【優勝】濱野谷憲吾(3590・東京)オール地元支部の選手によって争われた大江戸賞。連日猛暑&強風の中で熱戦が繰り広げられたが、激闘の幕を下ろしたのは“大江戸賞男”の濱野谷憲吾だった。 追い風7メートル、安定板が装着された中での優勝戦。まずは、1・2枠の山田竜一と濱野谷憲吾がともに「0台」の絶妙なスタートを決める。逃げた山田に対して、1M・2Mと濱野谷が鋭い旋回で迫る形でレースが展開された。それでもパワーに勝る山田竜が濱野谷を振り切り、1周1Mで柳田英明が転覆する事故もあったため、山田竜の優勝・・・と思われた。 しかし、2周1Mで山田竜がまさかの航法指示違反(事故艇の内側航走の指示灯が点灯していたが、誤って外側を航走)により、無情にも失格のコール。その結果、濱野谷が繰り上がる形で先頭に立ち、後続の内山文典と牧宏次が2・3着に入線した。 濱野谷は、これが通算62回目の優勝。江戸川では12回目、過去35回を数える大江戸賞で「6度目」の制覇となった。優勝自体が昨年の2月以来でかなり久々となってしまったが、今シリーズは随所に“東都のエース”としての存在感を見せ、終わってみれば全レースで舟券に貢献する力強い走りで地元ファンを魅了した。 最後はスッキリとした勝ち方ではなかったが、勝ち切れなかった近況を思えば、結果が出たことは何よりの良薬。次節は丸亀での「SGモーターボート記念」、そして10月には当地「G2江戸川634杯・モーターボート大賞」で再登場する。リズム上昇で挑む大舞台での走りが楽しみだ!。 |