【優勝】定松 勇樹(5121・佐賀)12月12日(火)「にっぽん未来プロジェクト競走in江戸川」(5日間開催・得点率制)の優勝戦が行われた。
佐賀のトップルーキーが早くも江戸川2度目の頂に昇りつめた。 当地9月の「ルーキーシリーズ」を制覇した定松勇樹が再び優勝戦の1号艇に座った今シリーズ。モーター抽選から引きの強さを発揮して江戸川の上位機「46号」を獲得した。前検日から手応え感じていた定松は予選6走で4勝をマークして随所にエンジンパワーを見せ付けた。特に予選ラストランの大外戦、1号艇の三嶌相手に見せた1周1M強襲から2Mの差し返しは定松の技術と46号機のパワーで見どころ満載のレース。結果逆転でファイナルのポールポジションを掴んだ。 優勝戦の展示では佐賀支部の先輩・古賀がスリットオーバーも行き足の力感見せる気概。周回では今節気配的に一歩劣っていた麻生の足に改善見られる走りだった。カドの篠原も今節初のチルト2度セッティングで全体的に定松を簡単には逃がさない雰囲気漂った。 水面状況悪化により本番は2周戦でのレーススタート。フタを開けてみれば比較的遅いスタート中、定松がコンマ19のタイミングでトップスタート。となれば定松はアッサリと1Mを先制。全く付け入る隙を与えないハイスピード旋回で一気に逃げ態勢を固めた。差しハンドルで順走の態勢に入った古賀。 そして割差しから1周目バックで内コースに舟を入れて2Mブイの近くを回った麻生。クルッと舟向き押しも良く同期の古賀に迫った。だが2周1Mで麻生を差し返し次位を安泰にした古賀。後ろで少しもたついた麻生に澤田が迫りゴール前まで両者の接戦。僅かな差で麻生に軍配が上がり、3連単1-2-6(23.8倍・8番人気)で定松の江戸川連続優勝で幕を閉じた。
当地2度目のVを手にした定松はこれでデビュー通算7度目の優勝。これまで獲ったタイトルは全て「ルーキーシリーズ」の名が付くモノ。中堅以上も参戦する節での初タイトルとなった。そしてこのVにより今年の優勝数も6つ目となり来年SGクラシックの権利も大きく引き寄せた。前節の宮之原に続き2節連続で勢いある若手A1級がクラシックを射程圏内に収める走りで江戸川のボルテージを上げてくれた。この難水面でも圧巻の捌きが出来てしまう高いポテンシャルを持つ定松がSGの舞台で活躍することに期待したい。 |