【優勝】前田将太(4504・福岡)9月7日(月)に行われた「江戸川メルマガ会員ご招待カップ」の最終日。前日の時点では南寄りの「追い風」が少し強まる予報も出ていたが、最大でも4m/s程度と強くは吹かず、終日良好な水面コンディションだった。 そして、注目の優勝戦は、断トツの1番人気に支持された前田将太(1号艇)が、インから「コンマ08」と絶好の踏み込み。ただ、2・3コースの横澤剛治と佐々木和伸が立ち遅れ気味だったのに対し、4号艇の是澤孝宏がトップスタート(コンマ06)を決めて、イン艇には厳しい“中へこみ”の形になった。 それでも、前田は(不利な隊形に動じることなく)冷静なターンを繰り出し、直線で後続艇をあっという間に千切って早々に態勢は決した。「(優勝から)長い間遠ざかっているし、何としても優勝したい!」とVを渇望していた前田。その熱い決意が実を結び、昨年5月の福岡以来、通算「11回目」の優勝を決めた。 一方の後続争いだが、カドから仕掛けた是澤が差しに変化したことで、鶴本崇文(5号艇)&寺本昇平(6号艇)の外枠勢には出番が回らず…。1周2Mで内を突いて出た佐々木を冷静に捌いた横澤が優位に立つと、続く2周1Mも、ツケマイで攻めた是澤をガッチリ受け止めて2着を確保。その結果、2連単・3連単ともに1番人気の堅い決着となった。 さて、江戸川は2年ぶりというブランクを微塵も感じさせぬ走りで優勝を飾った前田。参戦前は「不安だった」そうだが、「波がある直線の乗り方を、兄ちゃん(健太郎=96期)と内堀(学=同期)に聞いてきた」ことが大きかったようで、荒水面となった2・3日目も抜群の乗りっぷりを披露。優勝戦前日のインタビューでは「(江戸川が)好印象になりました!」と達成感に満ち溢れる表情で語っていたのが印象的で、難水面を完璧に攻略した。 |