【優勝】永田秀二(4430・東京)10月19日(月)に行われた「BOAT Boyカップ」の優勝戦は、地元の永田秀二が3コースから鮮やかに捲り切って快勝した。先制したのは、インで人気を集めていた宮地元輝で、コンマ10のトップSから1M先マイに成功。そのまま逃げ切ろうとしたところを、永田が目の醒めるような「握りマイ」で宮地を下した。
2着は宮地が残したが、激しかったのは3着争い。1Mで最内を差した6号艇の下河雅史が道中も粘っていたが、3周のバックで5号艇の若林将が捕らえてついに逆転。最後まで縺れたこの3着争いは見応え十分だった。
一方、1周1Mで差し遅れた4号艇の秋山直之は、持ち前のコーナースピードを駆使して3着争いに渋太く加わったが、機力不足は否めず5着。また、抜群の出足を誇っていた2号艇の加藤雅之は、最初の仕掛け処で包まれてしまい万事休す。
さて、イン宮地との同期(100期)対決に勝った永田だが、昨年2月の多摩川以来の優勝で、これが自身にとって「2度目」の美酒。低調機が比較的多く出されていた今節の中では抽選運にも恵まれて、前節に同じ東京支部の吉田宗弘が優勝した「60号機」を首尾良くゲット。前検日から足は仕上がっていた。
江戸川は初めて1着を取って「水神祭」を飾った想い入れの深い地元水面だが、4度目の優出で見事にVゴールを果たした。宣言どおりの「捲り」で、文句の付けようがない快勝劇だった。
残念だったのは宮地で、優出インタビューから永田を最大のライバル視しており、その「捲り」を十分警戒していたはずだったが…。
なお、永田は当地で11月14日(土)から開催される「第16回日本財団会長杯」にも斡旋が入っており、時を置かずにまたその雄姿を江戸川ファンの前に見せてくれる。当然“連覇”を狙っての参戦となるだけに、再びの活躍を大いに期待しよう! |