【優勝】伊藤 誠二(3713・愛知)台風8号の通過、その後の猛暑と連日目まぐるしく気候が変化した「江戸川メルマガ会員ご招待カップ」。最終日は朝から追い風が強く吹き、全レースで安定板が装着というコンディション。優勝戦も「6m/s」の追い風が吹く中での一戦となった。
レースは、インから「コンマ11」でスタートラインを切った伊藤誠二以外は、5人全員が際どいタイミングでスリットを通過。まずは3コースから笠原亮が思い切った捲りを放ちバック先頭に躍り出たが、まさかの勇み足(+01)。4号艇の伊藤将吉も同じくスリットオーバー(+03)となってしまい、この2艇が無念の戦線離脱となった…。
結果、インから残した伊藤誠と2コースから差した守田俊介でバック並走。守田がインサイド有利に2Mを先取りするも、パワーに勝る伊藤誠が、守田とともに差を詰めてきた杉田篤光(6号艇)の2艇を先に回してから、落ち着いて差して先頭へ。
守田は2周1Mで内に切り返して反撃を試みるが、伊藤誠がその奇襲も難なく捌き、そのまま1着でゴール。江戸川では5回目、通算では「50回目」というメモリアルVとなった。2着には守田が入り、“74期コンビ”によるワン・ツーフィニッシュ。3着には杉田が入線した。
3場所前(常滑)&前々節(蒲郡)と、近況は優勝戦の1号艇を生かせず、ともに準V…と悔しい結果が続いていた伊藤誠。3度目の正直へ強い覚悟で挑んだ優勝戦だったが、今回も1MではF艇に叩かれる厳しい展開ながら、道中の冷静な運びが光り見事リベンジに成功。重圧から解放されたレース後のウイニングパレードでは、清々しい笑顔を見せていた。
実際のところ、ここ4節で3回の優勝戦1枠というのは、地力の高さに加えて近況の充実ぶりの証拠。この優勝で、その勢いは更に加速しそうなだけに、今年下半期の活躍も大いに楽しみだ。 |