【優勝】本多宏和(4492・愛知)4日間シリーズ(得点率制)の「東京健康ランド・まねきの湯カップ」は、11/21(月)にファイナルの優勝戦が行われた。当日は北寄りの「向かい風」が若干強く吹いたものの、順目の「下げ潮」基調ということで、終日良好なコンディションに恵まれた。 また、初日の選抜組からベスト6に進出したのは岡祐臣(6枠)ただ一人。その一方で、戦前から大きな期待が懸かっていた高橋勲・若林将・山田哲也の“地元A1トリオ”は全員が予選敗退。その結果、オール遠征勢によるラストバトルとなった。 レースの方は、中外枠(3枠~6枠)の4者が「コンマ20」台という平凡な踏み込みだったのに対し、1号艇の本多宏和はダッシュを乗せた「コンマ13」のトップSを決めた。さらにスリット後も伸びたことで、1Mは余裕の先マイ態勢。完璧なレース運びだった本多が“一人旅”に持ち込み、早々とVが確定した。 対して、捲り差しを狙った佐藤博亮(3枠)は入り切れず、ターンマークを漏らさずキッチリ回った松田憲幸(2枠)が差し順走。2Mも無難に回して、そのまま2着に入線した。 そして、2周1Mで佐藤と長谷川充(4枠)競り気味になったところを、ズバッと差し込んだ杉田篤光(5枠)が3番手に浮上。最終2Mでターンが膨れてしまい、ゴール前は長谷川に肉薄されたが、写真判定の結果、杉田が辛うじて3着を守った。 さて、圧巻の“逃げ完勝劇”で締め括った本多は、2014年5月(東京中日スポーツ杯)以来、当地は2回目のV。機歴的には中堅近辺の「10号機」とのタッグだったが、「前期の終わりぐらいから、ペラと自分の体感が合い出してきた」ことで、今節も早い段階で調整のゾーンを掴み取っていた。その結果、最大限のパワーを引き出し、最後も「出足」「行き足」は完璧な状態に仕上がっていた。 前期は不振に喘ぎ、来期(1月1日以降)はA2級に陥落してしまうが、これで今年のV回数を「4」に伸ばした本多。この後は、桐生・戸田と引き続き関東地区を転戦し、走り収めとなる年末の常滑まで、今年は残り3節。自信を取り戻した今なら、更にVを積み重ねて行く可能性も十分だ! |