| 【優勝】山崎義明(3319・埼玉)3連単「17万1,600円」という超大穴も出た波乱の短期戦、「第3回ボートレース研究ファン感謝祭」のフィナーレを飾ったのは、埼玉の山崎義明だった。4日制のため予選では1枠に組まれることがなかったが、それでも2連勝式を外さない手堅い走りで着をまとめ、自力で優勝戦の1枠をゲット。外を全く寄せ付けずに、インから力強く逃げ切って、自身34度目、江戸川では通算7回目のVを達成した。 2着には、前節の優勝エンジンを手にしてパワー全開だった3号艇の進藤侑が入った。足の良さは山崎と比べてもそん色なく、1Mは冷静に差してバック最内を抜け出した。そして、ツケマイに出た5号艇の土屋太朗が、2Mで小西英輝(6号艇)を差して3着。 一方、2番人気に推されていた寺本重宜(2号艇)だったが、1Mでまさかの転覆失格。前回8月の大江戸賞では出遅れ返還、そして今回は転覆と、連続してレースができずに終わったのは残念の一言。本人が誓っていた“リベンジ”は次回に持ち越されることになった。 また、この事故に巻き込まれた4号艇の大澤大夢も万事休す。全くレースに参加できないまま敗退の憂き目に…。 さて、優勝した山崎だが、9月の地元・戸田に続いて今年は2度目の美酒。優出回数は目立つものの、勝ち切るまでには至らないことが最近は多いが、V数が多いここ江戸川は、地元に双璧するぐらい相性が抜群の水面。 デビューして初めての優出(1990年12月)が当地だったし、G1戦での初優出(1997年6月)も江戸川。節目節目で縁の深いレース場。“江戸川巧者”の一人として、今後も名前を憶えておいて損はないだろう。 |