【優勝】今坂勝広(3749・静岡)「第37回報知新聞社杯」の優勝戦は、初日の選抜戦からただ一人優勝戦に駒を進めた今坂勝広がインからトップスタート(コンマ12)を決め、3コースから攻めていった高橋勲の捲りを封じ切って堂々と逃げた。 高橋は張られた分1Mで流れ、小さく差した2号艇の岡部貴司がバック最内を突いて2着をキープ。高橋も3着には入線し、3連単は大本命での決着となった。一方のダッシュ勢3人は動くことができず、最後まで見せ場は作れず仕舞いだった。 さて、今坂はこれで今年「6回目」の優勝。これまでの5回のVは全てインから勝っており。優勝戦でインを占めた時の強さは無類。また、今節コンビを組んでいた「71号機」は、勝率こそ低いものの、伸びを中心に仕上がりはトップクラス。そのパワーはピットでも評判だった。 予選道中ではスタートミスもあったが、最後はしっかりスタートも決めての快勝。「1Mは自分が一番先に回る!」と宣言していたが、それを有言実行。通算「55回目」のVで、江戸川では「6回目」の美酒。地元勢に匹敵するぐらい多い優勝回数とともに、改めて当地水面での強さを見せつけた。そして、この優勝で、来春の「SG総理大臣杯」出場への権利をグッと近づけた。 |