【優勝】前原大道(5058・岡山)9月18日(木)「第44回東京スポーツ杯」(5日間開催・得点率制)の優勝戦が行われた。
節間通して周回短縮のなかった当節。最終日は12R頃から雨予報も出ていたが、蓋を開けてみれば太陽が顔を覗かせる雨とは無縁の天候の中、優勝戦を迎えた。
優勝戦は内から野村・前原・柳沢・杉田・平野・廣瀬の並び。野村・前原は前節「ヴィーナスシリーズ・Yes!銀座高須クリニック杯」でも優出を決めている優良エンジンとタッグ。2者とも前節の勢いをそのまま受け継いでおり、機力評価も内枠2艇が上位の評価。順当決着濃厚の中ゴングが鳴った。
1Mはインの野村がしっかりと先制。懐も締め差し・捲りを許さない王道の逃げを敢行。2枠前原も差して攻撃するが追走が精一杯。柳沢も最内を切り込み前記2者へ迫り、外もそれぞれの攻めで1Mを旋回するが、ここで無情のアナウンスが…。
なんと、先頭を走っていた1枠野村がコンマ04の勇み足。先頭艇が欠場となり次位を走っていた前原が繰り上がりでトップへ。そのまま2Mを迎えた前原は丁寧な旋回で動揺の色も見せることなく、以降先頭の座を許すことなくゴール。2着に繰り上がった柳沢も迫る5枠平野をかわし、次位をキープ。以下は平野・廣瀬・杉田とゴール線を通過し、結果は2-3-5(10.2倍・3番人気)で終幕となった。
前原は23年6月以来、自身2回目&当地初Vを達成した。今節も含めて江戸川直近3節の結果は優勝1回・準優勝2回と圧倒的な実力。来期適用勝率は最終日現在で7点を超えておりますます期待が懸かる。前原の次節は宮島での「G1 第12回ヤングダービー」。これで記念は6節目となるが、優出歴は未だない。ツキも味方に付けたこの男が勢いをそのままに結果を残して欲しい所だ。 |