【優勝】宮之原 輝紀(4939・東京)12月5日(火)「新小岩ホルモン平田杯」(6日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。
まさしく勢い止まらない男が更に加速する様な圧巻のイン逃走劇だった。 優勝戦のポールポジションの座を射止めたのは地元・宮之原輝紀。予選を3勝・オール2連対でトップ通過果たすと準優勝戦でもコンマ07のトップスタートから逃走。ファイナルでも準優勝戦のデジャブかと思えるイン速攻を披露した。 展示で光っていたのは杉山裕也(2号艇)でスリットの気配は抜けていた。それもレース前の特訓には優勝戦メンバーで杉山ただ一人現れなかっただけにかなり不気味な存在。宮之原は展示のみで言えばやや後手と言った雰囲気はあったがフタを開けてみればと言った本番レースだった。 優勝戦のスタートタイミングは軒並みコンマ20台~30台の中、宮之原はコンマ15のトップスタートを繰り出した。スタートから気迫の違いを見せつけた宮之原が圧巻の先マイ。展示では気配上回っていた杉山も差しに構えたが、回り足仕上がっている宮之原のスピードターンの前では何も出来ず。バックストレッチでは2艇身以上離し、そのまま差は広がる一方だった。 差して続いた杉山が1周2Mで原田篤志(3号艇)を牽制しながら回り、次位を確保。結局1-2-3の超人気決着となり、江戸川では滅多に見られない3連単で5倍丁度という配当が付いた。
今節9走で5勝・オール2連対と圧巻の一節間となった宮之原はこれで10月の宮島から4節連続優勝。デビュー初優勝を飾った水面で通算15回目、今年は6つ目のV、当地ではそのデビュー初V以来の2度目となるVを掴んだ。この今年6つ目のVで来年3月のSG「ボートレースクラシック」出場へ大きく前進した。現状、今年の斡旋予定は残すところ1節で12月10日から福岡での一般戦。ここでも勢い止まらない優勝に期待がかかる。 そして年明けにはお正月レースで再び江戸川に参戦予定となっていて、地元で新年の走り始めとなる。その節のあとすぐに続く記念戦線でもう一段階上を目指す宮之原。東京支部の若大将は2024年も更なる飛躍を誓って躍動し続けてくれるだろう。 |