【優勝】江本真治(3711・山口)「BP習志野・開設7周年記念」の優勝戦は、1号艇で人気を集めた江本真治が江戸川初優出にして初優勝を飾った。5mの向かい風が吹く中で争われたレースは、インの江本が「コンマ11」のトップスタートを決めて、捲らせず差させずの完勝。2着には差し続いた吉田一郎、3着には2Mで石倉洋行・野末智一・田中定雄の3艇を差した地元の奥平拓也が入線した。
今節は主力どころにアクシデントが続出し、サバイバルレースの様相を呈していたが、優勝戦は江本→吉田で決着し、最終的には“初日選抜組のワンツー”という実力者が貫禄を示す形で幕を閉じた。
さて、これが通算「5度目」の優勝となった江本。今シリーズは江戸川の看板機である「10号機」とのタッグで、初日からハイパワーを披露。前日の段階で「スタートには自信がない…」と話していたが、その課題だったスタートもバッチリ決めたのであれば、外枠勢には出番なしだった。
正直なところ、減量効果でA1級に定着しつつある江本の実力を考えると、ここまでの優勝が5回というのは少ない印象も受ける。しかし、今節が全く危なげない完勝だっただけに、これが今後の“起爆剤”となる可能性も十分。次節以降の走りからも目が離せないところだ。 |