| 【優勝】池永太(4364・福岡)10月30日(木)「第8回ういちの江戸川ナイスぅ~っ!カップ」(6日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。
 予選6戦4勝で首位通過、セミファイナルでもひとりコンマ0台のトップSを放ち、危なげない逃走を決めた池永が当地3V目を懸けたV戦ポールポジションへ乗艇。相棒59号は機前操と同様の特長持った仕上がりでバランス型の上位格。勝負処で力強いスタートを魅せる池永の相手は入海→松田→桑島→松井→廣瀬の順でベスト6入り。
 
 最終日は第1レースから終日の安定板装着。優勝戦の時間帯は下げ潮・流速約10cm、北東の風・風速約4m、波高はおよそ10cmの水面コンディション。比較的穏やかな状況で自ら仕掛けて行けるタイプが躍進してくる雰囲気だったが本番始まれば、まさしくその通りの1周1Mが展開された。
 
 S展後手気味だったが本番修正し、さすがのスタートを決めて来た池永。ファイナルはコンマ13の鋭発放ってイン先制態勢も、3コースからツケマイで襲い掛かったのは松田。内で耐える池永と松田でBSは肉薄し、後続艇を一気に両者が突き放すBS。1周2Mでもう一度全速マイで迫る松田から池永耐えるも1周HSは完全にラップ状態。
 
 その後ろでは1周1Mで若干ヨレ気味の差しとなったが、2Mはキッチリ掛かった旋回から優位に抜けた入海が早々と3着態勢。激しさ増す先頭争いの方がまだどちらに転ぶか分からずに2周1Mへ。ここで内から先に回った池永が僅差で前に出るも喰らい付く松田。ワンミスあればという艇間で追うも一つずつ的確に池永がブイ際支配。
 
 3周1Mを旋回後にようやくセーフティーリードが広がって盤石の先頭を確保した池永。惜しくも及ばなかった松田、後ろは1周2M後は3着圏へ後続艇に隙を与えなかった入海でゴールライン通過。結果1-3-2(9.9倍・3番人気)のオッズ一桁台となる本命サイド決着で激闘のファイナルは幕を閉じた。
 
 2019年の「G2戦」以来、およそ6年振りの当地タイトルを掴み獲った池永。通算では57回目、今年は7月の若松に次ぐ2つ目のV。前回の当地Vはコンマ03・トップSから決めたモノだが、今回も心臓の強さを見せつける鋭発。松田の圧倒的な圧力も凌いだ強く太い精神力で、今後もどっしりと安定感あるナイスぅ~っな捌きに期待。
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