【優勝】寺本重宣(4086・神奈川)2013年のボートレース江戸川を締めくくる「第36回京葉賞」の優勝戦は12月29日に行なわれ、2号艇の寺本重宣が差し切り、江戸川では2回目、通算では5回目の優勝を飾った。
レースは、コンマ09のトップスタートを決めた3号艇の飯山泰が捲りに出たがターンは大きく流れ、1号艇の大池佑来がインから先マイ。しかし旋回でボートが浮く形となり、2号艇の寺本が難なく差し切りバックでは独走態勢。大池は2番手に残したが、2Mでも大きく失速してしまい万事休す。一方で、2Mをしっかり回った5号艇の柴田光が2番手に浮上し、そのまま2着。また、節イチパワーを誇った4号艇の滝沢芳行が、6号艇の中里昌志を逆転して3着に入線した。
予選3日目まで得点率トップにいた若林将が事故でまさかの予選落ち。準優1号艇に座った飯山泰と滝沢芳行もセミファイナルでは勝ち切れず…と予想外の結果が続いた今シリーズだったが、最後の大一番も人気を集めた大池がまさかの6着となり、3連単は万舟券決着。優勝戦も波乱の結末となった。
さて、前節の常滑に続く優勝となった寺本。今回は(ペラグループの後輩にあたる)大池が1枠ということで「後輩には負けたくない!」と、前日からかなりの気合いを見せていたが、まさに先輩としての貫禄を見せ付けた形となった。エンジンの仕上がり具合で成績に波があることも多いが、旋回の鋭さには元々定評あった選手。今回のように好モーターを引ければ、きっちり結果を出せることを実証した。A1級に定着して久しいが、2014年は更なる活躍に期待してもよさそうだ。 |