【優勝】佐口 達也(3790・群馬)12月20日(水)「3支部ガチ対決シリーズin江戸川」(5日間開催・得点率制)の優勝戦が行われた。
江戸川でおよそ2年10ヵ月ぶりに行われた東京・群馬・三重の3支部による「ガチ」の対決。予選道中は群馬支部勢の躍進が目覚ましい一節間であったが、そんなシリーズを象徴する様に最後決めてくれたのは佐口達也。 今節引いたエンジンは複勝率40%台後半の近況好調機・14号。その相棒と共に予選6走で3勝、着外は予選最終日の前半戦6枠からの4着のみで安定した波捌きを披露し続けた。バランス取れた舟足の中で目立っていたストロングポイントは、ターン出口の押し具合。まさに優勝戦ではその特長が十分に活きたと言っていい、1Mの旋回だった。 まず展示の気配で目立っていたのは前節V機&前節Vボートの優勝セットでハイパワー46号機を駆る渡辺豊。そして5枠の三重支部・中山が直線・周回ともにかなり目立つ存在だった。佐口は相対的に見れば気配劣る…そんな展示航走だったが、本番始まってみれば圧巻だった。 佐口はただ一人、コンマ0台でタイミング09のトップスタートを放つと1M先制。ストロングポイントであるターン出口の押しでそのままアッサリとバックストレッチへ一人旅。誰一人として寄せ付けない完璧なイン速攻を見せて優勝への独走態勢を築いた。 佐口に順走したのは機気配では劣りながらもさすがの腕と当地相性でファイナルまで昇りつめて来た三角。1Mのツケマイから2Mでの見事な切り込みで捌き次位を確保した。3着には2周1Mで松井に詰められながらも包んで躱した渡辺豊。1周2Mで展示気配抜群だった中山に転覆のアクシデントがあり勝負は早々と決した。波乱も予想された優勝戦だったが結果1-3-2(24.3倍・4番人気)の順当決着に落ち着き、3支部によるガチ対決は群馬支部に軍配が上がった。
支部代表としての看板を背負うプレッシャー跳ね除けて群馬支部を優勝まで押し上げた佐口は自身としても優勝自体が2010年以来、江戸川では2004年3月以来で約20年振りの優勝。 救助艇に乗って現われた優勝パレードでは敬礼ポーズと全身を使って大きく手を振り、祝福してくれるお客さんへ感謝を示した。久々の優勝の喜びを全身で表現する佐口の姿に見てる側も嬉しい気持ちになる、そんな優勝パレードだった。 佐口は次節、12月25日から始まる蒲郡での一般戦で今年の走り収めとなる。この流れに乗って明るく一年を締め括って欲しい。 |