【優勝】岡村 仁(4311・大阪)連日熱戦が繰り広げられた「GI大江戸大賞・開設58周年記念」は7月9日に優勝戦が行なわれ、2004年11月デビューの岡村仁が“記念初優出で初優勝”という快挙で今節の幕が下ろされた。 レースは圧倒的な人気を集めた瓜生正義がインから「コンマ01」の際どいスタートを踏み込んだが、強烈な伸び型に仕上げた5コースの三井所尊春が一気に内を絞る展開から1M先取り。さらに、その三井所の懐へ(一旦は三井所に叩かれた)岡村が鋭いターンで迫り、2Mを先取るという“超大技”をここ一番で繰り出し1着ゴール。2着は三井所、3着には瓜生を2周1Mで逆転した杉山正樹が入線し、3連単は4万円台の超大穴決着となった。 レース後は湯川浩司や西村拓也ら同支部の選手に担がれて「水神祭」の手荒い祝福。「今節は何もかもがツイていた」と話した岡村だが、きっちりモーターを仕上げて、最後も自力で勝ち取っての優勝だけにその価値は高い。これで来春「総理杯」の権利を手にするとともに、今後の活躍次第ではその前にSG初出場の可能性も。「まだ自分に足りない所があるし、しっかり準備をして臨みたい」と更に上の舞台に向けて気を引き締めた。 |