【優勝】麻生 慎介(4292・広島)2準優制・5日間のロングシリーズ「自転車のまち稲城杯・第48回サンケイスポーツ杯」は、強風と高波浪の影響で初日の開催が中止・順延となり、4月25日(木)が最終日となり優勝戦が行われた。長い予選道中をオール3連対の活躍で勝ち抜いた麻生が優勝戦1枠へ座った。相棒の53号機はシリーズ序盤から出足・行き足に力強さがあったが4日目からは伸び足も付いて申し分ない仕上がりであった。準優を巧みな走りを見せ逆転首位で突破した長田が2枠。3枠は長田に逆転許すもインから粘り自身初優勝を睨む若林。そこから外枠は山崎→桑原→奥平の順。優勝戦メンバーの内4人が東京支部と地元勢が意地を見せた。 最終日は4Rから安定板を装着しての競走であったが、水面状況が回復した12Rは安定板を外して執り行われた。 展示航走では4枠の山崎の中間速に好気配があり、カド受けに立つ若林がレースのカギとなると目された。穏やかな水面状況の中で優勝戦は始まる。スリット隊形はスロー勢がゼロ台と踏み込んだスタート。ダッシュ勢はスロー勢に対しては若干後手に回った。スタート後はダッシュ3艇も伸びてきての1Mの攻防。インから麻生が先マイ、長田は差す形に。若林・桑原は外を回り、山崎・奥平が内を突いて攻め上がる。バックストレッチは先マイ決めた麻生が単独トップへ躍り出た。差した長田は麻生を追走し2番手。後ろは握った若林、内を突き伸びてきた山崎で推移。麻生が2Mも先制し、当地初Vが確定的になった。次位は長田が確保し、焦点は若林と山崎の3争いへ。競り合いは3周目までもつれ込んだが3周1Mで山崎が若林の猛追を捌き連下争いを制した。結果は1-2-4(7.1倍・1番人気)の本命決着でシリーズは終了した。 見事な「逃げ」を披露して、当地初Vを掴んだ麻生。今回で当地通算9回目の優出にして嬉しい栄光。優勝戦での勝利を含んで今節は10戦7勝とまさに無双の活躍。この勢いのままに次節宮島「第53回サンケイスポーツ若葉賞」での更なる活躍を楽しみにしたい。 |