い反応を示し、最終的には操縦系も伴った「2コース向き」の舟足に仕上がっていた。 ちなみに、杉山の当地における優勝は、2019年10月(スポーツニッポン杯)以来の約3年ぶりで、優出も同年暮れの「京葉賞」から長らくの間、遠ざかっていた。これには杉山自身も「これだけ江戸川を走っているのに結果が出なくて…」と少々悩んでいた。しかし、何事にもアグレッシブな杉山は前を向き続けて、ようやく最高の結果を出した。 また、杉山は年明け1月の当地G1戦(67周年記念)への出場も決定している。「(記念に)呼んでもらえてありがたい。江戸川のペラのイメージも良くなっています」と、苦心の末に調整の方向性も掴めた様子。当地通算「V4」の「江戸川巧者」は大一番での戦いを心待ちにしており、強豪が集うG1戦での活躍も大いに期待したい!
6日間シリーズ(2準優制)の「東京健康ランドまねきの湯カップ」は、11月29日(火)に行われる予定だった予選4日目が強風高波浪のため中止・順延となり、当初の予定より1日遅れの12月2日(金)に優勝戦が行われた。 なお、5日目に行われた2つの準優勝戦は、ともに1号艇の杉山正樹(11R)&石倉洋行(12R)が順当に逃げ切って1着。その結果、予選トップ通過の石倉がV戦のポールポジションを勝ち獲った! その2者以外では、初日の「江戸川選抜戦」を制した佐藤翼と、秦英悟・藤岡俊介の近畿勢がファイナルに進出。さらに、石倉同様、今年「V4」を挙げている濱崎直矢も6強に名乗りを上げ、今シリーズのV戦は「オールA1級」によるラストバトルとなった。 そして、最終日の開催は、当初「向かい風」+「上げ潮」の条件でポチャ波が立ったため、安定板を装着してレース開始に。その後、7Rに「上げ止まり」となり、順目の「下げ潮」が入り始めて水面コンディションが回復した8Rに安定板は取り外された。 迎えた優勝戦は、イン戦の石倉がトップS(0.12)の飛び出し。スリット線通過後の舟足も良好で、逃げ態勢に持ち込めると思われたが、センターから「全速捲り」を敢行した佐藤(3号艇)を張り気味に回った石倉は、旋回の初動でボートが暴れて失速気味に…。 なお、佐藤もターンが若干流れたため、空いたターンマーク際を綺麗に差し込んだ杉山(2枠)が、バック線の内々を先行。BS半ばで先頭に躍り出た杉山は続く2Mも漏らすことなく丁寧に先取りすると、この時点でほぼ「V」が確定的になった! 後続は、佐藤・石倉に加えて、2番差しから台頭してきた秦英悟(4枠)の3者による争いとなったが、2Mで内を突いた秦に対して、差しに構えた石倉はターンマークに追突…。その2Mを外マイした佐藤が2着で、石倉を振り切った秦が3着に入線した。 さて、冷静な「2コース差し」でシリーズを制した杉山は、6月の尼崎、8月の蒲郡に続く今年3回目の美酒(※通算41回目)。今節は序盤の「伸び型」から、準優日(5日目)に「出足型」へシフト。機歴的にも上位に近い相棒(46号機)は施す調整に良い反応を示し、最終的には操縦系も伴った「2コース向き」の舟足に仕上がっていた。 ちなみに、杉山の当地における優勝は、2019年10月(スポーツニッポン杯)以来の約3年ぶりで、優出も同年暮れの「京葉賞」から長らくの間、遠ざかっていた。これには杉山自身も「これだけ江戸川を走っているのに結果が出なくて…」と少々悩んでいた。しかし、何事にもアグレッシブな杉山は前を向き続けて、ようやく最高の結果を出した。 また、杉山は年明け1月の当地G1戦(67周年記念)への出場も決定している。「(記念に)呼んでもらえてありがたい。江戸川のペラのイメージも良くなっています」と、苦心の末に調整の方向性も掴めた様子。当地通算「V4」の「江戸川巧者」は大一番での戦いを心待ちにしており、強豪が集うG1戦での活躍も大いに期待したい!
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