【優勝】古賀繁輝(4294・佐賀)「第14回日本写真判定社長杯」は、順延が一日あり9月27日(土)に優勝戦が行われた。この日は強めの北風が吹き、10Rからは安定板が装着される水面状況。レースの方も、序盤から万券連発の荒れムードが漂うの中でファイナルを迎えることに…。
その優勝戦だが、全体的に平凡なスタートの中で、唯一、3号艇の長岡茂一が「コンマ11」のスタートを決めて内を絞ろうとしたが、1号艇で圧倒的な人気を集めた古賀繁輝がギリギリ持たせて先マイ態勢へ。しかし、旋回の途中でキャビテーションを起こし、長岡を含め、熊谷直樹(2号艇)と山本修一(5号艇)が影響を受けしまう形となった。
その後、古賀が何とか持ち直して先行態勢を作り、差した平石和男(4号艇)と君島秀三(6号艇)が追走。1Mで不利を受けた山本の転覆もあったため、そのままの順でゴールした。
これが江戸川では初、通算では「26度目」の優勝を飾った古賀。 「安定板が着くと出足が落ちる…」と前日に話していたが、その安定板が装着されたことで、優勝戦は調整に若干のズレが生じていたのかも。結果、スッキリしない勝ち方だっただけに、レース後のウイニングパレードでも、いつもの弾けるような笑顔は見られなかった。
それでも、その古賀が抜群の伸びに仕上げてシリーズを盛り上げたのは、誰もが異論のないところ。伸びに特化させた“江戸川スタイル”の調整は手の内に入れただけに、次回以降の参戦も大いに楽しみだ。
一方、優勝戦は展開不利に泣いた熊谷直樹と長岡茂一だが、地元のA1として予選道中はさすがの存在感を見せた。このあとは両者ともF休みに入るが、休み明けも変わらず各地で大暴れしてくれるだろう。 |