【優勝】齊藤 仁(3978・東京)2014年のファイナルシリーズ「第37回京葉賞」は29日(月)に優勝戦が行われ、1号艇で断然の人気を集めた地元の齊藤仁がインからしっかり逃げて快勝。通算36回目(今年3V)、江戸川では3回目となる優勝を飾った。
レースは、インから齊藤が「コンマ11」のトップスタート。スリットでやや立ち遅れた2号艇の永田秀二が、3コースから仕掛けに入った中里昌志をブロックするという展開も味方して、齊藤が余裕のイン先マイ。そのまま、危なげなく周回を重ね1着ゴール。
一方の2着争いは、差した永田と2番差しの野添貴裕(4号艇)でバック並走となったが、内有利に運んだ野添が2Mで6号艇の中村尊も捌いて2着。3着には永田が入り、2連単・3連単とも人気サイドの決着となった。
前年はグランプリにも名前を連ねた齊藤だったが、2014年はグランプリのシリーズ戦にも出場が叶わず…と、成績的にはやや物足りなさが残ったが、11月の多摩川(一般戦)以降、びわこ(G2戦)での準Vを含めて4連続優出。そして、最後はこの優勝で2014年を締めくくった。
特に、今シリーズは“20%台”の平凡機を抜群の実戦足に仕上げてのVと、決してエンジンパワーに助けられての優勝ではなかっただけに、その価値は大きい。2015年は今年の分までの活躍を…と期待させる今回の圧勝劇だった。 |