【優勝】石渡鉄兵(3716・東京)8月20日(火)「第46回大江戸賞」(6日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。 今年はオール東京支部で開催されたお盆名物の同シリーズ。前節に続いて当地連続参戦となった江戸川総大将・石渡鉄が今節はシリーズリーダーとして予選突破。セミファイナルの1号艇も堂々の押し切りから勝利し、再びのファイナル進出を決めて期待通りの快走。 インに構える石渡鉄の隣から渡邉雄→福来→前沢→久永→中野の並びで優勝戦に乗艇。最終日は全レースで安定板装着、5Rからは周回短縮の2周戦となったが水面状況が回復した優勝戦は通常の3周に戻して行われた。 さすがの調整力で直線系に仕上げて来る渡邉雄、石渡と並び江戸川番長の称号持つ福来・久永、約1年半ぶりの当地で他メンバーに比べると水面ブランクありで繰り上げ(渡辺豊が準優不良の為)ながらもラストまで駒を進める流石の腕魅せた中野。 そんな中で特訓から気配目立ったのは前沢。前操の金田智も優出した61号機は伸び備えながらターン回りもしっかりした足色。今節の前沢もその特長を十分に引き継いで機のパワー十分発揮。 ただターン系良機・26号の特長活かしながら、枠番に応じる確かな調整力を予選道中見せて来た石渡鉄も負けない気配。優勝戦にもバッチリと調整当てて絶好枠から勝つ為の足に仕上げて来た。 強い追い風(約7m)・追い潮(流速約50cm)の中、ゴングが鳴った優勝戦本番はコンマ05のトップタイミングスタート。準優でも全艇0台Sの中ではあるがコンマ03行っている石渡鉄が最後の最後でも気迫の仕掛け。 1周1Mで付け入る隙のない先マイ決めると一気にバックストレッチへ躍り出た。さっそく優勝への一人旅へ独走態勢に入った石渡鉄に続いたのは二番差しを入れた前沢。回ってからの押しはやはり良質で差した渡邉雄の懐をスルスル。 1周2Mは渡邉雄を先に回してから悠々と差し返しアッサリと次位確保。3着を走る渡邉雄に追いすがる中野・久永が2周1Mで内からアタック仕掛けるも落ち着いて捌き3着を確保した渡邉雄。 そのまま着順は固まり結果1-4-2(15.2倍・6番人気)で終幕。オール地元勢による熱いお盆決戦は地元総大将・石渡鉄が威厳を見せる当地25度目のVで期待に応える一節となった。 6月に蒲郡で成し遂げた記念制覇以来、今年2つ目のタイトルとなり通算では86度目の優勝。前節は2号艇で優出果たすも道中敗れ連圏までも落としてしまったリベンジはここでキッチリと果たした。 そして次節は「SG第70回ボートレースメモリアル」に参戦予定の石渡鉄は江戸川推薦選手として丸亀に乗り込む。江戸川代表として直近の節、ましてやオール東京支部の一節で地元優勝を成し遂げたことで気運は高まった。 超豪華メンバー揃った記念戦でも栄冠獲った今年の石渡鉄は一味違う。自身初のSG制覇へ、得意水面から作った上昇気流に乗って最高峰の舞台でも躍動することを願いたい。 |