【優勝】藤岡 俊介(4278・兵庫)「第14回スカパー!・JLC杯」の優勝戦が3月15日(火)に行われ、1号艇で人気を集めた藤岡俊介がインから逃げ切って当地初優勝、通算では昨年暮れの地元・尼崎に続いて9度目のVとなった。 北からの「向かい風(6m/s)」+「下げ潮(-20cm)」という条件で争われたファイナル。レースはインから「コンマ18」のスタートを決めた藤岡に対し、カドの吉村誠が「コンマ16」のトップスタート。2・3コースの中辻崇人と森脇徹がともに「コンマ26」のスタートで“中ヘコミ”の形となったが、藤岡が吉村の攻めを堪えて先マイ。そのまま他の追随を許さず先頭でゴールした。 2番手には、捲り差した吉村&5コースから続いた杉田篤光を制した6号艇の三品隆浩が上がったが、道中猛追した杉田が3周1Mで三品を逆転して2着を確保。三品は一旦失速したものの、何とか粘り込んで3着に入線。 不利な外枠が嫌われて人気を落としていた杉田&三品の両者が2・3着に絡んだことで、3連単は万舟券での決着となった。 さて、優勝した藤岡だが、準優の前に出走した5日目の6R(一般戦)では、まさかの転覆というアクシデントに見舞われた。それでも、その後の準優&優勝戦をインからしっかり逃げて結果を出した。これが当地3度目の優出にして、嬉しい江戸川初優勝となった。 決して抜群という舟足ではなかった藤岡だが、予選道中の勝負どころでは持ち前の“速攻力”を発揮して、きっちりとポイントを加算。予選ラストでは集団Fを回避するなど冷静さも光っていた。最後の優勝戦も、インには不利な中ヘコミの形になりながら、外の攻めに動じずきっちり1Mを回った。 今期(昨年11月以降)はこれが3度目の優出で3優勝と、優出すればV率は100%の勝負強さ。SGクラスとも遜色のないスタート力を武器に、今後の更なる飛躍に期待したいところだ。 |