【優勝】清埜 翔子(4738・埼玉)最後の最後まで強かった!節イチ11号機・清埜翔子がファイナルも力強く押し切って、圧巻の優勝劇を披露した。「江戸川ヴィーナスシリーズ・Yes!高須クリニック杯」(6日間開催・2準優制)と銘打たれた今節は9月29日(金)に優勝戦を実施。シリーズ前から好機と目されていた11号機を引き当て、初日から縦横無尽に突っ走ったのが清埜だ。一走目の6コース戦を大まくりで快勝すると、予選を7戦5勝、オール2連対と充実の活躍ぶりで堂々の予選トップ通過。準優デーの前半戦こそ大外の遠さを克服できず3着に終わったものの、準優はインから泣く子も黙る逃げっぷりで他を圧倒。もはや当然であるかの如く、ファイナル絶好枠の席に収まった。いざ迎えた優勝戦は、安定板こそ着いてないものの、追い風5mの追い潮とよりスタートに神経を使うコンディション。その環境下で、清埜が決めたSTはコンマ03!内の4艇がゼロ台まで踏み込むスリット合戦でもあったが、それにしてもこのハートの強さには感服である。やはりエンジンパワーの違いで1マークまでにグイグイと伸び、そのまま先制。先行一気に後続を突き抜す姿は、圧巻という表現以外になかったように思う。準優勝は5日目に調整の正解を見出し、優勝戦も好気配そのままに割り差して来た細川裕子。その展開を3コースから作った浜田亜理沙が3着に入線。3連単1-4-3(12.9倍・5番人気)の本命サイドでの決着で幕引きとなった。これで清埜は、前回当地オール女子戦の優勝戦で味わった雪辱を果たした格好ともなった。道中で逆転されたあの借りを同枠から返す優勝となり、高須クリニックからの嬉しい嬉しい副賞も手中。デビュー通算2度目となった今回の優勝は、様々な意味で記憶に残るはずだ。選手として、そして一人の女性として、今後もますます輝きを増していくことだろう。本当におめでとう! さて、当地の次回開催は、あの超短期決戦!『ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント』である。清埜を圧倒的優勝へと導いた『11号機』は誰の手に渡るのか。10月の3連休には、どんなドラマが待ち受けているのか。今後も江戸川での戦いから目が離せない。 |