【優勝】三角哲男(3256・東京)5月5日(金)「ゴールデンカップ」(6日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。
優勝戦の1枠には予選を5戦4勝・全2連対で首位通過果たした三角哲男が構えた。 新モーターの1節目となり、機力は未知数の中での幕開けとなった「ゴールデンカップ」だが、三角の駆った40号機はしっかりパワーが出た当たりのエンジンだった。直線を中心に力があり、出足の方も上のクラスはいるものの悪くない。全体に良い雰囲気があり、当地で乗れる三角には十分すぎる機力があった。 スタートを決めるのが難しい風・水面状況の場面は多々あったが三角は予選の1走目からコンマ0台のスタートを4連発放ち、状況に左右されない完璧なスタート勘を誇示した。 得点率3位の位置に付けて臨んだ予選最終日は捲りと逃げで連勝し、小林と大池を巻いて逆転予選首位通過を果たした。
V戦のポールポジション目指して挑んだ優勝戦はコンマ12・トップタイのスタート。ここでも完璧なスタートを決めて1Mを先マイし、あっという間に後続艇を3艇身を程突き放した。 その再現と言わんばかりとなった優勝戦もコンマ08のトップスタート。準優勝の時よりも強い追い風が吹く中、むしろ優勝戦の方が完全無欠のスタート決めた。準優勝戦が終了した時点で三角と大池が6戦5勝・2着が1本で準パーフェクトVが懸かった2人が内枠に並んだ一戦だった。しかし大池はもちろん他の外枠艇にも付け入る隙が一切ない、三角の走りだった。後ろは節進むにつれ、アシの軽快さが増してきた馬場剛が最内差しでスルスル駆け上がり、2Mで次位を確保。大池が3着に続き結果は1-4-2(14.3倍)で決着。
三角は2015年以来の江戸川での久しぶりの優勝となった。ここの所は江戸川で結果を出せてないと悩んだが、今節は一切そんな不調を感じさせない動き。通算91回目、江戸川は8度目のV、そして今年の初優勝となった。何発も決まっていた0台スタートとアシの良さを引き出した三角の調整手腕、そしてハンドル捌きで今後も活躍見れそうだ。次節は5月11日から蒲郡でG3「ML第1戦 トランスワードトロフィー2023」に出走予定。ここでもキレあるスタートから白星を積み重ねて行く。 |