4月13日(日)「外向発売所開設13周年記念 TEL杯」(6日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。
初走から怒涛の4連勝含む、予選7戦5勝でシリーズリーダーとなった秦。準優勝戦では負けるイメージの沸かない圧倒的な気配ままにイン逃げ敢行。当地初Vの懸かる優勝戦ポールポジションまで駆け上がった。
ファイナルの並びは当地で久々に輝いた地元主軸の飯山が2枠。3枠には約5年振りの江戸川優出となった真庭。アウト勢は初の当地タイトルが懸かる3者で原田→平田→野村の順。
最終日前までの5日間で板なし&本番3周戦で1日通し行われたのは4日目のみ。コロコロと変わる条件で選手の調整・走りを難しいモノにしたが、優勝戦日は比較的に穏やかな水面だった。
本番は追い風約5m弱・上げ潮約50cm・波高5cmの水面コンディション。注目の秦だったがレース間特訓3本では何やら不安残す気配。しかしS展示ではある程度の改善見えて、周回もまずまず。
準優勝戦を思えば物足りず…とは言った処だったが、フタを開けてみれば本番コンマ02のトップスタート。全ての不安を取っ払う圧倒的な先マイを放つと、あっという間に頂への独走態勢に入った。
成す術のなかった外枠艇は飯山がコンマ06、真庭がコンマ08とスロー勢が早仕掛け。差した飯山、握る真庭、二番差しの原田とほぼセオリー通りの1M。S後手気味だった平田・野村は割り差しの動きも1Mで後方へ。
差し続いた飯山へ真庭・原田が接近。2周目の2つのコーナーで何とか振り切った飯山が3周1Mに入る所ではセーフティーリード。2周2Mで原田を差し返した真庭が3着圏内として結果1-2-3(9.2倍・2番人気)と順当決着。
25年前期は出走回数不足でのA2降格となっていたが地力を証明した秦。今年初V&当地初Vを決め、勝率7点台での来期A1再昇格をも射程圏内に捉えた。ノリに乗って来た秦は期末締め切りへ残すは1節。4月22日から始まる大村での一般戦だが豪華なA1陣揃うショートシリーズ。強敵打ち破り、更に上昇気流を加速させる秦に期待だ。 |