2月19日(水)「第23回日本モーターボート選手会会長賞」(6日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。 ベテランの意地でV戦1枠を獲得した大澤がファイナルの主枠。手前の足と実戦系に仕上がった24号機を予選道中から力強さを発揮していた。その隣には準優において波乱の立役者となった松尾。3枠には準優インから粘って優出の白井が逆転へ虎視眈々と構える。大澤に並んでシリーズ上位の足を披露していた三嶌はカドに控える。チルト2度で予選を駆け上がった佐藤大が続き、大外には鈴谷の並び。
本番は水面状況の悪化により、安定番装着及び、周回短縮での実施となった。強い向かい風と下げ潮のコンディションの中、優勝戦の火ぶたは切られた。スリット隊形はダッシュ勢がやや優勢な形で迎え、チルト2度で伸びる佐藤がツケマイで仕掛けた。しかし力強い旋回で、その仕掛けを受け止めた大澤がBS伸びて先頭へと躍り出た。佐藤大に叩かれる形で三嶌は後退。後手踏んだ白井に、差し粘るもひき波に足を取られた松尾もここで首位争いから脱落する。捲り差す形で鈴谷が2番手走る佐藤を追走する形となった。 その後は2Mに再度ツケマイ放った佐藤大だったがやや横に流れて届かず。ここで大澤の優勝が確定的となった。流れた佐藤大の内を差す形で鈴谷が次位奪取に成功。そのままの隊形でレースは推移し、結果1-6-5(77.3倍・33番人気)で閉幕。人気に応えて逃げた大澤が当地4度目のVを勝ち取った。ここから先は一般戦が続く大澤。今節江戸川水面で見せた力強いターンを次節以降も披露してファンの期待に応える。 |