【優勝】飯山泰(3940・東京)12月21日(日)「第1回江戸の祭典」(5日間開催・2準優制)の優勝戦が行われた。
安定板装着・2周戦のレースも多々あった今節。最終日もぱらぱらと雨が降るシーンがあり天候が心配されたが、優勝戦が近づくにつれ快晴に。ファイナル1枠は地元の飯山が手にした。初日「江戸川選抜」ではインからコンマ02の快Sを決め逃走に成功。そこからポイントを稼ぎ、機力の引き出しも決め、準優でもそのパワーを活かしてスンナリと絶好枠から押し切り、優勝戦も1枠に乗艇。
優勝戦は気温14度・風速4M・安定板装着のコンディションで行われ、飯山から権藤・山口・井上・是澤・清埜がベスト6として乗艇。飯山は当地10V目を目指して、それを阻止する他5名の構図が出来上がった。
特訓・展示から相変わらずの気配を醸していた飯山。当地巧者が多数集う中で安定板装着の中、強烈なスリット足を披露。だが3・4枠の山口・井上はチルト2度、その両者を抑え2枠に乗艇の権藤が展示タイムトップの6.89をマークと一筋縄では行かない雰囲気の中、優勝戦が始まった。
伸び型仕様の井上が外から全速で駆けるも3枠山口が決死の握りマイを打ち、合わされてしまう格好に。権藤もひき波にハマり後退、1Mは縺れた格好となったが、それを尻目にインから堂々と飯山が先制。最内を切り込む是澤だが、先頭には悠々と独走状態を築いた飯山が。そのまま2Mへ向かうも、既に5~6艇身前にいた飯山を捕らえることは出来ず、飯山-是澤の順に旋回。
2周目に入る頃には飯山の優勝は決定的な物になり、焦点は2着争いに。1周2Mを差し込んだ権藤が是澤に接近し2周1Mは先手を許す格好となったが、冷静な差しハンドルで捌き次位は死守。
3周目からは各艇間にも差が付き始め、そのまま飯山が先頭でゴールイン。結果は1-5-2(37.0倍・14番人気)、飯山が当地10V目&「第1回江戸の祭典」初代チャンプとなった。
優勝は23年12月と約2年ぶりとなった飯山。次節には戸田の一般戦、2月には2つのG1が控えており、ここでの優勝はリズム面でもかなり大きい。勢いをそのままに、記念でも結果を残して欲しい。 |