【優勝】遠藤エミ(4502・滋賀)「男女W優勝戦・第39回サンケイスポーツ杯」の女子ファイナルは、1号艇の遠藤エミがインから「コンマ05」のスタート決めて難なく逃げ切り、江戸川初参戦でいきなり優勝という快挙。非凡な才能を改めて見せつけた。
後続争いは、4号艇の岩崎芳美が冷静に差して2着をキープ。さらに、1Mを握って回った3号艇の香川素子が3着に入った。
一方、対抗人気に押されていた2号艇の永井聖美は、「コンマ07」の好スタートだったものの、先に仕掛けてきた香川の引き波にハマる形で大きく後退…。また、橋谷田佳織&落合直子の外枠両者は、上位勢の隊形があまりにもスンナリ決まってしまい、見せ場を作れず追走するのが一杯だった。
さて、見事に優勝した遠藤は、今年これが7回目の美酒。女子で最も好調な選手の1人で、蒲郡で行われたSG(ボートレースメモリアル)でも2勝を挙げた。並み居る男子の強豪達を相手にしても決してヒケを取らず、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いがある。
今シリーズの予選道中では、エンジン勝率の低い「12号機」が相棒でもバランス良く仕上げて、当地初とは思えないほどしっかりとしたレースを見せてくれた。
レース後に行われたウイニングパレードでは、男子優勝の後藤翔之とともにレスキュー艇に乗ってファンに手を振っていたが、その後藤とは次節の「G1ヤングダービー」での直接対決が待っている。江戸川を制した両者が、晴れの舞台でどのような戦いを繰り広げるのか見ものだ。 |